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沖縄知事選告示、保守分裂、辺野古移設巡り激戦 !
安倍政権は、 県民の意思・県知事選に関係なく、辺野古基地建設推進が狙い !
沖縄県知事選は、長年、自民党による謀略が継続 !
T 沖縄県知事選が30日告示 !
(毎日新聞 2014年10月30日
14時07分より抜粋・転載)
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設を最大の争点にした
沖縄県知事選が30日告示10+件され、移設推進から反対まで、主張が異なる4氏が立候補
を届け出た。
事実上、保守と革新の対決だった従来の構図と異なり、今回は米軍新型輸送機オスプレイ
配備や辺野古移設など政府方針に対する反発から保守が分裂して迎えた。
11月16日に投開票される。政府は、選挙結果にかかわらず移設を進める方針だが、知事選の結果は、移設の行方に大きく影響する。
立候補したのは、いずれも無所属で
▽新人で元郵政担当相の下地幹郎(しもじ・みきお)氏(53)
▽新人で元参院議員の喜納昌吉(きな・しょうきち)氏(66)
▽新人で前那覇市長の翁長雄志(おなが・たけし)氏(64)
▽3選を目指す現職の仲井真弘多(なかいま・ひろかず)氏(75)−−の4人。
辺野古移設について、
下地氏は「県民投票に問う」
▽喜納氏と翁長氏は反対
▽仲井真氏は推進−−の立場。
かつて自民党に所属した下地氏は、自身が代表を務めていた地域政党「そうぞう」
や維新県総支部の支援を受ける。
那覇市での出陣式で「辺野古移設は県民投票で民意を示そう。
みんなで沖縄を変えていこう」と訴えた。
前民主党県連代表の喜納氏は党本部の指示に従わず出馬表明し、除名処分となった。
埋め立て承認の撤回・取り消しを公約にし、たすきなど選挙の「七つ道具」がそろわない中、南城(なんじょう)市の久高(くだか)島で「辺野古の基地の問題については断言する。
取り消す」と訴えた。
元自民党県連幹事長の翁長氏は、共産、生活、社民、地域政党沖縄社会大衆が支援するほか、辺野古移設に反対して自民党を除名された那覇市議、経済界の一部が支える。
那覇市での出陣式では「辺野古の基地建設はあらゆる手段を尽くして必ず造らせない」
と訴えた。
辺野古移設に向けた政府の埋め立て申請を昨年末に承認した、仲井真氏は、自民が
推薦した。
経済界や市町村長の多くが支援する。
那覇市での出陣式では「世界で一番危険な普天間飛行場を移設しないといけない。
辺野古の基地は安全に使用できる」と述べた。
辺野古移設に反対しつつ、県政与党として、仲井真氏を支えてきた、
公明党県本部は自主投票で臨む。
民主党も自主投票を決めている。
辺野古移設を巡っては、政府は、今年8月に辺野古沿岸部の海底地盤を調べるボーリング調査に着手している。
沖縄県の有権者数(29日現在)は110万8189人。【佐藤敬一】
U 安倍政権は民意の結果・県知事選に関係なく、辺野古基地建設推進が狙い !
