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安倍不信任選挙とせよ !
悪政・アベノミクス隠蔽選挙を許すな !
自公の洗脳謀略:アベノミクスは正しい、
政権選択の選挙だと大宣伝・集中報道 !
安倍政権は、騙されやすい国民が失政に気づかないうちに総選挙断行 !
政治を私物化する安倍が、首相に適格か否かを問う選挙にすべきだ !
「政策」や「多様な争点」が問題でない !
(海つばめ第1240号 2014年12月7日より抜粋・転載)
1)労働者の怒りを集中して安倍政権を粉砕すべき時だ !
安倍は、2年前同じペテンを用いて、今度は政権の延命を図っているが、労働者、勤労者は、そんな策動を決して許すことはできない。
安倍がいちかばちかの勝負に出てきたこのときこそ、まさに安倍政権を一掃する好機であり、天が与えた絶好のチャンスであろう。
安倍の汚い策動を通用させてはならない、というのは、少々誇張して言うなら、そこには国民の運命が、労働者、勤労者の「平和」や「生活」や「未来」がかかっているからである。
今こそ労働者の怒りを集中して安倍政権を粉砕すべき時である。客観的に問われていることは、アベノミクスの信認とか、安倍のあれこれの政策の妥当性とかいったことではすでにない、今回の選挙の課題は、安倍政権そのものを不信任することだけである。
普通は野党が国会で不信任を突きつけ、それを安倍政権が受けて総選挙ということになるのだが、今回は、野党が不信任を突きつけたのではないのに、安倍の方から、信任するかどうかを問うというのであり、事態は、逆立ちしている、しかし安倍がそうしてほしいというなら、構わずに労働者は、安倍に不信任を突きつければいいだけのことである。
2)アベノミクスは失敗、だけど、長期政権にしたいから勝手に師走選挙
自分が破綻したから自分で解散する、しかし信任してほしいなどという厚かましい話はどんな世界でも通用するものではない。遠慮しないで引導をわたし、止めを刺してやればいいのだ。
2年前に安倍がやったことは、実質的なことでは全くなく、基本的にはただ経済の将来に徒(あだ)な「期待」を、つまり幻想を抱かせること、そしてその手段として、一時的で表面的なインフレ景気、バブル景気をあおるためにカネをバラまくこと、財政支出を借金してでも膨張させることだけであった。
そして今、総選挙で安倍が訴えることは2年前と同じである、すなわち、改めて空っぽの“アベノミクス”なるものへの「期待」を、ただ「期待」だけを煽り、幻想を振りまいて「期待」をつなぎ止めようとすることだけである。
3)家来のマスコミを総動員して、幻想を振りまいて、選挙を勝利したい
安倍が総選挙にかけるしかなくなったのは、「アベノミクスの破産」が明らかになってきたからであり、さらに明らかになるしかないからである。アベノミクスが思惑通りに景気回復をもたらしていたなら、どうして、安倍は絶対多数の議席を犠牲にまでして解散などする必要があったであろうか。
今はまだアベノミクスの効果が十分に出ず、その芽だけである、これからアベノミクスの効果が日本の隅々にまで、国民の全ての所にまで及び、波及していく段階だと言うのだから、アベノミクスに全力を上げつつ時を待てばいいだけであって、選挙になどに余計な大金やエネルギーを費やす必要は皆無であった。
4)自公の洗脳謀略:
アベノミクスは正しい、政権選択の選挙だ
自公はアベノミクスは正しい、「政権選択の選挙だ」などと叫んでいる。
余りに愚劣であり、見え透いている。
アベノミクスは正しいという前提で、自公の絶対多数の議席をバックに、自公の思うがままに実行されており、また今後も実行され得るのであって、今さら「政策選択の選挙」も何もないのである。
この2年間、デフレ“心理”が悪の根源だ、それこそが長いデフレと経済衰退の原因だなどと主張し、経済の諸関係を“心理”の問題――人々の心の問題、気持ちの持ちようの問題――にすり替えて出発したアベノミクスという名の観念論が、そんな政治がいたるところで行き詰まり、破綻するのは時間の問題であり、一つの必然であった。
今や安倍は、一方でアベノミクスの「成果」を並べ立てながら――株価が急騰した、雇用が100万人増えた、大企業の労働者の名目賃金が上がった等々――、他方ではデフレ克服は進んでいない、GDPもかえって縮小している、だから消費増税もできないと言うのだから、一体アベノミクス効果はどこにあったのか。
5)家来・黒田日銀を使い、年金積立金を株に投資して、株価をつり上げた
しかも、安倍がもったいぶって言いはやす成果といっても、架空の富の増加でしかない株価の上昇であり、また雇用が増えたと言っても、非正規労働者で、低賃金の女性や高齢者が主でしかなく、また賃金が増えたといっても一部の大企業の労働者だけのことであり、しかも名目で増えたといっただけの話であって、彼等も含めた労働者全体では、賃金が実質では減少したのである、とするなら、むしろ、アベノミクスの成果といったものは、ほとんどなかったも同然である。
そもそもインフレ「期待感」を抱かせることで、経済状態を好転させるなど下卑た、心得違いの政策ではないのか。
安倍一派の政治家やリフレ派のインテリらは、労働者にインフレ「期待感」を持たせれば、支出を増やすだろう、そしてそうなれば――そうならなかったら、どうなるのか――、需要がふくれあがって企業も潤い、デフレも克服されると叫んだのだが、インフレが来るからと言われて、仮に労働者が、急いで消費を増やすとしても、それはインフレに「期待」するからでなく、「恐怖」するからであるのは明らかであろう。
