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「まさおっちの眼」http://blog.goo.ne.jp/masao19481/より転載。
フランスの権威ある新聞ルモンド紙は、日本で毎週金曜日に行われる原発反対の官邸を取り巻く15万人デモを「日本のマスコミはおかしい。このデモをNHKはまったく無視し、大手新聞も小さな記事にとどめている」と痛烈に批判している。フランスに言われるまでもなく、本当に日本のマスコミはおかしくなっている。ところで、「赤い、赤い、朝日は赤い」、一昔前、朝日新聞はそう右翼から揶揄され、右翼から襲撃事件も起こされた。ある意味、少し左翼がかった論評の多い新聞だったからだ。それは権力に対してそれなりのジャーナリストとしての反骨精神があったように思われた。ところがこの五、六年の朝日新聞の社説などは、政府・財界・官僚・検察べったりの、読むに堪えない記事ばかりだ。世論を既得権益者に有利に誘導操作する、まるで官報のような記事に終始している。ジャーナリストのカケラもないようだ。だからこの頃は「今日はどんなベッタリな視点で社説を書いてるかな」という見方で朝日新聞を読んでいる。そうすると一昨日は検察トップの交代を取りあげ「新検事総長、後戻りさせぬ覚悟を」とまたもや、検察を持ち上げ、エールを送っている。笠間治雄前検事総長は証拠改ざん事件などの責任をとって辞職した大林宏氏を引き継ぎ総長になり「検察改革の旗を改めて高く掲げた」というのだ。バカ言え!東京地検の検事がウソの捜査報告書を書き、冤罪を生んだくせに、関係者すべてを不起訴にし、改革するどころか問題をうやむやにしたではないか。それを朝日は「検察改革の旗を高く掲げた」とトンチンカンに絶賛し、小津博司新総長にも受け継いでほしいという。なにをかいわんやである。冤罪を生んだ、それも日本の総理になれる人材だった小沢一郎を、検察からのリークのでっち上げ情報を朝日新聞は三年間も垂れ流し、「小沢=悪」と世論操作を行い、無罪になって検察のでっち上げが判っても、朝日新聞は反省もせず、しゃあしゃあと検察擁護に努めている。小沢一郎は、記者クラブの廃止を提唱している。記者クラブがマスコミの官報報道化の元凶とみているからだ。ところが新聞社にとってこの権益を廃止するとは何事かと目の敵にしているのである。だから冤罪を生もうが魔女狩りのように小沢を叩く、自社の利益しか考えていないのである。一見庶民の味方の立場を見せながら、実は広告のもらえる財界、再販制度を維持してもらえる政府・官僚、情報のもらえる検察などに有利なように購読者庶民を世論操作しているのだ。この卑劣さは目に余る。この頃の朝日新聞も一事が万事この調子である。検察の悪口を書けば情報がもらえなくなるのが怖いのか、まったく、反骨精神も、みずからの反省もまったく見られない。そんなジャーナリストのカケラもないマスゴミを購読していることは、考えてみると、反面教師の読み方であっても支持していることになる。その点、インターネットなんかで見ると、唯一、東京新聞は地方紙でありながらもジャーナリストとして頑張っている。だから、とうとう、10月まで購読契約が残っているので、11月より東京新聞に購読を切り替えた。40年も読んでいた朝日新聞だが、ジャーナリストとしてのその裏切り行為にはもはや堪えがたいものがある。
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