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「人間不在で貧困放置」するアベノミクス ! 自公政権下、日本・貧困率はデンマークの3倍超 !
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/3409.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2014 年 12 月 20 日 17:56:22: jobfXtD4sqUBk
 

「人間不在で貧困放置」するアベノミクス !

アベノミクス転じて「ドアホノミクス」が本質だ !

自公政権下、日本・貧困率はデンマークの3倍超、自公政権の庶民軽視の証拠 !

浜矩子教授の主張、

ドーピング経済学が日本を壊す」

(bylines.news.yahoo.co.jp:2014年7月5日より抜粋・転載)


1)アベノミクスは重大な欠陥・間違いがある

アベノミクスという言葉が、ちまたに出回るようになって以来、私はずっと、この言葉が大嫌いです。ですから、この言葉を使わずに、アベノミクス批判を展開することができないかと思い、あれこれ考えているうちに思いついた言葉が、「アホノミクス」です。
当初は、さすがに品が悪すぎると思いまして、少々遠慮がちに小さめの声でつぶやいていたのですけれど、時間の経過とともに、遠慮している場合ではないという思いが強まり、何の遠慮もなく声高に「アホノミクス」と言い、直近では「アホノミクス」の前に「ド」を置き、「ドアホノミクス」と言う必要があるのでないかと思っています。
この「アホノミクス」転じて「ドアホノミクス」のどこがどのように問題なのかということですが、これも時間の経過とともにいろいろな問題点が見えてきました。


2)アベノミクスは、人間不在で貧困放置だ !

現状で大きな問題は2つあります。
1つは、基本的に人間不在の政策体系であるという点です。
2つめは、アベノミクスが本当の意味でのグローバル時代と相性が悪いという問題です。

私たちが今生きているグローバルな経済社会環境が持っている特性と、アベノミクスは親和性が低く、あまりに相性が悪いが故に、日本の国民経済が消滅してしまうことにもなりかねないという問題があるのです。


3)人間不在がアベノミクスの本質 !

まずアベノミクスが人間不在であるという問題です。
そもそも「経済活動は人間の営みである」ということがアベノミクスでは忘れられています。
この地球上に存在する生き物の中で、経済活動を行う生き物は人間しかいません。

私たちは、人間以外の生き物たちといろいろな行動様式や行動原理を共有しています。たとえば、犬や猫にも喜怒哀楽があり家族を大切にする。
そういう意味で、人間とその他の生き物たちには、共通する感性や活動のあり方を見いだすことができます。

しかし、経済活動は、他の生き物たちは絶対にやらずに人間だけが行うものです。
人間だけが行う経済活動こそ、最も人間的な活動であるという点をまずは押さえておく必要があるのです。
ところが、現在は、経済活動が人間と相性が悪くなっていて、経済が前面に出ると人間が引っ込まされてしまう。経済本位でものごとを考えると、それこそ人間本位ではなくなってしまうという感覚を持つようになってしまっているわけです。


4)「ブラック企業」は本来なら企業であることを許されない

たとえば、非正規労働者の劣悪な雇用・労働条件や、正規労働者が「ブラック企業」に酷使されるという状況があります。人間を人間として扱わないような経営で、「ブラック企業」という言葉が最近注目されるようになっていますが、言い得て妙な言葉です。
本来であれば、「ブラック」であるものは企業であることを許されない。
「ブラック」な活動というのは、経済活動ではないと認識すべきだと私は思います。

経済活動が人権を踏みにじるというのは、経済活動が人間の営みである限り、あり得ない、許されてはいけないことのはずです。

つまり、本来であれば経済活動は、「人権の礎」になるものです。しかし、現実はそれとは非常に遠い状況になってしまっている。

だからといって、経済活動が非人間的なパターンで動くことを「あれは、経済だからしょうがないんだ」とは決して言ってはならないと思います。
人権が踏みにじられていくような形で展開される活動のあり方を、経済活動と呼んではいけない。

人間のための経済活動という本来の姿を私たちは厳格に描き、守っていく必要があるのです。
これが経済活動を考える上での出発点です。


5)安倍首相は、「格差」「貧困」「非正規雇用」に鈍感 !


しかし、アベノミクスには、人間の姿が見えません。
たとえば、2013年6月6日に安倍政権の成長戦略が発表されました。


そのときの安倍首相のスピーチは1時間ほどあり、アベノミクスの「3本の矢」などの話をしているわけですが、このスピーチの中で、「人間」という言葉は、たった1度しか登場しません。
しかもそれは、1970年の日本経済は元気だったという話の中で「あの大阪万博のときには、人間洗濯機というものが非常に注目を集めていましたね」などというところで「人間」という言葉が出てくるだけです。

「格差」や「貧困」「非正規雇用」という言葉も一度も登場しません。
また、当然目を向けるべき地域経済のあり方にも話が及ばない。
そして驚くなかれ、そもそも「雇用」という言葉が1度も出てこないのです。
アベノミクスは人間にまったく目が向いていないという姿が非常にはっきりと表れていました。


