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安倍政権からの圧力に隷従のマスコミ界、テレビ朝日番組降板・古賀茂明氏告発を
「私憤」として処理するための情報工作 !
「官邸には、ものすごいバッシング を受けてきた」「降板」発言を古舘氏は否定 !
(第一回)
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2015/03/29より抜粋・転載)
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1)問題の本質は、テレビ放送に関する政治権力の振る舞い
3月27日のテレビ朝日番組「報道ステーション」で、古賀茂明氏と古館伊知朗氏が古賀氏の番組降板をめぐって、「バトル」を演じたことについて、さまざまな意見が提示されている。
問題の本質は、日本のマスメディアの行動、及び、マスメディアの中核である、テレビ放送に関する政治権力の振る舞いにある。
古賀茂明氏の言動について、一部で「テレビでの発言の責任と義務を理解していない」
「公共の電波を個人的な恨みの吐露に使う」などの批判が示されていないが、問題の本質をまったく理解しない的外れな批判である。
2)問題の核心は、古賀氏の主張の評価・降板の経緯・言動の一貫性だ !
問題の核心は、
1.古賀氏の主張の評価
2.古賀茂明氏の降板の経緯
3.古館氏の言動の一貫性、にある。
古賀氏は、現在の安倍政権に対して厳しい批判の発言を提示してきた。
安倍政権に対する評価が分かれるのは当然のことだ。
安倍政権の政策運営を高く評価する人もいれば、厳しく批判する者もいる。
放送法は、第4条に次の条文を置いている。
(国内放送等の放送番組の編集等)第四条 放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
3)意見は、本来は、支持・不支持、多種多様が当然 !
四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
報道番組に出演するコメンテーターが示す意見は、本来は、多種多様でなければおかしい。
安倍政権の政策運営を支持する意見を提示する者と、これを批判する発言者が登場するのが、普通の姿である。
この視点で捉えると、古賀氏の発言は、安倍政権を批判する側面が強かったのは事実である。
原発問題への対応、イスラム国による、「邦人拘束事件」に対する対応などで、古賀氏は、安倍政権の対応を厳しく批判してきた。
しかし、その主張は、非難されるべきものではない。
4)イスラム国・「邦人拘束事件」への安倍政権批判の見解報道は重要だ !
放送法第4条第4項規定が示す、「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」という条文に照らせば、古賀氏のように、安倍政権を批判する見解が、テレビ番組で提示されることは、極めて重要である。
古賀氏の主張は、偏向した、特殊なものではなく、多数の国民が抱いている正当な安倍政権の政策運営に対する評価である。
5)政権批判の主張を権力で封殺することが、重大な問題
こうした政権批判の主張を封殺することが、重大な問題なのである。
古賀氏が番組を降板することになった背景に、この事情が存在することは間違いのないことだと考えられる。
「降板」なのか「降板ではない」のかは、言い方次第で、どのようにでも説明できる。
「今後も出演の可能性がある」として、「降板ではない」と表現することはできても、それは「詭弁」の類いでしかない。
「一定の頻度で出演していた状態」を、「一定の頻度で出演させることのない状態」に変えるのだから、これを「降板」と表現するのは妥当である。
6)「降板」の背景に、「安倍政権による圧力」、「安倍政権への配慮」がある
その「降板」の背景に、「安倍政権による圧力」、および「放送会社および番組制作会社の安倍政権への配慮」があると「推察」することは順当である。恐らくそれが「真実」であると私も考える。
この点が最大の問題なのだ。
古賀氏が番組における発言で訴えたかったことの核心がこの部分にあると考えられる。
古賀氏は熟慮の上で発言を示したと考えられる。
その判断と行動は高く賞賛されるべきもので、これを「私憤」と捉えるのは適正でないと、私は判断する。そして、もうひとつ。
7)テレビ朝日・古館伊知朗氏の二枚舌疑惑・「偽善」も重大 !
重大な問題が付随して発生してしまった。古館伊知朗氏の二枚舌疑惑である。
「録音」によって重大事実が発覚する可能性がある。
「録音」は検察の巨大犯罪を白日の下に晒す「巨大な業績」の実績を有する。
弁舌巧みな古館伊知朗氏ではあるが、その古館氏の発言が表と裏でまったく違うとういう事実が発覚すれば、古館氏の発言の信頼性は根底から崩れることになる。
私はかねてより、テレビ朝日も古館氏も「偽善」を装っているだけで、本質においては、他の
偏向メディアと変わらないとの見解を示してきたが、この見解に多くの市民が同意する事態が生じるのではないかと予測する。
8)古賀氏と古館氏の会話投降映像が、削除された
前回記事に、3月27日の放送についてYouTubeに投稿された録画動画にリンクを貼ったが、投降映像が、削除されているので、番組内でのやり取りの一部を文字表記したものを以下に掲載する。
古賀:ちょっとその話をする前に。
わたし、今日が最後ということで、テレビ朝日の早河(洋)会長とか、あるいは(制作協力している)古舘プロダクションの佐藤(孝)会長のご意向でですね、わたしはこれが最後ということなんです。
これまで非常に多くの方から激励を受けまして。
で一方で、菅(義偉)官房長官をはじめですね、官邸のみなさんには、ものすごいバッシングを受けてきましたけれども、まあ、それを上回る皆さんの応援のおかげでですね、非常に楽しくやらせていただいたということで、心からお礼を申し上げたいなという風に思います。
本当にありがとうございました。
9)「官邸には、ものすごいバッシングを受けてきた」「降板」発言を古舘氏は否定 !
