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抗議行動になれているその道の専門筋には、ものの数にも足りない動員力といい、その、あまりにへたくそなシュップレッヒコールといい、笑止千万かも知れない。
だが、あまりのひどさ、あまりの生きづらさに声をあげざるを得ない人たちが、あちこちのデモや集会に参加しているうちに、自分の住んでいる地元で、自らが呼びかけ人となって、はじめてのデモや集会を開くようになった。
私の知っているだけでも、それは、10本の指で数えるには足りない。
尼崎の古村さん、大阪の石原さん、名古屋の檀渓さん、福岡のお母ん、新潟の高橋さん、鎌倉の塚原さん、暗い日曜日の渡辺のねーちゃん、所沢デモのもっさりにーちゃん・・・・そして、ついに浦安のずんぐりむっくりのおとんだ。
私もまた、地元埼玉・入間でひとりで声をあげた。
ひとりが、3人になり、3人が10人になり、声をあげるたびに、名前は覚えきれないが、顔見知りの“デモ・ダチ”はふえていく。
そういうふうにして、風雲急を告げるこの時代に、「このままでは、とうてい持たない。もう少しまともな社会に変えよう」という機運が、ジリジリとひろがっていく。
彼とはじめてあったのは、反検察・小沢擁護デモだった。
忘れられないのは、原発反対に何十年も前から声をあげている老舗が呼びかけた日比谷公園のあたりの集会だった。
チェルノブイリや全国の原発にたずさわった人たちが、次々と訴える声に聞き入って、「みんな、そんなに前から声をあげていたのだね。知らなかった!」と感激して、うなずいている、その、真摯な姿に打たれた時だった。
以来、あちこちであった。
液状化でガタガタになった浦安のボランティアに誘われて、浦安を舞台に泣きたくなるようなしもじもの情感を描いた山本周五郎さん(「青べか物語」だったか)を思い浮かべながら、行ったことがある。
彼は、ひとりリフォーム屋さんだが、根っこは職人さんだ。
その、矜持と職人さんなら誰でも持っている明るい率直さに、いつも輝いていた。5、6人の暴漢を相手に闘ってもびくともしない体躯と膂力とやわらかい身のこなしを持っている。
その日、熱をおして浦和の反原発デモへ出掛けた。
入間のデモに来て頂いたお返しだ。
そこで、経産省前の福島の女たちの座りこみから来た彼にあった。
「浦安で、デモをやるんだ!」
開口一番そう、伝える彼の声の響きは、弾んでいてすてきだった。
11月20日(日)、その日、彼が届出から、呼びかけから、ビラ配りと、何から何までひとりでやる「千葉県・浦安デモ」が行われる。
――記――
20日(日)
JR京葉線「新浦安駅」北口・ダイエー側。
集合・午後1時半〜2時・出発。
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