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「安倍1強」に物申す＝政界ＯＢら有志の会「さとやま・草莽の会」を結成 ！
村山元首相、鳩山元首相、村上元参院議員会長、
矢野元公明党委員長、山崎元幹事長、鈴木宗男代表たち ！
安倍自公政権暴走の本質：日本に、ヒトラーが再び生まれる日
＝1930年代に限りなく似てきた時代位相
Ⅰ 政界ＯＢら有志の会
（www.jiji.com ：2015年3月11日より抜粋・転載）
「さとやま・草莽（そうもう）の会」を結成 ！
社民党の村山富市元首相、村上正邦元自民党参院議員会長、矢野絢也元公明党委員長ら超党派の国会議員ＯＢらが、3月11日、安倍政権への対抗勢力がいない政界の現状を憂う有志の団体「さとやま・草莽（そうもう）の会」を結成、憲政記念館で初会合を開いた。
村山氏は、安倍晋三首相が出す戦後７０年談話について「世界が注目している。
『また昔の日本に戻るのか』と誤解され、孤立する心配がある」と懸念を示した。同会は、インターネットなどを通じて随時、主張を発信する。
初会合には、自民党の山崎拓元幹事長、新党大地の鈴木宗男代表ら１０人が出席。
呼び掛け人の一人の鳩山由紀夫元首相はクリミア半島訪問のため欠席した。 （2015/03/11-14:38）
Ⅱ 村山元首相ら勉強会 「一強」憂えて…元議員が集結「さとやま・草莽の会」を発足 ！
（東京新聞 TOKYO WEB：2015年3月12日 より抜粋・転載）
村山富市元首相や村上正邦元労相ら元国会議員を含む有志が十一日、自民党の「一強多弱」の政治状況を憂える勉強会「さとやま・草莽（そうもう）の会」を発足させ、東京都内で初会合を開いた。
安倍晋三首相が今夏に出す戦後七十年談話をめぐり、「植民地支配と侵略への反省」を明記した戦後五十年の村山談話の継承を求める声が相次いだ。
初会合には村山、村上両氏のほか、山崎拓自民党元副総裁や矢野絢也元公明党委員長ら約十人が出席した。呼び掛け人には、鳩山由紀夫元首相も名を連ねている。
村山氏は七十年談話について「村山談話のどこを見直すのか。安倍首相は『侵略』という言葉や『おわび』に若干の疑義があるのではないか」と指摘した。
山崎氏は「村山談話を全面的に支持している」と強調。
村上氏は「七十年談話は、歴史認識を真正面から総括してほしい」と要望した。
Ⅲ 安倍自公政権暴走の本質：日本に、ヒトラーが再び生まれる日
＝1930年代に限りなく似てきた時代位相
（www33.ocn.ne.jpより抜粋･転載）
時代の閉塞感が強まると人々は強い指導者を求める。最近の「橋下現象」と呼ばれる大阪市長・橋下徹への圧倒的人気もその表れといえる。
だが、強い指導者とは往々にして独裁者と紙一重である。独裁者ヒトラーの台頭を許した
１９３０年代 ドイツを思うとき、現在の時代位相が当時に限りに近づきつつあることに驚く。
1930年代とはどんな時代であったか。
そのことを振り返り、あわせて最近の日本との類似性〔アナロジー）を検証してみたい。（敬称略）
ー指導者になろうと欲するものは、最高の無制限の権威を持つと同時に究極のもっとも重大な責任も担うーアドルフ・ヒトラー『わが闘争』より
◆当時、最も民主的なワイマール憲法の悲劇
ワイマールという言葉には、年輩の人にとって、一種懐かしい響きが感じられる。
敗戦に打ちひしがれた、当時の日本人にとって、同じ敗戦の憂き目にあったワイマール共和国（１９１９－３３年）の先行的経験が、身近に感じられたためかもしれない。
特に当時、最も民主的といわれた、ワイマール憲法は、日本の戦後憲法の制定に際して大きな影響を及ぼしたと考えられる。
同憲法は、基本的人権の確立、出版・言論・集会の自由、男女同権、婦人参政権の付与など今読んでも先進性は失われていない。
ならばワイマール共和国はどんな時代位相の中に誕生し、なぜ消えて行ったのか。
第一次世界大戦（１９１４～１８年）と第二次大戦（１９３９～４５年）の間を戦間期と呼ぶ。
この２０年間は、E・H・カーが自著に『危機の２０年』と名付けたように決して平和な時代ではなかった。
◆ワイマール共和国、なぜ、ヒトラーの台頭を許したのか
一見平和な日々の生活の中に、次の時代の大混乱への胚胎、あるいは助走期間といってもよい。
