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壁が崩れ始めた一年 自健会相談員SAWADAのからだケアより 薬の医学から食の医学への転換を! http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/194.html
http://blog.livedoor.jp/ninomiyatchizuko/archives/2009-12.html 今年は変化の激しい年でした。世界的にみても、国内の情勢においても。
さまざまな病気は食事によって作られるのであり、今の食生活では病気は起こるべくして起こるのだ、と。 ところが。 そのころ、世は薬や手術を多用する医学を礼賛する風潮が長く続いていて、栄養で病気を治す視点は、長らく「気休めでしかない民間療法」として今村光一の主張・食を重要視する視点は冷遇され続けてきたんです。 食べ物ぐらいで病気が治るものか。 この強固な偏見。見えないが、微動だにしないこの世間の厚い壁。 今村光一だけが、この見えない壁に阻まれてきたわけではないんですね。 なぜ? そうは確信していても一患者の主張はあまりにも弱いのです。 誰にも信じてもらえない。果ては医者に逆らう変人、頭がおかしい狂信者とまでいわれる始末。そのうちに壁に頭をぶつけ、声を張り上げるのにも疲れてきてしまい、いつしかだれも黙して語らなくなる・・・・。 これが、食で病気がよくなってきた人すべてがたどってきた道のりといえます。 その中で硬骨の人・今村光一だけが世に食と病気の関係を追求した研究を世に送り続けてきていました。生前、今村光一は「意識が変わるのには10年20年の時間が必要だ」といっていました。 私も健康管理を模索する一個人として、常々この見えない壁の厚さを陰に陽に感じていました。意識が変わるのに時間がいる。それはわかっていました。 この変化を少しでも速めるために、患者同士が横のつながりを持つ必要がある。そう感じていたんですね。 良くなった話を聞いて共通項を探ろう。
食と健康に関する団体、または特定の食事療法の会のなかでも、自健会はもっとも会員さんの意識が高い団体だと思えました。 入会者のほとんどが今村先生の難しい、分厚い本を読破して入会されてきています。 この生化学的な説明というのが、「食でよくなるのは気のせい」という偏見の表層を突破する第一の力なんです。 これまでの「食事療法は非科学的」という強固な偏見を突破するには患者自身が生化学の視点を持つことだ。そう考えました。 しかし、去年今年と私の見込みとは違う方向からこの壁は崩れてきましたね。 それは江部先生の糖尿病治療における糖質制限の広がり。 さらにインターネットによる伝播の早さは予想を超えました。 済陽高穂先生の「今あるガンが消えていく食事」も書店においての扱い、インターネットでの読者の反応をみても意識の変化を感じます。 このような流れを見ていると思います。 何より医師自身から「医者は病気を治せない」と公言する本が多数出てきているのです。これを反論・批判する風潮は急速に消えつつあります。
まじないや祈祷で病魔を追い払う時代から、薬草・漢方を駆使する時代。
新しい医学がまとめられ、洗練されるのはこれからです。 今村先生が遺した研究もいずれ新しい医学の踏み台とされ、役割を終えるときがくるとおもいます。
来年はもっと流れが速くなるでしょう。さて、どうなるのでしょうか。
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