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小沢一郎の主張:日本に本当の民主主義が定着するよう、全力を挙げたい !
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投稿者 青木吉太郎 日時 2015 年 1 月 02 日 15:04:58: jobfXtD4sqUBk
 

師走総選挙後、改革政治家・小沢一郎の主張:

日本に本当の民主主義が定着するよう、全力を挙げたい !

小沢一郎代表 記者会見(2014年12月15日):

(生活の党ホームページより抜粋・転載)

12月15日午後、衆議院総選挙の結果を受けて、小沢一郎代表が記者会見を行いました。
会見概要は、以下の通りです。

【 冒頭挨拶 】

昨日の総選挙。私どもも従来の主張を皆それぞれ訴えたけれども、せめて現有議席はと思っていたけれども、残念ながらそれにも及ばずということで、全国の支援してくださった皆さんに本当に感謝と、それから我々の力不足をお詫びしたい、そう思っている。

いずれにしても、今後私どもの主張が変わるわけではないので、また我々の主張はどの野党とも対立する話でもないので、従前から申し上げてきたように、この選挙の結果を見れば、それぞれどうしたらいいかということは明白なわけであり、そういう中で、我々も更に小さいながら活動を続けてまいりたい、そう思っている。

【 質疑要旨 】


1)総選挙結果の受け止めついて

Q. 今回の選挙を受けて、生活の党としては当選議員が2名ということで、今後政党要件を満たすことが厳しい現状になっているが、それを踏まえて党として今後どう行動していくか。(読売新聞)

A. 政党である事には変わりはないのだけれども、政治資金規正法とか、政党助成法とか、そういう点での要件に欠けるということになるが、それについては、まだ2,3週間あるので、行動を共にするという方がいれば、それを含めて考えていきたいと思っている。

2)野党結集について

Q. 小沢代表が選挙中も強調されていた、野党結集に向けて、今後具体的にどういう役割を果たしていくお考えか。(読売新聞)
A. 野党の統一ということについては、従来と全く変わりない。
小さな政党が旗を振るという役割は必ずしも妥当ではないので、ただ、私どもの、現有の党は小さくなったけれども、それぞれの政党にかなりの数の従来の仲間もいる。そして、その気持ちは今度の選挙結果を見れば、みんな同じ気持ちになっているのではないかと思うので、そういう中で目標に向かって少しずつ歩み寄っていけばいいのではないかと思っている。

Q. 今後の野党結集について、常日頃から民主党を基軸にというのが理想だとおっしゃっていたけれども、今回の選挙が昨日終わったばかりだが、これからもその考えに変わりはないか。(岩手日報)

A. 野党の再編というよりも、連携というか、統合というか、そういう新しい自民党に代わる政権担当能力のあるグループを作るというのは、私の政治家としての最大の目標なので、それに向けて与えられた任期中精一杯頑張ろうというのが現在の心境。

Q. 今回の結果を受けて、代表自身で感じている責任という部分と、もう一つ、繰り返し野党統一を進めていかないといけないとおっしゃっていたが、それが結果として出来ていなかったといことについて、ご自身としてどう思われるか。
(テレビ朝日)


A. 最初のことについては、野党が統一出来なかったというのが最大の要因だけれども、その中で私ども小さな政党で戦った。その選挙戦で私の不徳の致すところで同志を失ったということは大変残念であり、申し訳なく思っている。

野党統一については、一回出来なかったからと言って諦めることはないであろう。議席を与えられたので、また次に向かう。

そうしなければ、同じことの繰り返しではないか。何回やったって勝てないということは、政権交代が起きない。ということは、日本に民主主義が定着しないということだから。

だから、日本に本当の民主主義が定着するように、政権担当能力のある受け皿を、少なくとも国民がそう思える受け皿を作るために、全力を挙げたいと思う。


3)「次が最後」という声に対して

Q. 今回は非常に厳しい選挙だったと思う。岩手4区で代表が夜、沢内村で演説されている姿は、厳しいながらも非常に頑張っていらっしゃるという風に思った。でも、結果的には、例えば畑さんを救うことが出来なかった。

これは非常に今回の選挙の厳しさを物語っていると思うが、有権者の中には、代表はこれが最後で次はないのではないかと、案じているところもあると思う。次はないのではないか、これが最後ではないかという意見に対してどう思われるか。
(週刊文春)

A. 当選させてもらったばかりなので、まだその質問に答える時期でも環境でもないと思う。
私は、選挙中にも申し上げたように、日本に、「議会制民主主義を定着させる」というのが政治家としての目標であり使命である、責任でもあると、そう思っているので、せっかくいただいた議席でもあるので、少なくともこの任期中にそれに向かって全力を挙げたいと思う。

