中国艦隊が、先月、沖縄諸島を通過して太平洋：沖ノ鳥島近辺にまで
航行して訓練を行った際に、４月８日と２１日の２度に渡って
艦載ヘリコプターが海上自衛隊の護衛艦に異常接近：距離９０ｍ、高度３０ｍした事件

「 ヘリ異常接近は独断？…中国艦命令を無視 」（読売）
<http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100425-OYT1T00860.htm>

に関連して、中国の駆逐艦が、偵察機Ｐ３Ｃに向けて速射砲の
照準を合わせていたことも判明。

「 海自機に速射砲の照準＝中国海軍の駆逐艦、東シナ海で−関係筋 」（時事）
<http://www.jiji.com/jc/zc?k=201004/2010042000046>

軍事専門家によると、国際慣例法上、航空機に照準を合わせたり、
爆撃機が爆弾倉の扉を開いた場合は、「 戦闘行為 」とみなされ、
即時攻撃（防戦）して良いことになっているとのこと。

この事件は、警察法の適用下（発砲されて初めて反撃出来る）にある
日本の自衛隊に向けられたものであるが、万一、アメリカ軍機に向けて
同様のことを行っていれば、躊躇なく中国駆逐艦は攻撃されるそうです。

つまり、この事件は、中国による日本への宣戦布告と同レベルの事件
だった訳ですが、その裏にはどうやら中国内部での権力争いが絡んでいる模様。

最近、めっきり姿を見せなくなった江沢民。
実は、胡錦濤による江沢民追い落としが最終段階にあります。

「 江沢民起訴案件　中国「百度」で10時間の検閲解除 」（大紀元）
<http://www.epochtimes.jp/jp/2010/04/html/d76131.html>2010 4 3

「 アルゼンチン、江沢民前国家主席に逮捕状 」（大紀元）2009 12 28
<http://www.epochtimes.jp/jp/2009/12/html/d71656.html>

江沢民は、この他スペインなどからも法輪功へのジェノサイドを
理由に起訴されていています。
江沢民は、失脚後の亡命地としてアルゼンチンで広大な土地を用意していた
ようですが、今回の起訴により亡命先を失ったことになります。

さて、今回の中国艦隊による挑発行為は、江沢民による
胡錦濤への嫌がらせと位置づけられるようです。
胡錦濤は、中国軍部を一応は掌握したもののその主体は陸軍。
上海を拠点とする海軍は未だ江沢民の影響下にあり、
日本やアメリカとの緊張を作り出すことで、胡錦濤の足を引っ張るという
作戦に出たようです。
以前には、胡錦濤が観艦式で乗船〜航行していた際に後続の駆逐艦から
砲弾を打ち込まれ、幸いにして着弾地点から胡錦濤が離れた後だったため
無事で、ほうほうの手で、追撃を逃げ切ったと云う事件も伝えられています。

こうした流れの中で、習近平の立場も怪しくなり始めているのかもしれません。
　

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