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今月、20日に本格的瓦礫受け入れを北九州市、北橋市長が決定いたしました。
北九州市が、宮城県石巻市の放射能汚染された、震災瓦礫焼却を始めれば、汚染は勿論、北九州市だけにとどまらず、偏西風により、山口県をはじめ(宇部あたりがホットスポットになると言われている)、西日本の相当広範囲な部分が汚染されます。また北九州市で西日本初の、本格的な瓦礫焼却が始まれば、他府県も堰を切ったように、追随するでしょうから、西日本全体が広域処理により汚染されるのは時間の問題です。当然、今は安全と言われている、西日本の食物もすべて汚染されることになります。また、福島、東北、関東の放射能による被災者は、日本国内のどこにも逃げ場はなくなります。これは決して誇大な表現ではない、と自分は思います。
本格的焼却は8月から始まるということであり、それまで、まだ1か月の余裕があります。現在のところ、焼却灰を同市若松区の最終処分場に埋め立てる予定になっています。しかし、漁業組合が風評被害を恐れて、焼却灰の埋め立てに難色を示しているために、試験焼却80トン分の焼却灰も埋め立てることができず、現在、ただ袋に入れたまま放置されてるとのことです。
(したがって、漁業組合が最後まで踏ん張って抵抗してくれれば、なんとか広域処理を止める一縷の望みもないではないですが、なにせ環境省と市が、強権をもって広域処理を強引に推し進めているため、非常に難しいと思います。いつかは、金と権力に懐柔されるのは時間の問題だと思います。)
北九州で、瓦礫受け入れ反対、北九州&西日本を放射能から守らなければ、という一心で、必死に第一線に立って活動してきたのは、「震災避難者お話会」という、福島から北九州に避難されて来られた方々です。それもそのはず、わざわざ北九州は安全と思って避難したのに、放射能のほうが追いかけてきた。と言って泣かれていた方もおられました。
その中には弁護士の方もおられて、ボランティアで活動されてます。
勿論、「震災避難者お話会」の活動は、すべて言論による、合法的なものに限定しています。だから、署名活動、デモ行進、説明会主催もしくは要求、ビラ配り、市役所内でプラカードを持って静かにしている。等です。テスト焼却の時は警官隊と衝突しましたが、それは焼却場門前でなく歩道内なら座っていてもいい、という警察との話だった(と聞いてる)のに、急に“道路交通法違反”ということで、いきなり強制排除されてしまいました。
また、「差止め訴訟」については、弁護士は、差止め訴訟は、実際に差し止めになった時、大変なお金がかかるのでできない。と言っておられました。
では、これから「震災避難者お話会」を中心とする、瓦礫受入れ反対派にどういう作戦があるのか、というと本焼却になった時、風船を上げる(風向きを示して、煙がどの辺に落ちるか、目で見てわかるようにする。)
ただ、風船代が10万ほどかかるが、その10万のお金にも困っているのが現状。現在、漁業組合が最後の砦なので、応援のFAXを漁業組合に送る、等です。
ただ国と市が強権を持って、超法規的に広域処理を強引に推し進めている中、合法的、言論のみに限定した活動は、あまりにも弱い、はかない抵抗に感じられてなりません。
過去のデモ行進の例から見れば、十分な情報伝達が行われれば、500人ぐらいは十分集まると予想できますが、しかし、問題は烏合の衆が、単にシュプレヒコールを上げるだけではどうにもなりません。
弱者が、強者と効率的な戦いをするためには、軍師のような存在が絶対不可欠です。
しかし、そんな知恵者、賢者は、残念ながら、現在の北九州には、望むべくもありません。しかしながら、この阿修羅読者の中には、該博な知識をお持ちの方を、しばしば、お見受け致します。
こういう風に戦えばいい。そういう知恵、作戦、法律知識等をお持ちの方は、どうか、知恵をお貸しください。圧倒的に強大な力と権力の前に、なすすべもなく立ちすくんでいるのが、北九州の瓦礫広域処理反対派の現状です。
阿修羅の読者の知恵におすがりするより、他にこれはという、いい方法を見出せず立ちすくんでいます。
皆様の貴重なアドバイス、ご意見、お待ちしております。
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