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「週刊朝日記者が体験、体内から「まさかの」セシウム」
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/1963.html
投稿者 猫に小判007 日時 2011 年 8 月 12 日 16:02:04: sm4bMho3zxfqs
 

「週刊朝日記者が体験、体内から「まさかの」セシウム」
http://www.wa-dan.com/article/2011/08/post-140.php

(途中から転載)

「セシウムが入ってましたね」

 えっ、検出されないはずじゃ......。

 これまで放射能の怖さについて見聞きし、また自分でもそうした記事を書いていながら、どこかひとごとだったと思い知らされた。パソコン上に表示された、放射性物質が放出するγ線のエネルギーに従って体内汚染の量を示す棒グラフを示しながら、細井教授が淡々と言う。

「これがセシウム137、こっちが134です。きれいにピークが出てるでしょう? もうひとつのピークは、人間の体内にもともとあるカリウム40ですね。ヨウ素131は検出されていないので、ピークが見られません」

 セシウム137が1642ベクレル、134が462ベクレル、合わせて2104ベクレル。これが測定日(7月8日)時点で記者の体内に入っていた量だ。よく牛肉などで「1キロあたり×ベクレルが検出された」と報じられるが、体重72キロの記者の場合、1キロあたりだと約29ベクレルになる。

 汚染牛よりはマシということか。

「福島で取材してたって言いましたよね。最初に福島に行ったのは何日でしたっけ?」と細井教授。

 記者が最初に福島入りしたのは3月19日。郡山市や福島市、二本松市などで4月第1週まで取材し、いったん東京へ引き揚げた。5月にはいわき市や南相馬市、相馬市など沿岸部の被害を見て回り、10、12日には川内村で始まった一時帰宅の様子を見届けた。前後して、計画的避難区域に指定された飯舘村や川俣町周辺も訪ねた。

 通算の滞在日数は40日ほど。福島第一原発から20キロ圏内の警戒区域には入っていない。

「今日の時点でセシウムがこれだけ体内に入っているのですが、これがどれぐらいの内部被曝に当たるのかは、改めて計算しないとわかりません。3月19日の1日だけで、全量を口や鼻から吸入して内部被曝したと仮定して、計算してみましょう」

 細井教授はそう言って、パソコンにデータを打ち込んだ。

 専用のソフトウエアを使うと、たちまち放射性物質の量を示すベクレル値が、人体への影響を示すシーベルト値に換算される。合計72マイクロシーベルトだった。3月19日からひとまず取材を終えた4月第1週までの間、毎日少しずつ被曝したとして計算し直しても、ほぼ同じ結果が出た。

 ちなみにこのころ、記者は外部被曝量のみを測れる線量計を首から下げていたが、3月19日から4月第1週までの積算値は83マイクロシーベルトだった。これと内部被曝の72を足し合わせた155マイクロシーベルトが、この間の推定被曝量ということになる。

「72マイクロシーベルトという値は、今後50年間にわたる影響を加味した数字です。50年分のリスクを今年1年で先取りして数値化したと考えてください」

 もっとも、WBCはγ線を出す放射性物質しか検出できないのに加え、半減期が短いヨウ素はすでに体内に残っていないため、正確に測れない。実際の被曝量はこれより多いはずだ。

 とはいえ外部と内部の被曝を合わせて「年間1ミリシーベルト」という国の基準値までには余裕がある。

「何ら心配はいらない値ですよ。ただ福島に住んでいない方にしては、若干多めかと思いますが。地場産のモノをばくばく食べたりしてませんよね?」

 そういえば5月に入って、計画的避難区域で採れた山菜の天ぷらや牛乳を口にしたことを思い出した。

「一度食べたぐらいならどうかな。食べたのと同じ山菜なら山菜の放射線量を実際に測ってみないと、はっきりしたことは言えません」との答え。

◆頭で理解しても心は落ち着かず◆

 普段、福島に住んでいない記者からもセシウムが検出されるということは、福島県民の被曝量はそれより多いということだろうか。

 細井教授によれば、震災直後に原発周辺にいた人は多かれ少なかれ、内部被曝している。問題なのは被曝したかどうかでなく、取り込んだ量が多いか少ないかだという。発災当初に福島にいたからといって、必ずしも高い値が出るとは限らない。

 これまで細井教授らは、福島県立医大と協力し、警戒区域内で捜索活動をしている消防士ら、福島県関係者のWBC検査を重ねている。内部被曝の値は20キロ圏内で作業をする関係者でも記者とさほど変わらず、原発作業員を除けば、今のところ心配される結果は出ていないという。

「例えばマンションの壁からはラドンが放出され、木造住宅に住むよりは年間数百マイクロシーベルト、自然放射線量が高いですが、それでマンションに住むのをやめようとは通常考えない。それぐらいの値なら許容されているわけです。報告されている数値はこれらの値よりずっと小さいです」

 ただ、内部被曝については専門家の間でも意見が分かれており、ごく少量でも人体への影響は大きいとする考えもある。これについての細井教授の考えは明快で、外部被曝であれ内部被曝であれ、基本的には同じ線量なら人体に与える影響は同じだと言う。国際放射線防護委員会(ICRP)や国の方針と一緒だ。

「ただしヨウ素だけは若干違います。体内でほぼ全身に行き渡るセシウムなどと違い、ヨウ素はほとんど甲状腺に集まりますから、被曝する線量がそれだけ多くなり、がんの発生率も高まります」

(転載終了)


お気軽な記者と大学教授ですね。
プルトニウム、テルル、ストロンチウムなども吸い込んでいるはずなのに・・・。
しかも、外部被曝と内部被曝を一緒に考えています。
この人の将来の健康が心配です。  

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