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人質事件、安倍政権、3つの“過ち”検証 !
イスラム過激派研究の第一人者・ヨルダンのアブハニヤ氏の指摘
イスラム国人質事件についてのTBS報道特集内容
(threechords.blog134.fc2.com:2015年2月8日 より抜粋・転載)
人質事件 3つの“過ち”検証 !
イスラム国人質事件:youtube動画文字起こし
ナレーション
「なぜ、人質たちの命を救うことが出来なかったのか。イスラム国の前身組織に拘束された外国人ジャーナリストの解放を仲介したというヨルダン人弁護士に話を聞いた」
ムーサ・アブドラ弁護士
「私はなんとしても命を助けたかったんです」
ナレーション
「ムーサ・アブドラ弁護士は、一昨年9月に、シリアで人質となったスペイン人ジャーナリストの解放交渉を依頼されたという」
アブドラ弁護士
「スペイン大使館の一等書記官から、人質の開放交渉を任されました。そこで、人質の経歴を調べると、彼らがジャーナリストで、しかも人道支援に熱心だったことが分かりました。だから、私はその点を積極的にアピールしたんです」
ナレーション
「そして、拘束から半年が経った去年3月、スペイン人ジャーナリスト2人は無事、開放された」
TBS・金平
「人質の開放と引き換えにスペイン政府が金を払ったというのは本当か?」
アブドラ弁護士
「知りませんね。私は知りません」
ナレーション
「交渉の具体的な中身は明らかにしなかったアブドラ弁護士。今回の日本人人質事件でも協力する意思を示したが、日本側からは何の接触もなかったという」
アブドラ弁護士「日本側から連絡がなかったことをとても残念に思います」
☆日本政府が3つの重大な過ちを犯したと指摘
ナレーション
「最悪の結末に終わった日本人人質事件。政府の対応に間違いはなかったのか?イスラム過激派研究の第一人者ヨルダンのハサン・アブハニヤ氏に話を聞いた」
ハサン・アブハニヤ氏
「事件で分かったのは、日本が中東について、何も知らないということです」
ナレーション
「イスラム過激派についての著作も多いアブハニヤ氏は、日本政府が3つの重大な過ちを犯したと指摘する」
☆日本の対応が遅く、すぐに人質の開放に向けて、
動き出さなかった事が最大の過ち !
アブハニヤ氏
「最も大きな間違いは、日本の対応が遅く、すぐに人質の開放に向けて、動き出さなかったことです」
ナレーション
「アブハニヤ氏が最初に挙げたのは、日本政府の対応のスピードだ。政府は去年8月に湯川さんが行方不明であることを把握。更に、11月には、後藤健二さんも不明となっていることを家族からの連絡で知っていた。しかし」
共産党・小池:「現地対策本部が出来た時から、対策・体制は、どうないるのかということを文書で送りました」
岸田文雄外務大臣:「基本的には、先ほど申し上げました十数名の増員は1月20日以降でありますので、1月20日以前は、本省、あるいは他の在外公館からの応援はなかった次第です」
ナレーション:「湯川さんが不明になったことを受けて、去年8月にヨルダンの日本大使館に現地対策本部を設置した日本政府。しかし、その体制はイスラム国による殺害予告があった1月20日まで強化されることはなかった。
(*ヨルダンは有志連合参加、イスラム国と敵対している国。
中立的なトルコ等と協力する方法が、人質救出方法の常識)
さらに、政府は、犯行グループの特定にも時間を要していたことが明らかになった」
民主党・辻元:「総理、やっぱりね、この1月20日にビデオでああいう形で公開される前ですね、ここが勝負だったと思うんですよ。で、やはりここで非常に大きなですね、反省をしなきゃいけない。結局、相手も特定されていなかったということが、今日明らかになったわけですが、総理、どのようにお考えですか?」
安倍晋三総理大臣:
「残念ながら、我々はこの20日以前の段階においては、ISILという特定も残念ながらできなかったわけでございますし、また、ISIL側からですね、我々政府に対する要求というものについては、我々政府に対する要求ということでは、なかったわけでございます」
☆過ち2つ目、安倍総理による中東諸国の訪問
ナレーション:「アブハニヤ氏が2つ目に挙げた過ち。それは、安倍総理による中東諸国の訪問だ」
☆過ち3つ目、イスラム国対策として、日本が2億ドルの人道支援を表明した事 !
アブハニヤ氏:
「もう一つの過ちは、イスラム国対策として、日本が2億ドルの人道支援を表明したことです」
安倍「大切なことは、実際にこの過激主義、ISILを中心とする過激主義と。ヨルダンをはじめ多くの国が戦っているんですから、彼らに対して、明確にその支援をしていく。そして、日本は人道支援をしていく。このメッセージを発していくのは当然、日本の役割だろうと、このように考えたところでございます」
☆安倍首相が、テロ対策などを掲げて、中東を訪問することは、控えたほうが賢明だ !
アブハニヤ氏:
「日本と中東諸国は、長く友好的な関係が続いてきました。日本はこの関係を今後も維持していくべきだと私は思います。テロ対策などを掲げて、中東を訪問することは、控えたほうが賢明だと思います」
☆過ちは、日本が現地対策本部をヨルダンに設置したこと
ナレーション
「そして、最後に挙げた過ち。それは日本が現地対策本部をヨルダンに設置したことだと言う」
アブハニヤ氏
「誰が決めたか知りませんが、最初から交渉のパートナーにヨルダンを選ぶべきではなかったのです」
☆人質救出方法の常識、中立的なトルコに交渉を依頼すべきだった
TBS・金平
「日本の専門家にもトルコに交渉を依頼すべきだったという意見があります」
アブハニヤ氏
「そのほうが確実だったでしょう。トルコは人質の開放に成功した実績もありますから」
ナレーション
「日本政府は、現地対策本部を置くヨルダンに実質的な交渉を委ねた。しかし、ヨルダンは、アメリカなどと共に、イスラム国への空爆に参加していて、日本も更なる敵意を買う恐れがあった。
ならば、むしろ同じくシリアと国境を接しながらも、空爆には参加せず、しかも去年9月には、イスラム国から49人の人質を開放させた実績があるトルコに協力を仰ぐべきだったと言うのだ」
記者クラブ記者:
「ヨルダンに対策本部を置いたという、この判断については、振り返りまして、どのように考えていらっしゃいますか?」
菅義偉官房長官:
「いや、全く問題なかったと思いますよ。シリア大使館が避難をして、ヨルダンに、置いているわけでありますから、当然、これはシリアの情報というのは中でヨルダンに対策本部を置くということは、自然なことじゃないでしょうか」
☆身柄交換交渉は途中までうまくいっていた
ナレーション:「一方、日本側からほぼ全面的に交渉を委ねられる形になったヨルダン政府。いったい、イスラム国側との間で、どのような交渉を進めていたのだろうか?アブハニヤ氏は、独自の情報を元に、後藤さんとリシャウィ死刑囚との身柄交換の交渉が途中まではうまくいっていたのでは、との見方を示す」
アブハニヤ氏:「取引は成立しかけていたと思います。身柄の交換に向けて、すでにリシャウィ死刑囚をトルコの国境付近に移送したという情報までありました」
ナレーション
「実際、一部のアラブ紙では、ヨルダン当局が死刑囚の釈放を決断したと報じるなど、人質の交換に向けた動きが加速しているとの情報は現地でも飛び交っていた。しかし、その後、交渉は大きな転換点を迎えた。
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