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違法献金疑惑多数、「西川農相辞任」 !
「農政へ影響ない」農水省、不安解消に躍起
西川農相“真っ黒”な資金報告書TPP聖域業界こぞって献金 !
13億円や7億円の補助金交付決定後西川農相、違法献金を受け取り常習的 ?
T 西川公也農相の突然の辞任 !
毎日新聞 2月23日(月)21時12分配信より抜粋・転載
西川公也農相の突然の辞任に、農林水産省には驚きが広がった。
自民党農林族のベテランで、農相就任前から環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉に関わってきた西川氏だけに、交渉への影響も懸念される。
後任には、前農相で自民党農林水産戦略調査会長を務めている林芳正氏が就任。同省は「農政への影響はほとんどない」(農水省幹部)と、不安の打ち消しに躍起になっている。
☆大臣になりたかった男 西川農相の軌跡
西川氏は自民党農林族で、農産物の自由化に反対するなど保守的な姿勢も強かったが、昨年9月の農相就任後は、農協改革を積極的に推進するなど、省内からは「改革の先頭に立ってくれた」との評価もある。
TPP交渉では、農相就任前から自民党TPP対策委員長として各国と、コメや牛・豚肉など日本が関税維持を主張する農産物重要5項目を巡る調整を進めてきた。
西川氏は、2月23日夕、首相に辞表を提出後、記者団に「(内閣の)外に出ても、関わり方はあると思う」と述べ、閣外から農政に関わっていく意欲をみせた。
ただ、辞任の記者会見は開かなかった。
TPPの交渉が大詰めを迎えており、3月中に農協改革関連法案を国会に提出するための作業を農水省は急いでいる。
「法案作成の作業は粛々と進めており、農相交代の影響はない」(同省幹部)としているが、後任の林氏は西川氏辞任の影響を最小限にすることを求められる。
林氏は、昨年9月に西川氏と交代するまでの1年8カ月、農相を務めた。
農家が農業だけでなく、加工や販売などを担う農業の「6次産業化」の重要性や、積極的に輸出などを推進する「攻める農業」を訴えてきた。
また、自民党の農林水産戦略調査会長として、TPP交渉の内容も把握しており、ある農水省幹部は「政策の継続性の観点からも全く問題ない」と、農相交代を冷静に受け止めた。
林氏は、23日夜、農水省で記者会見し「政策を着実に進めていく。これが自分に課せられた使命だ」と語り、農政に混乱が生じないよう全力を尽くす姿勢を強調した。【田口雅士】
U 西川農相“真っ黒”な資金報告書
(日刊ゲンダイ:2015年2月20日より抜粋・転載)
★砂糖業界から違法献金 ?
黒い献金が波紋を広げている。西川公也農相の政党支部が、砂糖メーカーの業界団体「精糖工業会」の運営するビル管理会社「精糖工業会館」から違法献金を受けていた問題。
砂糖は、TPP交渉で関税撤廃の例外とする「聖域5品目」のひとつ。献金を受けた当時、対策本部長だった西川農相が蜜月なのは、砂糖業界だけじゃない。
西川農相の政党支部「自民党栃木県第2選挙区支部」の政治資金収支報告書を見ると、思わず「アウト !」と叫びたくなる。
砂糖業界を中心にコメ、牛・豚肉、乳製品と、「聖域」に指定された業界からの献金がワンサと出てくるからだ。
西川農相は、精糖工業会館を含め、2011〜2013年の3年間に「聖域」関連9社から献金やパーティー券購入などで総額540万円を受け取っていた。
★『日本養豚振興政治連盟』、『日本酪農政治連盟』TPP業界から献金続出 !