6)自公政権下、豊かさの中の貧困が日本社会の最大の問題

日本の貧困率はデンマークの3倍超、自公政権の庶民軽視の証拠

貧困を放置して、デフレ脱却などできない。人間に目が向いている経済政策の体系であれば、一番焦点となるべき問題は「豊かさの中の貧困問題」です。

日本は世界トップクラスの豊かな経済社会を持っているのに、貧困問題が深刻であるという現実がもっとも大きな問題なのです。

国際比較を可能にするための貧困統計として相対的貧困率という数字があります。
日本の今の貧困線は年間所得が120万円ぐらいですが、この貧困線以下の割合が相対的貧困率となり、日本は16%にも及んでいます。

日本はこれだけ豊かな経済であるのに、16%もの人が貧困の淵を彷徨っているのです。
貧困率が一番低い先進国は、デンマークで5.2%です。

国民経済の総体としての豊かさはデンマークより日本の方が遥かに上なのに、

日本の貧困率はデンマークの3倍以上です。
この数字がまさしく、豊かさの中の貧困が日本社会
の大きな問題であることの証です。


7)自公政権下、貧困を放置して、デフレ脱却は不可能 !

全世帯の16%の人々が貧困生活を強いられている状況の中で、デフレ脱却などできるはずはありません。いま日本が抱えているデフレ問題は、成長力の不足が原因ではありません。

分配がきちんとできていないことが問題なのです。
この16%の貧困の中にいる人々がまともな生活をできるようになってこそ、初めてデフレから脱却することが可能になります。

逆にいたずらに経済成長を追求すればするほど、成長の成果を上げるために非正規雇用の人達がさらに人間らしく扱われない状態が出てきてしまいます。
やはり、人間不在の目から見ると経済政策の焦点がまるでズレてしまうということを、安倍首相の成長戦略スピーチはよくあらわしていたと思います。


8)安倍自公政権の本質は、富国強兵 !


一方で、安倍首相の成長戦略スピーチの中で頻繁に登場する言葉があります。
それは「成長」で、41回登場しています。もう一つは「世界」という言葉で37回です。
このような経済大国の政治責任者ですから、世界に思いを馳せる場面がスピーチの中で多々あるのは、むしろそうでなければ困るという点もあるかと思います。

しかし、この「世界」という言葉の登場の仕方が問題でした。

どんな脈略の中で登場したかというと、
たとえば、「再び日本が世界をリードするときが来た」
「再び日本が世界の中心に躍り出ることができる」
「世界最高水準をめざす日本」
「世界一企業が活動しやすい日本をめざす」
「世界大競争の中に出て行く日本」
「世界で勝つ日本」、
ついには「世界を席巻する日本」という言葉まで登場する始末でした。

こういう言葉を見ていると、要するに安倍政権の成長戦略とは、すなわち
「世界制覇戦略」であるということが分かります。

そして、アベノミクスで富国して、憲法改正で強兵するという
富国強兵というわけです。

この富国強兵をめざして、安倍政権は進もうとしている。

これが安倍政権の根源的なスタンスなのです。


9)グローバルジャングルは弱肉強食か?

この世界制覇をめざす、「世界一になるんだ」という感覚自体が、グローバル時代とアベノミクスの相性の悪さにつながっていくのですが、その前に、グローバル時代というのがそもそもどういう時代なのか、というところから話を進めていかなければなりません。
グローバル時代とはどういう時代でしょうか? たとえば私たちが今生きている世界を「グローバルジャングル」と名付けるとすれば、そのジャングルはいかなる場所で、どのような力学が働く場所なのかということです。
まず「グローバル時代」とか「グローバルジャングル」という言葉を使えば、私たちの頭にすぐ浮かんでくるのは

「弱肉強食」「淘汰の論理」という発想です。

それこそ、世界大競争の中で勝ち抜いていく者が生き残っていけるということで、強者の論理が全面に出る世界。
これがグローバルジャングルという世界だと私たちはすぐに思ってしまうところがあります。
皆が巨大な土俵の上でひしめき合いながら、サバイバルをかけてぶつかり合う、競い合う世界に私たちはいま生きている。それは間違いのないことだと思います。


10)共生の世界こそがジャングルの生態系


しかし、視野を大きくしてじっくり考えてみると、このグローバルジャングルの中で働いている力学は、決して、「弱肉強食」、淘汰の論理一辺倒ではありません。
そもそもジャングルという場所は、人間たちが構成するグローバルジャングルのみならず、人間以外の動物たちが構成しているジャングルにおいても淘汰の論理は情け容赦なく働いています。

しかしながら、その土台においてジャングルというのは非常によくできた共生の生態系であるということも間違いない事実です。
そうした観点でみれば、ジャングルの中には、強い者しか生存できないのだとは決して言えないわけです。

確かに食物連鎖の頂点にライオンやトラがいるのは間違いないのですが、彼らの少し下の層には、同じ肉食動物でありながら少し弱めの動物達がいて、その下にもっと弱めなものがいて、更に草食系の小動物、植物、さらにはバクテリアまで存在している。

この生態系は、強いものも弱いものもそれぞれの位置づけを持ちながら皆で支え合っているという構造になっています。

ですので、一番強いものといえども自分より弱いものを全部食い尽くしてしまう
ということは決してしないわけですね。

ライオンがどんなにお腹が空いていても、周辺にいる小動物を全部食べ尽くすということはしない。

それをやってしまえば、自らの命に危機が迫ってくることが分かっているから、そういうバカなことはしないというのが、ジャングルの世界なのです。

 

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