枝豆から学べ!
枝豆のように周りの目を気にせず、我が子のために「英断」を！
―プルトニウムに焦点を絞って考える―
今　浦島
私は今年の３月１１日まで原発のことをなにも知りませんでした。その後ネット界で様々な情報やいろんなひとの意見を入手し、毎日時間がとれる限り勉強を続けています。そしてこのような大事なことに関していままで無関心でいたことをとても恥ずかしく思っています。
大きな被害を受けられた方々、今も福島で暮らしておられる方々、原発の事故現場で懸命に作業をされている方々、救援活動をされている方々、これらの方々の姿にこころから痛みと感動を覚えるばかりです。そして４ヶ月を経て正しく理解したことは　『地震は止められないが、原発は止｛や｝められる』　ということです。　｛私は専門家ではないので「――のようです。――だそうです」と記すべきですがここでは省いております｝
《冥府の王、地獄の魔王、悪魔の元素、人類が創り出した悪魔の物質》
原子炉のなかで生まれたプルトニウムは、無色透明で匂いも味もない極小の物質、地球上に存在しない未知の物質、我々の科学では原理的に消滅させられない物質。プルトニウムは他の放射性核種の数万倍の放射能｛毒性｝を持ち、それは１０万年後まで続く。その毒はたった１グラムで数十万人を殺せる。
そのためフクイチモクモクでプルトニウムが膨大に放出された事実が知られるとパニック状態が発生することを政府は恐れているため、報道機関がプルトニウムについては報道を抑えているのです。原子炉の中で生まれる２００種もの放射性核種のなかで人間に害を及ぼすことが分かっているものにプルトニウムのほかヨウ素、セチウム、ストロングチウムなどがありますが、ここではプルトニウムに焦点を絞って考えます。
原発から放出した放射性物質は空中に浮遊していますが、それを呼吸から体内に取り込むと内部被爆します。空中に浮遊している放射性物質は時間の経過とともに降下します。そのため空中の放射線量は低くなりますが、陸上海上に降下した放射性物質は微生物の体内に入り込みそれを内部被曝させます。放射能は空中では拡散しますが、微生物の体内という閉じられた空間では放射能｛毒性｝は濃縮されその毒性｛放射能｝を増します。放射性物質そのものは増えませんが放射能はその威力｛毒性｝を数百倍、数千倍に高めます。これを生物濃縮といいます。やがてその微生物は植物や動物の体内に取り込まれそれらを内部被曝させます。そしてそこで放射能はより濃縮されます。生物から生物へ放射能｛毒性｝を高めながら放射性物質が移動してゆきます。これを食物連鎖といいます。プルトニウムの場合、何回もの食物連鎖を経て、放射能が生物濃縮され人体に入った場合、その放射能の毒性は元の強さの１兆倍にも増すといわれます。
３月１２日にフクイチモクモク１号機が爆発しました。このとき使用済み燃料棒貯蔵プールに入っていたプルトニウムが放出したという情報があります｛http://grnba.com/iiyama/｝。また１４日にＭＯＸ｛プルトニウム｝燃料を使用している３号機が爆発したときプルトニウムが放出したのは確かなようです。そして２１日に３号機が再度爆発した時にもプルトニウムが放出したようです｛http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/847.html｝。
１９４５年にアメリカでプルトニウムが始めて作られました。その後今まで各国の核実験や世界中の原発などから微量のプルトニウムは地球上に放出されてきましたが、今回の事故では３月１２日から２１日にかけて、それらをすべて合わせたよりはるかに膨大な量のプルトニウムが放出されたようです。その後４ヶ月が経ち空間線量は落ちていますが、本当に恐ろしいのはこれから始める食物連鎖による内部被爆です。

――いったいどれほどのプルトニウムが放出したのか？！――
今回フクイチモクモクからどれほどの量のプルトニウムが放出したのでしょう？！そしてこのプルトニウムは地球上にどのように拡散し、陸上海上にどのように降下したのでし
ょう。これが今回の事故における様々な問題の、最重要問題だと考えます。

―――枝豆から学べ!―――
　４月上旬に枝豆は妻と双子の息子を赤道近くのシンガポールへ疎開させたようです。彼は「プルトニウムが放出してしまった。先に家族を安全な場所へ逃がしておいて、自分は機を見て後から疎開しよう」と考えているのでしょう。枝豆の「安全だ。安全だ」という言葉を真面目に聞く必要はありませんが、周りの目を気にせず、我が子のために彼がとった判断は子の親としては「英断」だと評価できます。

｛転載｝写真中央が枝野官房長官（撮影／住本 勝也）
http://www.apfnews.com/whatsnew/2011/04/apf_news_418_20km.html

　この写真は枝豆がフクイチモクモク視察のときに見せた格好です。彼はこの姿で「放射能はこんなに危険なのだ！」と国民に真実を語っています。ところが、大人たちが放射能の
危険を枝豆のように正しく認識できないため、福島や東京の子供たちは高濃度汚染地域のなかで，マスクもしないで今日も普通の生活を続けているのです。

枝豆のように周りの目を気にせず、我が子のために「英断」を！

《こどもたちの避難疎開を訴える反原発メッセージのビデオです。俳優の山本太郎氏が放射能の危険を必死に訴えています。http://www.youtube.com/watch?v=IVGKRPoyyfY》
《チェルノブイリ原発事故その１０年後。日本人医師，現松本市市長、が甲状腺癌のロシアの子供たちを治療している映像です。http://www.youtube.com/watch?v=rCX1A3yJLqI》
私はアジアの片隅に暮らしております。息子｛２６才｝が７月に１ヶ月間大事な用事で東京へ行く予定でしたが、東京は高濃度汚染地域のため止めました。放射能に対する人体の感受性は年齢が下がるほど高まるため、将来被曝病にかかる確率が若いひとほど高くなります。３０歳と５０歳では５０倍以上放射能に対する感受性が違うそうです。そして被曝病の発症は数年後から２０年後になるため、若い彼の将来を考えて判断しました。

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます（表示まで20秒程度時間がかかります。）
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映　通常 ｜動画・ツイッター等 ｜htmltag可（熟練者向）
（タグCheck ｜タグに'だけを使っている場合のcheck ｜checkしない）（各説明）

（←ペンネーム新規登録ならチェック）
↓ペンネーム（2023/11/26から必須）

↓パスワード（ペンネームに必須）

（ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。）
↓画像認証
（ 上画像文字を入力）
ルール確認＆失敗対策
画像の URL (任意):
　重複コメントは全部削除と投稿禁止設定 　ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。　最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

• 投稿可能になりました。本番投稿をお願いします 管理人さん 2011/7/10 10:56:52 (0)

　次へ 　前へ

▲このページのＴＯＰへ　　　　　 ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板

★阿修羅♪　http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。