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「全体の10%の富裕家庭が国民の全財産の45%を占めており、10%の貧困家庭が所有する財産は全体のわずか1.4%である」(中国財務部)
これが、江沢民さんが主席時代に築いた現代中国の姿です。当然、「共産主義」とは相容れない異質なものであり、江さんが仲のよかった米国の新自由主義者が理想とする社会です。
よって、大半の中国国民から江さんは忌み嫌われており、ごく一部の富裕層と共産党保守派・人民解放軍幹部から「損得勘定」がゆえに支持されて来たに過ぎません。
中国が未だに「共産主義」だと思い込み、また、「中国」を一つの単位で語る似非右翼の皆さんがいるわけでですが、中国は名前だけ共産主義の実質「超資本主義」国家です。
国立大学ですら学費が高くて(ごく一部の超秀才以外は)普通の家庭からは入学できず。一方で、寄付金さえ積めば、金持ちの息子娘は精華大学でも北京大学でも入学できる。これでは、共産主義でも平等社会でもないわけです。
そういった意味で「もはや共産主義イデオロギーを捨ててしまった中国」への共産主義者の反発は激しいものがあります。日本で似非右翼を偽装している隠れ極左過激派や北朝鮮右翼が「チューゴク、チューゴク」と罵倒するのも、共産主義から乖離した中国への怒りが根底にあると見ます。もっとも、極左は極左で、実現不能な共産主義革命に未だに幻想を抱いている時代錯誤者であり、どちらも「零点」です。右でも左でもない「全人的」な「経済」主導ではない要素で国家を運営する新たな思想が必要です。金融ユダヤ人に持ち得ない発想です。
さて、その後、江さんの病状はいかがでしょうか?江さんの影響力が薄くなった中国で歪んだ経済成長に歯止めがかかり社会が成熟化・正常化することを期待しています。
リチャード・コシミズでした。
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