http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/1992.html
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最新ビデオがアップされたので、ざっと訳してみました。
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「新データによりフェアウィンドの分析が裏付けられる。汚染は日本そして世界中に広がる」
地表の割れ目から蒸気が噴出している件だが、溶融燃料が格納容器を突き抜けて降下し、
地下水に接触したという説は、確たるデータがないので私は否定的だ。
この件を大騒ぎすることでいくつかのもっと重要なことがかすんでしまう。
まずはカリフォルニアの科学者グループの報告。
3月の事故の2週間後にカリフォルニアの大気中で硫黄35を検出。どうしてできたかが問題だ。
塩水のナトリウム原子に中性子に当たり硫黄になるが、検出された量からすると
1平米当たり4000億もの中性子が必要となる。これはどこから来たのか?
完全に臨界が停止したとは言えない、という4月に私が言ったことが実証された。
一度止まった後に再臨界が起きたことを裏付けるデータである。
次は、2週間前のNRCによる福島に関する会見。
このページにリンクを張っておいた。
http://www.fairewinds.com/content/briefing-task-force-review-nrc-processes-and-regulations-following-events-japan
NRCは燃料プールは大した問題を起こしてないと言っている。
ニューイングランド・コーリッションのシャド氏の質問。
「あなたがた皆さんが、使用済み燃料プールは壊れていないと言うのを聞いて驚いた。
プレス報告は、燃料プールから飛び出した1センチかそれ以上の燃料片が
1マイル以上先で見つかっていると言っているが、この食い違いをどう説明するのか。
これが私の第一の質問である」
NRC・グローブ氏曰く、
「報告されたで堆積物の大半は、原子炉内から出たものと思われる」
ホラハン氏曰く、
「敷地内でいろいろな形で見つかっているこれら飛散した放射性物質は、
使用済み燃料プールではなく、むしろ炉心から出たものと思われる」
これは、使用済み燃料プールからプルトニウムが飛散したという仮説より、さらに深刻である。
4月に私は3号機燃料プールで即発臨界が起きたという説を話したが、
NRCはそれよりはるかに悪いと述べている。
炉心も格納容器も壊れ、プルトニウムが敷地外へ放出されたと言っている。
私自身これには同意しがたく、未だに燃料プールから出たものだと思っている。
NRCの説はそれよりはるかに深刻なもので、米国の原子炉の設計を見直す必要がある。
次に、1号機のテント(遮蔽シート)の件。
この目的は敷地内の線量を下げるためだ。
テント内に溜まった放射能は、排気塔から空高く放出される。
作業員や周辺地域にとってはよいが、放射能放出がなくなるわけではない。
セシウムを遠くへ追いやることはできるが、問題解決にはならない。
最後になるが、東日本のセシウム汚染は広がっている。
日本政府は8000ベクレル/kg(毎秒8000回の崩壊数)未満なら焼却可能としている。
さらに混ぜるのも認めている。24000ベクレルのものを2倍量の無汚染のものと
混ぜ合わせれば8000ベクレルになり、焼却可能となる。
これはさまざまな問題を生む。
福島から出て地上に集まったものが、焼却により故意にまた大気に放出される。
せっかく校庭を除染してもまたセシウムが堆積してしまう。
再汚染の危険性があるのだ。
もちろん日本だけでなく太平洋を越えて米西海岸にも到達するだろう。
汚染物の焼却は汚染をさらにまき散らす結果となる。
また地上に堆積した放射性物質が河川に流れ込み、福島からかなり離れた海をも
汚染しているというデータもある。
日本は大変な問題に直面している。
これを解決するには、まず問題が深刻であることを理解しなければならない。
日本政府は無視を決め込んでいるが、問題を長引かせ、早期に対策するよりも
さらに費用を強いることになる。
深刻な問題を抱えていること、解決に大変な費用がかかることを理解しなければならない。
しかし、解決すべき深刻な問題があるという認識があれば、解決は可能である。
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- 投稿可能になりました。本番投稿をお願いします 管理人さん 2011/8/23 23:36:31
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