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訃報:山岡ミチコさん82歳=「原爆乙女」の一人
毎日新聞 2013年02月03日 21時12分
広島で被爆し、10年後に米国で治療を受けた「原爆乙女」の一人で、被爆体験の証言活動を続けてきた山岡ミチコ(やまおか・みちこ)さんが2日、肺炎のため亡くなった。82歳。葬儀は4日正午、広島市南区大州5の3の22の平安祭典広島東会館。自宅は広島市中区西平塚町4の28。喪主は義妹山岡ナリ子さん。
高等女学校3年だった15歳の時、爆心から約800メートルで被爆。顔や手に大やけどを負い、ケロイドが残った。広島を取材に訪れた米国人ジャーナリスト、ノーマン・カズンズ氏らの呼びかけで1955年に渡米して治療。1年半にわたって27回の手術を受けたが、首や手に痕が残った。
洋裁の教師などを務める傍ら、母親の死を機に79年から証言活動を始めた。国内だけでなく、米国など海外でも自らの被爆体験と核兵器廃絶を訴えた。06年8月6日に脳梗塞(こうそく)で倒れ、翌年には証言活動に復帰したが、療養生活を続けていた。
親交があった前広島原爆資料館長、畑口実さん(66)=広島県廿日市市=は、02年にカナダ・オタワで開いた原爆展で山岡さんに証言してもらった。「倒れるまでやるんじゃ」との言葉が印象に残っているという。昨秋、介護施設に見舞ったのが最後で「顔にケロイドを負いながらの証言は『二度とこうなってはいけない』という迫力があった」と振り返った。【中里顕】
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