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(回答先: 投稿可能になりました。本番投稿をお願いします。 投稿者 管理人さん 日時 2011 年 3 月 21 日 21:16:31)
山本美香さん(45歳)は、戦乱のシリア国内でも特に激しい戦闘が続くシリア北部アレッポで取材中に、非業の死を遂げた。小型ビデオカメラを片手に世界中の戦地を飛び回り、タリバン支配下のアフガニスタンやイラク戦争などの実情を伝え続けた気鋭のジャーナリストだった。紛争地での取材経験が長いベテランの突然の悲報に、山本さんを知る人たちは言葉を失った。
フリージャーナリスト、綿井健陽さん(41歳)は「彼女は1990年代半ばから、パートナーの佐藤和孝さんと一緒に中東だけでなく、旧ユーゴスラビアなどを渡り歩いた。何でもこなせる記者だった」と振り返り、「取材姿勢は慎重だった。信じられない」とショックを受けた様子。
ジャーナリスト集団「アジアプレス」の石丸次郎さん(50歳)は「最近では、山本さんと佐藤さんのコンビが紛争地帯の場数を一番踏んでいる日本人ジャーナリストだったのではないか」と話し、「むちゃするタイプではない。彼女ですら防げなかったぐらい、シリアの戦闘が激しかったということか」と話した。
米国が資金援助するアラビア語放送アルフーラ(Al Hurra)は、ジャーナリスト4人を乗せた車両の運転手の話として、攻撃してきたのは服装から見て反体制派の自由シリア軍(Free Syrian Army、FSA)のようだったと伝えた。だが、FSAはこれを否定し、攻撃は政府軍によるものだと主張しているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120821-00000001-jij_afp-int
また、シリア国内で活動するNGOによると、同じ攻撃でレバノン人女性1人を含むアラブ人2人とトルコ人のジャーナリストが行方不明となっている。
シリアが内戦状態に陥ったのは、東日本大震災があった2011年3月のことでした。それ以来、戦闘などに巻き込まれて死亡した外国人ジャーナリストは山本さんで4人目となった。
欧米+スンニ派中東諸国VSイラン+ロシアの代理戦争とも言われるこの内戦より、多くのこの国の人々は、領土問題やオリンピック選手の銀座凱旋パレードなどを利用した2020年の東京オリンピック構想に関心を持ってしまうのでしょうか。
多少、関心を持っている方でも、「シリアのアサド政権がひどいことをしているから、
自由シリア軍が立ち上がったのだ。故に、自由シリア軍は正義だ。」と言った視点に立っている方が多いのでしょう。欧米+スンニ派中東諸国VSイラン+ロシアの代理戦争と言う視点に立っている方は少数派なのではないでしょうか。
日本国内でも、欧米派とロシア・中国派が存在していると言う視点があります。日本の現代史を、単純に「対米従属の歴史」と見る視点は、視野が狭いと言う意見があります。
話を戻しましょう。彼女を殺したのは、自由シリア軍なのでしょうか、それとも、
政府軍なのでしょうか。
欧米の支配層とそれと繋がる日本国内の欧米派は、政府軍の仕業と言う説にもっていきたいのかもしれない。
所謂「西側メディア」だけで情報を得ている皆様が正義だと考えている反体制派が、実は正義ではなくて市民を虐殺しまくっていると、Benjamin Fulfordは証言している。
だとすれば、News U.S.が主張するように、今回の不幸な出来事が「反体制派による自作自演」なのかもしれない。
http://www.news-us.jp/article/287624360.html
2012年8月20日の銀座でのロンドン五輪凱旋パレードの50万人と言われる人々の熱狂から推測するに、現在の日本はナショナリストが増えているのかもしれない。その日本において、「日本人がアサド政権軍に殺された」と報道されれば、「アサド政権を潰せ」と言う日本の世論も高まるかもしれない。そうした世論が高まれば、欧米の支配層とそれと繋がる日本国内の欧米派にとっては好都合ですね。だって、これから米軍が直接アサド政権潰しの本格的な戦争をするとしたら(してほしくないですが)、日本は資金面や後方支援で軍事協力をさせられる可能性があるあるわけですから。
綿井健陽さんが述べているように、彼女の取材姿勢は慎重だったのです。だから、今まで死なずに戦場取材ができたのです。そのような彼女がなぜ死に至ったのでしょうか?