訴訟で、埋立申請承認処分
は取り消される可能性あり
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/10/25より抜粋・転載)
1) 翁長氏は、埋立申請承認の撤回又は取消を確約しない
2)安倍政権は県知事選に関係
なく、辺野古基地建設推進が狙い
3)基地建設阻止の核心は、
埋立申請承認の撤回又は取消
4)訴訟で、埋立申請承認処分
は取り消される可能性あり
5)喜納昌吉氏は、埋立申請
承認の撤回・取消の確約を主張
喜納昌吉(きなしょうきち)元参議院議員は、翁長氏に埋立申請承認の撤回・取消の確約を求めて候補者の一本化を提案したが、翁長氏側が、これを拒絶した。誠に残念なことである。
翁長雄志氏は10月21日に公約発表会見を行ったが、基本的には、従来の主張を変えていない。
「あらゆる手法を駆使して、名護市辺野古に新基地は造らせない」とし、「承認の撤回も視野に臨む」
としているが、撤回・取消を確約しないのである。
「あらゆる手法を駆使する」としており、このなかに「埋立申請承認の撤回・取消」も含むとしているのであるが、そうであるなら、「他の手法で辺野古米軍基地建設阻止を実現できない可能性がある場合には、埋立申請承認の取消または撤回を実行する」と確約すればよいのである。
翁長氏は、喜納氏の建設的な提言に真摯に耳を傾けて、辺野古米軍基地建設阻止実現の実効性を高めるために、結束して、共闘体制を構築するべきなのである。
6)翁長氏陣営の姿勢は、
大きな疑念と問題がある
ところが、翁長氏陣営の姿勢は、辺野古米軍基地建設阻止に向けて一致結束して大同団結しようというものとは、かけ離れている。ここに大きな疑念と問題があるのだ。
最大の矛盾は、翁長(おなが)氏が、「あらゆる手法を駆使して名護市辺野古に新基地は
造らせない」とし、
「承認の撤回も視野に臨む」と表現し、「あらゆる手法」のなかに、「埋立申請承認の
撤回または取消」を含む、というのであるなら、喜納昌吉氏が提示した真摯な提案を矛盾することは何もないはずなである。
喜納(きな)氏の提案を真摯に受け止めて、「他の手法で辺野古米軍基地建設阻止を実現
できない可能性がある場合には、埋立申請承認の取消または撤回を実行する」と確約すれば
よいのである。
この確約があれば、喜納昌吉氏は、翁長氏への候補者一本化を積極推進したはずである。
10月7日の那覇でのシンポジウム開催時点では、喜納昌吉氏が、すでに知事選への出馬意思
を表明していた。
しかし、私は、この時点でも、翁長氏が、埋立申請承認の撤回または取消を確約すること
により、候補者の一本化を実現するべきであるとの主張を貫いた。
喜納氏は、私のこの主張を正面から受け止められたのだと思う。
(参考資料)
「玉虫色」の知事戦は、自民党の謀略か ?
沖縄県知事選は、長年、自民党による謀略が継続 !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:
2014/09/21より抜粋・転載)
1)沖縄県民を裏切った、仲井真氏
2)名護市の市民は、米軍基地建設を拒絶する意思を明示
3)翁長雄志氏は、「埋立承認撤回」を明言せず !
4)「革新系」会派と「保守系」会派が混合した、
翁長陣営
5)翁長氏が「埋立申請撤回」を確約しない選挙は県民を冒涜 !
6)「玉虫色」のままの知事戦なら、単なる権力闘争だ
7)「玉虫色」の知事戦は、菅義偉氏の謀略か?
今回の選挙の図式は、菅義偉氏が仕組んだものであると考える。
翁長氏を、辺野古基地建設阻止勢力の統一候補として擁立させる。
しかし、問題の核心である、「埋立申請撤回」の確約は、させない。
この部分だけ死守させれば、翁長氏当選で、まったく問題はないのだ。
逆に、基地建設反対派のガスを抜くことができる。
8)2006年、徳田毅氏を寝返りさせた、自民党の謀略
徳洲会の徳田毅氏を自由連合から脱党させ、沖縄県知事選の直後に自民党に入党させた。
愛媛県の徳洲会病院を舞台にした生体肝移植問題で、徳洲会病院の刑事責任追及の可能性が浮上していた。
徳田氏は、糸数慶子支持の自由連合を抜けて、仲井真弘多氏支援に回った。
この選挙でフル活動したと伝えられているのが、沖縄徳洲会病院である。
この徳洲会病院が2012年12月の総選挙における選挙違反で摘発された。
昨年11月には、2010年の沖縄県知事選から丸3年の時間が経過した。
2010年沖縄県知事選の選挙違反事案について、多くが、公訴時効を迎える局面だった。
9)沖縄県知事選は、自民党による謀略が続いている !
仲井真弘多氏は、この問題で安倍政権、菅義偉氏から揺さぶられたのだろうと、私は推察している。
魑魅魍魎(ちみもうりょう)とした世界なのだ。
辺野古基地建設阻止を求める政治勢力は、知事選に勝利することを優先しているように見えるが、ただ勝てばよいというわけではない。
2010年の知事選で、県外・国外移設を公約した、仲井真弘多氏は、沖縄県民を裏切った。
菅義偉氏が「これがすべて」と明言する、「辺野古海岸埋立申請承認」に突き進んだのである。
辺野古基地建設を阻止するには、「埋立申請承認」を撤回することが、まず第一歩になるのだ。
「埋立申請承認」を撤回しても、それですべてが片付くわけではない。
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