6)安倍は「この道しかない」と洗脳しまくる異常な言動連発
しかも安倍は「この道しかない」と言って労働者を脅迫する、今まだアベノミクスの成果は現れていないが、しかしそれはまだ時間がたっていないからだ、これから現れるのだから今しばらく我慢して待つべきだ、そうすればバラ色の未来が待っていると言うのである。安倍は、「この道しかない」と大言壮語してしまったが、アベノミクスが惨憺たる結果に終るなら、ブルジョアたちはどうするのか、最後の切り札を切ってしまい、滅亡する以外に道がないといった、恐ろしいことにならないのか。
安倍晋三は、ますます困窮する何百万、何千万の労働者をなだめ、諦めさせ、資本の支配と団結して闘うのではなく、それに屈従し、従順に受け入れさせる役割を担っているのである、今は苦しくてももう少しすればいくらでもよくなるのだ、と。
7)異次元・金融緩和や財政膨張は、カンフル剤、「時間稼ぎ」だ
安倍一派自身が、異次元・金融緩和や財政膨張は、一時的な政策、カンフル剤、「時間稼ぎ」だと認めざるを得なかった、つまり安倍政権にはカネをバラまき、財政を膨張させることしか能がなかったのである、これから「本丸の第三の矢」があるなどというのは口先だけのこと、幻想であった。
そんな立派なものがあったなら、なぜカネをバラまいたりして「時間稼ぎ」などする必要があったのか、そんな「時間浪費」にうつつをぬかすのでなく、最初から、そんな立派で、実質的な政策をどしどしやってデフレでも何でも克服すればよかったのである。
それをしなかったし、できなかったとするなら、安倍がそんな“政策”を本当のところ持っていなかったということでしかない。
だから安倍政権が、第一の矢と第二の矢にふけったのは、第三の矢のためでも、本当にデフレを克服する政策があったからでもなく、ただ一と二しかなかったからである、つまり安倍政権とは「期待」を持たせるだけの政権、その意味では、民主党と同様の、空っぽの政権でしかなかったのである。
8)安倍政権は、騙されやすい国民が失政に気づかないうちに総選挙断行 !
かくして完全に行き詰まった安倍、今後はただ衰退し、破綻をさらけ出していくしかない安倍は、今のうちに選挙をして、300から議席を仮に何十減らしたとしても、あと4年間の政権を夢見るのである、ただ国民から見捨てられつつ、あと2年間、“レイムダック”状態になりながら惨めに権力にしがみつくよりも、2期6年間の政権――取らぬ狸の皮算用だ――を夢見るのである。
無力で低俗な野党の烏合勢力は、あれもこれもの問題で安倍政権を追及できると妄想している、つまり原発問題もあれば、秘密保護法や集団的自衛権や消費増税もあるというわけである。
あるいは共産党のように、TPPを暴露し、後ろ向きに、あるいは民族主義的発想法で反対して、安倍政権と闘い得ると考えるのである。
9)失政がばれないうちに、選挙して、長年首相に居座りたい、ジコチュウ解散
しかし今は「多様な争点」などある意味で、どうでもいいのである、問題は、空虚な選挙をただ自分の野心のために強行するような、余りに破廉恥な安倍の政治の私物化を糾弾し、安倍一派を不信任し、追放することだけだからである。
安倍らは、いま、「アベノミクスを後退させてはならない」とわめいている。誰が後退させるというのか、もしそんな勢力があるとするなら、安倍自身か、身内の自民党のあれこれの勢力だけである。政府を握り、権力を握っているのは安倍一派であって、この2年、彼等は、「想定外の」のあるいは「異次元の」の政策を誰はばかることなく、しゃにむに強行してきたのである。
もし「アベノミクスを後退させない」ための選挙だと言うなら――事実安倍や山口はそのようにわめいている――、そんな選挙は、人には言えない、別の卑しい動機と目的から行われたと、自ら白状しているに等しい。
あるいは、多数を得る政党が政府を組織するのだから、過半数を得るための選挙だとも言う。
10)アベノミクス継続が狙いなら、約7割の自公のままでできる、解散不要 !
しかし、自民党はすでに議席の6割を越える多数派を占めているのであって、今さら選挙で過半数を確保するもクソもないのである、そんなものは、現在議席が過半数に届いていない少数党の理屈である。
すでに与党は、7割近くを持っているのだから、選挙などしなくても、いくらでも自分たちの政策を強力に推進することができるのであって、過半数を確保するための選挙だなどと安倍が言うのは、本当の目的を隠すためのごまかしにすぎない。
安倍はただ政権の延命のためにのみ総選挙を必要としたのであって、今回の総選挙は、安倍による政権と政治の露骨で、破廉恥な私物化以外の何ものでもない。
11)政治を私物化する安倍が、首相に適格か否かを問う選挙にすべきだ !
とするなら、総選挙で問われるのは、安倍の個々の政策がどうだとか、良かったか悪かったかといったことではなく――愚鈍な諸政党は、誰も読まず、興味も引かないような、空々しい“公約”の山をでっち上げて発表した――、それ以前の問題、政権を、公的な政治までも私物化する安倍に、政権を担当する資格があるのかどうかという問題である。
つまり課題は、安倍の政権が徹底的に糾弾され、不信任が突きつけられ、安倍の権力のためだけの政治が、政治の私物化が粉砕され、一掃されなくてはならないということだけである。
いま必要なことは、安倍不信任選挙の意義を確認し、それを闘い抜き、勝ち取ることである。
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