彼女を含めたジャーナリストの多くは、自由シリア軍などの手引きでシリア北部に潜入して取材活動を行っているのです。つまり、ジャーナリストの多くが、自由シリア軍などの反体制派を、自分たちの味方だと考えていると言うことになります。だとすれば、慎重な取材姿勢の彼女も、反体制派に対しては油断すると言うことになるのではないでしょうか。
戦場に潜入した経緯がそうであるならば、ジャーナリストの使命は、「アサド政権軍は、こんなひどいことをしている。」と報道することになるのではないでしょうか。
2012年8月21日19:00からのNHKニュースは、山本さんを殺害したのは政府軍だと言う立場に立っていた。
2012年8月21日の報道ステーションによれば、山本さんと一緒にいたジャパンプレスの佐藤和孝さんは、「政府軍の攻撃」と話した。
また、その報道ステーションで、インデペンデント・プレスの後藤健二さんは、「アレッポは、政府軍と反政府軍が混在化している。」と語った。
本日2012年8月21日23:30からのフジTV系のニュースでは、トルコからのLIVE放送で、佐藤和孝さんが語った。山本さんは、佐藤和孝さんとアレッポの内戦を取材している最中に、20〜30メートルの距離から路上で政府軍によって銃撃を受けたという。
また、この番組では、先に記載した綿井健陽さんも語った。
JNN系の2012年8月21日のニュースで、佐藤和孝さんはこう語った。
「見た瞬間彼らは一斉に、一斉射撃を始めました」
「(前方にいる兵士を)見た瞬間、彼ら(政府軍)は一斉に射撃を始めた。乱射されたとき山本がどういうアクションをしたのか、どうだったのか僕の目には一切入らなかった。残念ながら」
逃げる際、佐藤さんは山本さんの姿を見失いました。銃撃の音は、一時間ほど続いていたといいます。
「まさか前方から政府軍が来るという想像はしていなかった。僕は彼女を守ることができませんでした」
その後、佐藤さんは病院で山本さんの遺体を確認。銃弾は首を貫通していたといいます。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5112069.html
シリアでは、戦争や西側マスコミの言う弾圧で、23000人以上の方々が亡くなったと言う。
山本さんの遺体は、自由シリア軍によってトルコ南部キリスに搬送され、トルコ当局に引き渡されたという。
ところで、景気減速がささやかれている中国や2012年8月21日にスマホ加入者が3000万人を突破し、国民の6割がスマホを使用する有様となった韓国との領土問題を再燃させ、東アジア不安定化を図っているのは、どこの勢力なのでしょうか?
この悲劇を1番早く伝えたのは、ユーチューブであった。政府発表より早く、ネット上で悲しみが広がった。
さて、いろいろな角度から今回の悲劇を論じてきた。どうやら、日本のマスコミ、延いては、西側マスコミ全体の今回の悲劇の見解は、佐藤和孝が語った通り、「アサド政府軍が、山本美香を殺害した。」と言うことに落ち着いたようだ。
山本美香は、弱者の立場に立った報道姿勢を続けてきた。佐藤和孝や山本美香の取材内容をよく報道していた日本テレビの2012年8月21日の夕方のニュースで局の解説者もそのように語っていた。彼女の意思を受け継ぎたいと語ったような気がするが、記憶は不確かである。もし、その記憶が確かなら、消費税増税にもっと異議を唱えてほしかった
佐藤和孝や山本美香や綿井健陽は、西側マスコミの中で生きていく以上、一定の限界はあるにしても、基本的には正義感溢れるジャーナリストだと思う。
山本美香の父親は新聞記者でした。彼女は、父親の背中を見ながら育ち、立派なジャーナリストになりました。TVから流れる父親の言葉が涙を誘いました。
真に弱者の立場が立つ人が多数派になるよう努力していきたい!
福田元昭の「桜の木になろう 」http://ab5730.blog.fc2.com/ より
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