「ダイワ」は、布団やコタツなど日用品の通信販売をメーンにし、コメ農家にとって必需品の玄米保冷庫の開発・販売を手掛けている。
東証1部上場の「三井製糖」は、国内最大手の砂糖メーカーで、2014年3月期の純利益は約52億円。
スプーンマークのパッケージの「上白糖」は、スーパーなどでもおなじみだろう。「牛・豚肉」「乳製品」関連の2つの政治団体は、言わずもがなだ。
「『日本養豚振興政治連盟』は、2013年に、自民党『養豚議員懇話会』の所属議員を中心に寄付を送っています。連盟幹部は『聖域』維持のため、『理解が深い議員を支える』と献金アップを明言したようです。
『日本酪農政治連盟』も、2013年に自民党議連『TPP交渉における国益を守り抜く会』などの所属議員に計約930万円寄付しました。
09年からの5年間で最高額と、こちらも関税撤廃対策に躍起になっている」(政界事情通)
★農水省の事業受託企業も寄付
5品目とは無関係だが農水省の事業を請け負う企業からもカネをもらっている。農業コンサルの「ファームコンサルティング」(東京・渋谷区)からは、12、13年に献金やパーティー券購入で計3回、総額110万円を受け取った。同社代表の石田誠一氏からも11〜13年に計4回、総額116万円を受け取っている。
ファーム社は、12、13年に農水省の補助事業の競争入札に参加。「緑と水の環境技術革命プロジェクト」と銘打たれた事業で、農業関連企業の成長促進を名目に、約52億円が拠出された。ファーム社は12年に「調査及びシステム最適化」という事業を700万円で受注し、13年にも400万円で同様の事業を受注した。
民間調査会社によると、ファーム社は従業員7人、13、14年3月期の売り上げは計1億4000万円だ。税金を使った事業が売り上げの1割近くを占め、そのうち約20%が西川に渡っていた。
本件に関しファーム社に問い合わせたが、「担当者不在」として回答を拒んだ。
西川農相が、政治資金規正法違反の疑いを持たれたのは、規正法が国の補助金を受けた会社に対し、交付決定通知から1年間、政党などへの献金を禁じているからだ。
精糖工業会館も寄付をする4カ月前に決定通知を受けた。ファーム社の件も補助金と違って法には触れないが、構図は同じだ。まさに“叩けばホコリ”。まだまだ返金額は膨らみそうだ。
V 西川農相へ砂糖業界が百万円献金 ! 13億円の補助金交付決定後
(毎日新聞 2月17日(火)7時0分配信より抜粋・転載)
<西川農相支部>砂糖業界が100万円献金…TPP交渉直前
★「精糖工業会館」は、「精糖工業会」が運営する会社 !
西川公也農相の政党支部が、2013年7月、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉に日本が初参加する直前に、砂糖メーカーの団体「精糖工業会」(東京都千代田区)の運営するビル管理会社「精糖工業会館」(同)から、100万円の献金を受けていたことが分かった。
砂糖は、TPP交渉で関税撤廃の例外とするよう日本が求める「重要5項目」の一つで、業界も保護を求めている。
献金時、西川氏は自民党TPP対策委員長で、農相就任後も一貫して交渉に関与しており、利害関係のある業界からの献金の是非が問われそうだ。
★西川農相への献金を巡る構図
精糖工業会へ13億円の補助金交付決定
また、精糖工業会は、同年3月、農林水産省の「さとうきび等安定生産体制緊急確立事業」で13億円の補助金交付が決まっていた。政治資金規正法は国の補助金の交付決定から1年間の政治献金を禁じている。
精糖工業会の会長と精糖工業会館の社長は同じで、両者の役員は重なり、事務所も同じビルのフロアにある。
政治資金制度に詳しい岩井奉信日大教授(政治学)は「両者は一体と考えるべきで、法の趣旨に照らせば抜け道的、脱法的な献金だ」と指摘している。
砂糖はコメ、麦、牛・豚肉、乳製品と並ぶ重要5項目で、精糖工業会は国内の栽培農家を含めた保護を訴えている。
日本は13年7月23日、マレーシアで行われた第18回会合からTPP交渉に初参加したが、西川氏は当時、党TPP対策委員長として現地入りしていた。
100万円は、その直前の7月17日、精糖工業会館から西川氏の政党支部「自民党栃木県第2選挙区支部」に献金された。
政治資金収支報告書によると、西川氏の政党支部への精糖工業会関連の献金は、西川氏が09年に落選した翌10年以降はなかった。
しかし、西川氏が12年12月の総選挙で国政復帰後、13年1月11日に精糖工業会館が、30万円を献金。
★精糖工業会・精糖工業会館数社が西川農相に献金、パティー券購入 !
同18日〜翌2月5日には、精糖工業会の会長会社など3社が10万〜50万円、計70万円を献金した。
精糖工業会館は、さらに7月の献金100万円のほか、同年9月30日にもパーティー券40万円分を同支部から購入している。
工業会の山本晶三専務理事は「13年からの献金は、西川さんが前の選挙で復活して、そもそも農林族だし、国際交渉や各国の制度に精通しているので即戦力だから」と説明。
その上で「工業会は任意団体で不動産を持てないので(自前のビルを管理する)精糖工業会館を作った。実体的な意味での類似性はあるが、工業会と会館は別組織。規正法上の問題がないようにきちんとしている」と話した。
西川氏の事務所は「献金は法令に従い適正に処理している。
精糖工業会館の献金とTPP交渉は全く関係ない」と文書で回答した。【杉本修作】
★精糖工業会と精糖工業会館は一心同体
工業会は大手砂糖メーカーを中心に60年以上前に創立され、現在は11社と1団体(日本製糖協会)が加盟する。
工業会館は、メーカー各社が、出資して1959年に設立。
民間信用調査会社の報告書には「工業会は任意団体で不動産の所有と営業活動に商法上制約があることから会館が便宜上設立された」と記されている。
W 西川農相、違法献金か木材加工会社、7億円の補助金交付
が決定後、西川農相へ献金実行 !
(毎日新聞 2015年02月13日 14時15分より抜粋・転載)
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