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山本太郎の主張(第2回):
脱原発を言えないには、自己保身だから !
原発事故「最後の仕事として追究して」
(www.huffingtonpost.jp:2014年12月26日より抜粋・転載)
■原発問題を扱えないのは
「圧力」ではなく、実は、「自己保身」
田原: それはともかくとして、あなたが4月の初めに原発はダメだと言った頃には、きっとテレビ局は皆まだ大本営発表していて、原発の批判はしていなかったと思う。今ほとんどテレビも新聞も反原発でしょう。
山本: いや、そんなことないですよ。
田原: 朝日新聞なんて反原発だし、東京新聞も反原発だし、毎日新聞も反原発ですよ。
山本: まあ、一番筋が通ってという意味で、骨のあるのは東京新聞ですけど。でも、そのほかというのはまた行ったり来たりしているんじゃないですか。
田原: うん。そういう新聞は、あなたに出てくれとは言わない?
山本: 一時期はありましたけれど、でも今ちょっと落ち着いた状況じゃないですか。
田原: ああ、落ち着いたか。原発じゃ売れなくなったんだな。
山本: テレビに関していえば、ほとんどダメじゃないですか。東京のキー局なんて「原発反対」というのを明確にしてだったりとか、あと電力に対して不利益になるような発言というのはそこまでされないですよね。田原さんがやられている番組とかだと、そういう意見も聞こえてきますけど。
田原: だって僕がこれ去年つぶやいたんだけど、「サンデープロジェクト」という番組をやった。これスポンサーの1つに東京電力が入っているんですよ。
僕が、東京電力がスポンサーに入る時に東電に約束した。「原発やるぞ」と。やる回は東電おりろと。それで何度もやりました。
山本: へぇ。
田原: 別に東京電力がスポンサーだから原発やっちゃいけない、原発批判しちゃいけないというのは全くない。
よく間違っているのは、テレビでも新聞でも東京電力はじめ、
電力会社が巨大な金を出しているから原発問題を扱えないというのは嘘っぱち。
こんなものは東京電力の圧力ではなくて、せいぜいその会社の社長とかプロデューサーとか編成局長の自己保身だけだよ。つまらない話。
山本: なるほど。だから顔色をうかがっているということですね。
上から圧力が掛かるというよりも、現場サイドだったりとか、その上の人たちの自己判断で原発のことだったりということが自由に論議されないと。
田原: 例えば、今さらそんなことを聞くことはないんだけど、あなたが出ようとしたドラマで、あなたがツイッターかメールでやったから降ろされたというのは、僕はおそらく企業じゃないと思う。
山本: 企業じゃないですよ。現場ですよ。
田原: 企業はそんなことは言わない。
山本: 現場です。現場です。
田原: だから現場も、もしかするとテレビ局じゃないかもしれない。
テレビ局じゃなくて、作っているプロダクションかもしれないね。
山本: なるほど。
田原: だから分からない。
大体世の中をオーバーに言って、東京電力とか関西電力がいっぱい関連しているから言えないと、
そんなことはないんですよ。
そうじゃなくて、せいぜいテレビ局の自己保身。
新聞社の自己保身。
山本: なるほど。だから自己保身に走るような利権構造を作ってきた、例えば電力だったりとか国の力だったりというものが原因だと思うんですよ。
そうじゃなかったら顔色をうかがうというようなことは無いですよね。
田原: 国というのは当たり前なんだよ。
言論の自由というのは国は反対ですからね。
電力だって国は言論の自由反対に決まっている。
むしろマスメディアでありジャーナリズムは、それと喧嘩するのが商売じゃない。
山本: でも全く今もう放棄していますよね。骨抜きの状態というか。
田原: 今むしろ逆だと思うよ。
今テレビで原発は断固作るべきだなんて意見は絶対に出せないと思う。
山本: それはやっぱり民意とは違いますもんね。
田原: だから。
山本: 違うけれども、でもやっていることは水面下でそれを推し進めているのをお手伝いしているというのと同じじゃないですか。
田原: そうかな。
■福島の米や野菜がいけないのではない
山本: そうですよ。だって正しい情報なんかも全く流れていないじゃないですか。
だって(1キロ当たり)500ベクレル以下のお米だったら大丈夫だみたいな話もありますけど、この間民放の番組で、実は1000(ベクレル)以上でも大丈夫なんですよね、みたいなコメントがあったというような・・・。
田原: そういうコメントをしているようなのがいたの?