古舘:古賀さん、ちょっと待って下さい。ちょっと待って下さい、古賀さん、待って下さい。
いまのお話は、私としては承服できません。
古賀さんは、金曜日に、時折出て下さって、大変わたしも勉強させていただいている流れの中で、番組が、4月から様相が変わっていく中でも、古賀さんに機会があれば、企画が合うなら出ていただきたいと相変わらず思ってますし。
古賀:それは本当にありがたいことです。もし本当であれば、本当にありがたいです。
古舘:古賀さんが、これで、すべて、なにかテレビ側から降ろされるっていうことは、ちょっと古賀さんそれは、違うと思いますよ。
古賀:いや、でも、古舘さん言われましたよね。
「わたしがこういう風になるということについて、自分は何もできなかった、本当に申し訳ない」と。
古舘:もちろんそれは、この前お話したのは、楽屋で、古賀さんにいろいろ教えていただいている中で、古賀さんの思うような意向に沿って流れができてないんであるとしたら、大変申し訳ないとわたしは思っている、今でも…。しかしさっきのは、ちょっと極端過ぎる。
古賀:録音させていただきましたので、もしそういう風に言われるんだったら、全部出させていただきますけれども。
古舘:いや、こちらもそれを出させていただくってことになっちゃいます、古賀さん。
古賀:いいですよ。
古舘:だから、ちょっとじゃあそれは置いて、これは、わたしは違うと思っていますが、じゃあ、イエメンのお話、アメリカのことを聞かせていただけます
か。
―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
安倍首相の家来・NHK会長は、家来を
理事にし、放送内容を操作できる
与党出席者は、発言を1分以内にする
という「ルール」を頻繁に無視 !
(blog.goo.ne.jp/2015年3月22日より抜粋・転載)
1)NHKは、不当に山本氏の
日曜討論出演を拒絶してきた
NHK日曜討論に「生活の党と山本太郎となかまたち」共同代表の山本太郎氏が出演した。
NHKは、不当に山本氏の日曜討論出演を拒絶してきたが、これまでの番組運営との整合性が取れておらず、不正な分組運営を続けることが出来なくなったため、討論番組への山本氏出演を実行した。
しかし、この取り扱いを今後も継続するかどうかは不透明である。
出演者が多くなり、十分な討論が出来ないことを理由に、再び、出演者を絞る不正な行動に進む可能性がある。
2)数年前から「あべさまのNHK」
に成り下がっている
現在のNHKの問題は、「みなさまのNHK」という表向きの看板が偽物で、「あべさまのNHK」
に成り下がっている点にある。
NHKの最高意思決定機関は経営委員会で、安倍政権は放送法の規定に反して、経営委員会委員の人選を、「恣意的」に行なっていると見られている。
NHK経営委員会はNHK会長を選出する人事権を有しており、安倍政権は、政治権力でNHK放送を支配するためのNHK会長人事を実行していると推察される。
NHK会長は、経営員会の同意を得て、NHKの経営幹部である、理事を選出できる。
放送法、第五十二条 会長は、経営委員会が任命する。
2 前項の任命に当たつては、経営委員会は、委員九人以上の多数による議決
によらなければならない。
3 副会長及び理事は、経営委員会の同意を得て、会長が任命する。
3)安倍首相の家来・NHK会長は、家来を
理事にし、放送内容を操作できる
NHK放送の編集に責任を持つ、理事を、政権の支配下に置くとによって、NHK放送を実体として支配してしまうことができる。
昨年4月25日に編成局長から理事に就任した、井上樹彦氏の人事には、安倍政権官邸が深く関与していると見られている。
安倍政権は、番組編成担当理事を押さえることによって、NHK放送を具体的に支配していると見られるのである。
4)邦人人質殺害をめぐる安倍首相の
「不適切な言動」を生活の党が指摘 !
不正な理由を付けて、
山本氏の番組出演を阻止 !
NHKは日曜討論に山本太郎氏を出演させなければならなかったが、不正な理由を付けて、山本氏の番組出演を阻止した。
このことだけで、NHKに対する受信料支払い拒否の市民運動が急拡大してお
かしくない、そのような蛮行であった。
NHKは安倍政権の「政治とカネ」スキャンダルが次々と明らかになる局面でも、ニュースでこの問題を扱う比重を著しく引き下げて、国民にとって、およそ重大とは言えない大塚家具の内紛問題などに報道時間を大きく割いてきた。
5)「あべさまのNHK」を不適切
と気づく国民は多数
6)山本氏は、安倍首相のIOC総会での
虚偽発言を明確に指摘 !
安倍氏は、「アンダーコントロール」と述べたが、現実は、「アウトオブコントロール」である。
雨水を通じても放射能汚染水が港湾外の大洋に直接垂れ流されている。
安倍氏が虚偽発言を行ったことについて、今後、海外から厳しい批判が殺到することは、
間違いないと思われる。
7)与党出席者は、発言を1分以内にする
という「ルール」を頻繁に無視 !
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