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福島で、子供に「甲状腺がん」発症が急増 !
安倍自公政権は、それを無視 !
安倍首相が世界最高の安全基準と断言の大ウソ !
原発事故避難計画不十分、最終責任者は不明 !
日本が放射能汚染にまみれても、原発マフィアは生き残る !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2015/01/03より抜粋・転載)
1)「関東地方で大規模な停電が発生、
原因は調査中」
新年を迎えた日本列島は、典型的な冬型の気圧配置となった。
シベリアから張り出した低気圧が、日本海上空を通過する際に異常に発達し、「爆弾低気圧」となった。急激な天候の変化が日本列島を襲った。
この低気圧は、強風とともに、日本海側の山沿いに5メートル超もの積雪をもたらした。
沿海部でも積雪は、50センチメートルを超えていた。
新崎原子力発電所の高台にある、非常用電源車の車庫棟の入口も、センチメートルの積雪で埋まり、大みそかの夕刻からの厳しい冷え込みで、表面が硬化していた。
「関東地方で大規模な停電が発生、原因は調査中」このテロップがNHKの「ゆく年くる年」の放送中に流れたのは、新年を迎える数分前だった。
2)福島原発大事故、あと一歩で、
東日本は、壊滅していた !
停電が起きたのは、関東地方の50万世帯・・・・・・
しかし停電を食らった世帯ではテレビのテロップを確認することもできず、
不意の停電に不吉な予感を覚えはしたが、多くの人はそのまま床についた・・・・・・。
これは、現役経産官僚である若杉冽氏による、リアル告発ノベル『東京ブラックアウト』(講談社)
http://goo.gl/G63o6Cの迫真の書き出しである。
若杉氏の第一作『原発ホワイトアウト』(講談社)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-610e.html
http://goo.gl/5zfBaX
を読まれた読者は、新作で「原発ホワイトアウト」の現実を目の当たりにすることになる。
福島の悲劇が、日本を襲った。
あと一歩のところで、東日本は、壊滅していた。
原発の精度が低く、圧力のリークがあったために、大爆発が回避されただけのことである。
3)福島原発大事故で、日本は、根底から破壊 !
しかし、この原発事故で、日本は、根底から破壊された。
いまなお、10万人を超える人々が避難生活を余儀なく迫られている。
「仮設でパチンコできるのも、東電さんのおかげです。 仮設で涙流すのも、東電さんのおかげです。 東電さんよ ありがとう」。
これは、福島県浪江町の帰還困難区域に一時帰宅した住民が、自宅の窓に張り出した言葉である。と若杉氏が記述する。
4)「甲状腺がん」発症が急増 ! 安倍政権は、無視 !
そして、原発事故発生から4年の時間が経過しようとするいま、福島県の子供たちの「甲状腺がん」の発症が急増している。
安倍政権は、甲状腺がんの急増と原発事故との関係を否定するが、非情な現実が、この見解を明白に否定している。
5)安倍首相が世界最高の安全基準と断言の大ウソ !
日本の原発には、世界的には常識となっている、
コアキャッチャーすら設置されていない。
コアキャッチャーとは、原子炉でメルトダウンが発生した場合に備えて、原子炉格納容器の下部に設置される装置のこと。
溶けた核燃料を閉じ込めて冷却し、放射性物質の拡散を抑制することができる。
実は、中国の原子力発電所にも配備されている。
世界では、常識となっている装置なのだ。
6)原発事故避難計画不十分、最終責任者は不明 !
原発が事故を引き起こした際の、避難計画すら、万全の備えがなされていない。
事故が発生すれば、住民は、我先に遠隔地に避難を始めるだろう。
周辺道路が大渋滞になることは、必定である。
そして、日本の法体系では、原発事故が発生した際に、誰が最終責任を負うのかが
明確にされていない。
「決死の部隊が原発を守る」の言葉は、綺麗だが、誰が決死の部隊を担うことになるのか、明確にされていない。
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