http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/2732.html
Tweet |
以下抜粋による要約(詳細は以下URL参照)
http://www.magazine9.jp/oshidori/120808/
------------------------------------------------------
「ピーチプロジェクトって知ってる?」とチラシが送られてきたのは7月28日のことでした。
大阪の茨木の小学校5・6年生を福島の伊達市に8月16・17日と泊りがけで連れて行って、除染情報プラザを見学したり、桃の食べ
放題をしたりするというプロジェクト。 で、主催の福島ステークホルダー調整協議会って何?
福島の方々に電話しまくってお聞きしたけど、みなさん「聞いたことなーい!」。伊達市の職員もご存知なく。了解、調べます。
この協議会は今年の5月から発足していました。福島県の田村市に住所があり「放射能全般に関わるより正確な認識共有プロジェクト
(通称:心の除染プロジェクト)」をするための団体です。心の除染…。お金の出所はどこ〜? と調べると、内閣府の新しい公共支援
事業交付金を使った、福島県が地域の問題解決にあたる仕組みを作るための、地域づくり総合支援事業の募集で選定されてますね。こち
ら。おもな活動は月4回以上の講演会、家族のリスクマネジメント勉強会を開催、そしてICRP(国際放射線防護委員会)と調整して
8月に「心の除染・国際シンポジウムin福島」を開催してメッセージを国内外に発信ですって。
で、ピーチプロジェクトに戻ります。福島県内のあちこちの方々に伺うと、みなさん絶句してました。
「大阪の子供を福島に連れてきて桃の食べ放題? うーん、それより、福島の子供をどこか線量の低いところに連れていって果物食べ
放題させてよ!」
「桃は汚染されてないって聞くけど、だからといって『心の除染』のアピールに他所から子供を連れてくるのはちょっとね…」
「うちも農作物が売れないから大変だけど、でも、うちの子供に食べ放題をさせて売ろうとは思わないよ」
「安全なら、県知事や大臣の孫や子供に食べ放題させたらいいんじゃない? そのほうがアピールになるよ」
などなど、ピーチプロジェクトに関してみなさん否定的でした。
で。このピーチプロジェクトがネットで話題になって、小学生を連れてくることは中止になりました。代わりに大学生を連れてくる計
画になったそう。 おぉ! もとのチラシをよく見たら「ピーチプロジェクト・ジュニア」と書いてある! ジュニアでない、ピーチプ
ロジェクトを行うのかな?
そして、この関連で、福島ステークホルダー調整協議会の事務局長である半谷(ハンガイ)輝巳氏が大阪の茨木で講演をされたのです
が、半谷氏についてもいろいろ調べました。 半谷氏の活動の「たむらと子どもたちの未来を考える会」が発展して、福島ステークホル
ダー調整協議会になったようです。他の事務方も、半谷氏の経営する塾の講師の方々。しかし、協議会の代表者は東大名誉教授安井至氏
ですし、ICRP委員と放射線審議会会長の丹羽太貴氏も名前を連ねてますよ!
半谷氏は積極的にあちこちで講演をされていて「今後200回開催する予定」とのこと。ん? でも大学のご専門は全然別だよね?
お仕事は塾の先生だし、なぜ放射線のリスクに関する講演をされたり、伊達市の放射線アドバイザーをされているんでしょう?
経歴を拝見すると、放射線関連は「放射線安全フォーラム」に属されているのみ。えー、これって…。前回の記事の田中俊一氏が副理
事長をされているところですよね…(脱ってみる? 第48回「原子力規制委員長になりそうな田中俊一氏は『除染マニア』で『自主避
難者の敵』の件。」)。
そして半谷輝巳氏と田中俊一氏の共通点として、お二人とも伊達市で放射線アドバイザーをされていますね。田中氏が「放射線安全フ
ォーラム副理事長」として原子力委員会で除染活動について、発言されている議事録のくだり。前回も書きましたが重要なのでもう一度
。
福島ステークホルダー調整協議会の事業計画書には、「ICRPと意見調整のうえ、福島で『心の除染・国際シンポジウムin福島』を
開催して、今後の放射能と向き合うためのメッセージを国内外に発信」とありますが、どんなメッセージを発信されるか、気になります
。 半谷氏が講師として関わっている「家族のリスクマネジメント勉強会」や、副代表をされている「たむらと子どもたちの未来を考え
る会」も、10μSV/h以下だと問題ない、という観点からだと、心配ですね!
******
他にも、半谷氏のご発言で興味深いものがあったので抜粋。「量子放射線利用普及連絡協議会」第15回会合・議事メモより。ここで
半谷氏は、「福島ステークホルダー調整協議会、AFTC AFTC の活動と福島からの思い」 という講演をされています。その記録から。
NHKが報道したNHK追跡!真相ファイル「低線量被ばく揺れる国際基準」についての毎日新聞の小島さんが主催した勉強会におい
て、原子力関係者が「NHKに謝罪させる方法をレクチャーして欲しい」と相談した。(へぇ、そんなことがあったのね、原子力関係者
は強気ですね!)
******
南相馬市での除染を東大の児玉龍彦先生が実施した。放射線量は下がらなかったが、住民の方々は「こんな偉い先生が、我々住民と一
緒になって、汗をかいて、除染をしてくれた。本当に有難い。」と言って感謝していた。この場合、除染によって、放射線量は下がらな
かったが、住民は不満に思うのではなく、感謝している。その活動により、放射線量が下がった下がらないの問題ではなく、意義のある
活動であったといえるだろう。 (うーん、児玉先生はお医者さまで、除染のエキスパートではないものね、といいますか、除染して
、放射線量が下がらないと、無駄に被ばくしちゃうだけのような気がしますよ? そして、効果的な除染をやったほうが絶対にいいと思
うのだけれど?)
/////////////////////////////////////////////////
< 関連記事 >
大阪の子どもを福島県へ−福島ステークホルダー調整協議会の黒い霧: 院長の独り言
http://onodekita.sblo.jp/article/57285153.html
NPO福島ステークホルダー調整協議会について
http://togetter.com/li/316129
/////////////////////////////////////////////////
農業経済活動保護の為だけに、他府県の議員・教師を使い、「安全とは言い切れないが、ただちに影響のでない汚染食品」を強制的に子
供達に食べさせようとする。しかも、除染できると言っておいて、除染できなかった線量の地域へと誘致するのか?
しかし、ネットで話題になった程度で、計画が中止されるようなおそまつな企画ですが、大学生なら良いのか?という疑問も残る。
「心の除染プロジェクト」という立派なお名前ですが、まずは、できもしない除染をやってからでしょ。
無知な国民への、放射能安全啓蒙 原発マフィアの洗脳活動は終わらないが、子供の未来を守りたい親には通用しない。
<平成23年3〜5月測定> 月間降下物におけるストロンチウム90 (福島・宮城は計測データなし)
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/contents/6000/5808/24/194_Sr_0724.pdf
茨城600万Bq/m2、群馬190万Bq/m2、山形160万Bq/m2、栃木120万bq/m2、東京89万ベクレル/m2、 岩手74万Bq/m2
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。