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国民との約束をないがしろにし、約束していないことに血道をあげる野田政権。筆者は政権交代後の新たな未来に期待し、2009年の総選挙で民主党に一票を投じた一人だが、政治主導どこ吹く風の菅政権以降、悶々たる日々を過ごしている。
本来真打ちであるはずの小沢一郎氏が首相となり、堂々たる政治をしていれば、東日本大震災および原発事故による放射能被害への対処は随分違ったものとなっていたはず。日本の歩むべき道を明確に示し、被災地のみならず多くの国民が将来に光明なり希望を抱いて生活をしていることだろう。
しかしながら、現実はこの負のスパイラルに陥ったデフレの中で消費税増税一直線に進む財務省主導の野田氏が政権を握る。「身を削る」―。今年に入り野田政権が使う言葉だ。衆院の定数削減を引き換えに国民に増税の理解を得たいようだが、国民は少し冷静になって考えもらいたい。
仮に削るのであれば、まず歳費が2200万円に達する議員報酬の方で、定数ではない。日本の歳費は世界最高で、英国900万円、米国1300万円と比べても際立つ。ただ、官僚主導ではなく、政治主導の政治がしっかりとできていれば、歳費を削ることもないと思う。
国会議員を減らす定数削減をもっともなことと受け止めている国民は少なくなく、そこに落とし穴がある。そもそも定数削減は民意を国政に反映させる手段(議席)を失うもので、身を削られるのは国民側と解釈すべき。逆に日本は先進国でも人口比に対する衆院(下院)の数が圧倒的に少なく、本来は議席をもっと増やして良いはずだ。定数削減は民意を恣意的に排除する天下の大愚策だが、衆院と参院を一本化した一院制を本気で議論してはどうだろうか。一院制は明治から続く統治機構の改革にもつながっていくことになる。
「消費税5%分の皆さんの税金に天下り法人がぶらさがっている。それなのにシロアリを退治しないで、消費税を引き上げるのですか」。いみじくも野田氏は政権交代前に街頭でこう訴えた。あの映像をテレビやネットで見た多くの方は、あらためて騙されたと思ったことだろう。
財政破綻したギリシャの消費税が20%だったように、税収が増えても本来身を削るべく天下り法人が野放しでは何の意味もなさない。増税と定数減で、支配力を一層強める官僚のほくそ笑む姿が浮かんでくるだけだ。
テレビ・新聞の大メディアが真実を、本質を伝えないからこそ、このサイト「阿修羅」の役割があると思う。筆者は2年ほど前にこの阿修羅を知り、今では毎日チェックする生活の一部となっている。中には偏った投稿もあるが、情報収集においてとても参考になる。今回初めて筆者自身も投稿した。この「阿修羅」がもっともっと多くの国民の目に触れるようになれば、日本はきっと良い方向に変わっていくはず。他メディアへの宣伝を含めそうした議論が今後できていけば、「阿修羅」も一段高いステージに進んでいくのかなと感じている。
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- 投稿可能になりました。本番投稿をお願いします 管理人さん 2012/2/10 00:32:40
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