ロシア共産革命（１９１7年）、関東大震災（２３年）、世界大恐慌（２９年）、満州事変（３１年）、ヒトラー政権掌握（３３年）、２・２６事件（３６年）、日中戦争（３７年）。日独伊三国防共協定（３７年）、独ポーランド侵攻（３９年）と次の戦争への道へ確実に歩を進めて行ったことが分かる。
戦間期のなかで一時期、華麗な文化の花を咲かせた、ワイマール共和国とは、一体何だったのか。
なぜ、ヒトラーの台頭を許したのかを併せて時系列に追ってみる。
そのため共和国の歴史を①草創期（終戦処理から憲法制定・共和国政体の確立）②共和国の黄金時代（政権の安定期、文化の花開く）③衰退から消滅（ヒトラーへの政権移譲）の三分割すると分かりやすい。
大戦の敗色が濃厚になった、１９１８年１１月、反戦運動を主導していた、最大野党・民主社会党（中道左派=SPD）の党首エーベルトは、臨時内閣を組閣し、ドイツ陸軍参謀総長で英雄といわれたヒンデンブルグ元帥（後の共和国大統領）と接触、連合国との休戦条約を受諾し、
帝政廃止、皇帝ウイルヘルム２世の国外追放を実行した。
◆民主社会党は、連合国との休戦条約を受諾し、
帝政廃止、皇帝ウイルヘルム２世の国外追放を実行
SPD主導の休戦条約受諾は当時、陸軍伍長として従軍していたヒトラーにとって、「背後からの一刺し」として、終生SPDを許さなかった。
翌1919年１月１９日、シャイデマン政権（SPD）のもとで制憲国民議会選挙（ワイマール憲法選挙）が行われた。
比例代表制による選挙結果は、第一党のＳＰＤが得票数３７．９％、議席数１８５を獲得したが議会定数４２１の過半数に遠く及ばなかった。
このため、中道カトリック系の民主党（後のドイツ国家党）の１６５議席との連立政権を余儀なくされた。
ワイマールの悲劇はここから始まる。
比例代表選の結果、共和国１４年間を通じて少数乱立の政党時代が続き、絶対多数を占める安定的な単独政権はついぞ一度も出現しなかった。
複数政党による、中道連立政権は、ナチ（国家社会主義労働者党）などの極右と共産党などの極左の挟撃を浴び、不安定な政権運営が続いた。
各政党は、議会での過半数を目指し、連立相手探しに狂奔し、このために駆け引きや水面下の利権取引が横行した。
◆政権が、猫の目のように変わり、ヒトラー独裁政権が誕生
解散、総選挙も頻繁に行われ、政権が、猫の目のように変わった。
例えば、共和国１４年間の政権交代数は、２０数回、１３人の首相が入れ替わり登場した（再登場を含む。）
１政権として比較的長かったのは、ブリューニング内閣（１次、２次を含め７８９日間）である。
短かったのは、共和国最後の幕引き役のシュライヒャー内閣５５日間で、ヒトラー独裁政権にその座を譲り渡した。
（ハインツ・ヘーネ著・五十嵐智友訳『ヒトラー独裁への道』朝日選書より）。政治の不安定は国政の停滞を招き次第に有権者から見放されるようになった。これを見透かしたかのように台頭したのは「強い指導者像」を掲げるヒトラーであった。
しかし、そんな共和国にも政権が比較的安定した黄金時代もあった。２０年代の１０年間がそれだ。この期間は、政党間の連立組み合わせもうまく行き政権交代や解散、総選挙も少なかった。
経済的にも天井知らずハイパーインフレが終息、巨額の賠償額も返済期間の延期など負担が軽減された。（ドーズ案）米国からの投資資本が大量に流入し産業が活況したのもこの時期である。
これに伴い学術、文化、芸術が一斉に花開いた。
量子理論のマクス・プランクなどノーベル受賞クラスの物理学者が多数輩出したのはこの時代だ。（多くはヒトラー政権後に亡命）。
人文科学では哲学者のマンハイム、アドルノ、ノイマンらがいる。
芸術面では首都ベルリンはモダニズムや表現主義の中心地として世界の芸術愛好家たちを惹きつけた。
だがそれは長く続かなかった。
◆世界大恐慌は、脆弱なワイマール共和国を痛撃した ！
1929年１０月、米ウオール街に端を発した、世界大恐慌は、脆弱なワイマール共和国を木っ端微塵に痛撃した。
失業者は巷に溢れ、共和国政権は完全に機能不全に陥った。
だがヒトラーにとってそれは待ちに待った好機でもあった。
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