山本: やっぱりお金なんですよね。
田原: そんなことを言っているコメンテーターはバカなコメンテーターだと思いますよ。
原発反対なんて言うとテレビに出られなくなるんじゃないかと思って、変なコメンテーターが原発推進なんてことを言っているの。
僕は実はここのところ福島へ何度も行って、農家の農民の人たちとシンポジウムをしているの。
山本: ええ。
田原: 面白いですよ。
山本: どんなお話を。
田原: 一番面白いのは、福島の米や野菜は食べられないと。
あんなものは食べちゃいけないという声があるんだよね。
ところが福島の米がいけないんじゃなくて、福島の野菜がいけないんじゃなくて、つまり放射能にどのくらい汚染されているかが問題じゃない。
山本: だからそれを調べない国が悪いわけですよね。風評被害のもとは国だということですよね。
田原: いや、もっと言えば当然福島の人は調べていますよ。自分たちの生活の問題だから。
だから福島の今出ている米からは、セシウムも全然出ていないんですよ。出ていない。
山本: 1ベクレルもですか。
田原: 簡単に調べられます。今例えば福島でもいくつものスーパーとか八百屋では、要するに(放射線の数値を)点検できる機械を置いています。
その上に野菜をボーンと置くとポーンと出てくる。
ただこれが結構高いのよ。1台300万円くらいするんですよ。
山本: そうですね。要は国が測らないから市民たちで作りましょうということで、寄付で作られたような「市民放射能測定所」というところがあって、そこの人たちが自分たちの身の回りにある、
そういう野菜とかを測っているわけですね。
田原: 市民だけじゃなくて、プロフェッショナルで測っているのがいっぱいいます。
それから第一、市民運動は関係ないのよ。
福島の人たちの農家は、植えなきゃ食べられないじゃない。
生活出来ないじゃない。
山本: だから応援して食べない人が悪いとか、そういう小さな対立構図をたくさん作られているけれども・・・。
田原: 問題は簡単。
山本: 問題は簡単ですよ。
田原: 放射能に汚染されているかどうかが問題なのよ。
山本: そうなんです。だから放射能に汚染されているかどうかというのは調べれば分かると。
だけどそれもやっぱり風向き一つじゃないですか。
田原: 何? 風向きって。
山本: やっぱり放射能の流れって、風向きじゃないですか。
田原: だから本当は、僕は現に、スーパーやコンビニやあるいはいろんな八百屋さんに全部測定するものを置いて、取れたものをボンっと置いて、放射能が検出されれば買わなきゃいい、売らなきゃいい。
これだけだよ。
山本: でも八百屋にしてもどこにしても、そういう設備投資なんてなかなか出来ないんじゃないですか。
田原: だから、それを福島にも言っているんだけど、その金を例えば県が、国がどう出すかなんだよ。
山本: でも何というか国が責任をもって細々とすべてを調べるという気合いがないと、やっぱり買えないですよ、怖くて皆。
田原: そんなことない。それは国が悪いんじゃなくて、僕は、むしろ県が悪いんだと思う。
国が福島のいろんな町を細やかに出来ませんよ。
県や市がやるべき。
一番いけないのは県(原発推進派・佐藤県知事達)
なんだよ。
この間も福島で、僕が農民たちと(シンポジウムを)
やる時に市長は出る、県は出ない。逃げているんです
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