4)選挙期間中の訴えについて

Q. 選挙期間中、色々主義主張をされていたと思うけれども、伝わった部分と伝わらなかった、伝わりにくかった部分とあれば、どういう点だと思っているか。(日経ビジネス)

A. 街頭演説がメインだったので、そんなに長話が出来る状況ではなかったけれども、自分たち自身の生活実感から鑑みて、私の主張、言わんとすることは理解し、同感してくれたのではないかと思う。

分からないとすれば、私も同じだが、アベノミクスというのがよく分からなかったということだろうと思う。

5)小沢氏自身の当選16回について

Q. 今回、岩手4区で16選を果たされたということで、それについての感想を一言お伺いしたい。(岩手日報)

A. 当選させてもらったということは、一回でも二回でも何回でも、大変ありがたいし、喜んでいる。
特に回数についての特別な思いというのはない。


6)選挙結果の原因と、野党再編について

Q. 昨夜の主濱副代表の会見では、極めて厳しい結果で、一番の敗因は準備不足だというお話があった。
代表は今回の結果をどう受け止めて、どこに原因があったのかということを伺いたいのと、岩手での街頭演説、次にもう一度当選できたら、政権交代を必ず実現すると何回もおっしゃっていた。
そういう中で、この任期中に再編とも絡むが、代表ご自身としてはどう動かれるのか、あるいは前回おっしゃったように、自分はあまり前面に出ないお考えか。
(NHK)

A. 自ら前面に出て、旗を振ったり、一緒に旗を持ったりということはやらない方が、かえってスムーズにいくだろうと思っている。
だから、その意味で、色んな人と話をしたりする機会も今後たびたびあると思うので、そういう中で皆のコンセンサスを得られるようにしたらいいだろうと思っている。

今度の選挙結果、具体的な数は聞いていないけれども、投票率が下がったので投票総数も下がったと思うが、選挙前から言っているように、結果的に自民党が票を減らすことは有っても議席が減らないだろうと。

なぜならば野党で票が分散するから。受け皿として国民には選択するものがないということだったのだろうと思う。それで棄権も増えたのだろう。

だから、少なくとも国民から見て、自民党に代わる受け皿が見えることになれば、私はいつでも政権は交代できると、充分可能だと思う。そのために小選挙区制度を作ったのだから。
要は、野党がその受け皿を皆で作り得るかどうかという一点にかかっていると思う。


7)岩手県選挙区、民主党とのすみ分けについて

Q. 今回、岩手の小選挙区で、それぞれ民主党とのすみ分けをされたけれども、これが今後、来年の統一地方選も含めて、どのように影響すると思うか。
(岩手日報)

A. 在県の県議はじめ、皆が協力していこうという意識の下で、そもそもこの衆議院選挙のすみ分けも出来たわけなので、その意味で市町村レベルの議員の方は政党を名乗るということは割合少ないと思うけれども、県議選においては政党を名乗って出るというのが大部分だから、お互いに無駄な競争を避けるということで、立候補の段階から「協力体制を作る」ということになるのではないだろうか。

かつて、同じグループにいた方で全く違う政党へ行った方は別として、民主党と私ども生活の党のグル―プは少なくともそういう考えのもとで選挙戦に臨むだろうと思う。

8)安倍政権について

Q. 12月9日のIWJ代表の岩上安身によるインタビューの中で、小選挙区制がある限り自民党が300議席を超えようが怖くないとおっしゃっていた。
今回ふたを開けてみると、自公で326議席となり、憲法改正、集団的自衛権の行使などの道のりが現実的なものとなってしまった。軍国主義化を進める安倍政権の行方についてどう思うか。(IWJ)

A. 今、話のあったような方向性を安倍内閣が具体的に強めれば強めるほど、国民の信頼を損なう結果になるだろうと思う。
今回の与えられた議席は次の総選挙まで続くわけだから、その意味で、やりたいと思うことは出来るわけだけれども、必然的にそれは次の総選挙で信用を失う結果になるだろうと思う。
野党として少数ながらそれぞれの主張は国会やその他の場でやっていくと思うけれども、数で押し切ろうと思えばできることだから、後は国民の判断以外にない。

Q. 第2次安倍政権が誕生してから、着々と進んできたこうした流れを受けての選挙の結果だったと思うけれども、それでも次回の総選挙で、国民の判断でまた巻き返しを図るというお考えか。(IWJ)

A. もちろん、そう。当然である。
先ほどから言っているように、野党がきちんとした受け皿を作り得れば、300議席はいつでもこちら側の議席に変わる。


9)選挙前の2議員離党について

Q. 選挙前に、それぞれが生き残る道を探しなさいということで、鈴木克昌幹事長と小宮山泰子国対委員長が民主党に行かれたが、結果的に二人とも民主党で復活当選ということになった。
あらためて、生活の党としては、党勢を弱める、数が少ない中での選挙になってしまった訳だが、それでも民主党に二人が行くことを容認した判断については、結果的によかったとお考えか。(NHK)

A. 私は良かったと思っている。何度も言うように、野党は、統一体を作って選挙戦に臨まなければ勝てないわけだから。
永久に万年野党になってしまう。

その意味では、今二人という話だったがもっといる。
維新に行った人もいるし、多くの仲間が、両方の政党にいるので、その意味でも、基本的な物の考え方は一緒なので、「政治生命」をつないでいただいて、大変良かったと思っている。

 

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