日本人は３回の被爆をしました。過去２回はアメリカの手によって、そして３回目の今回は日本人自身の手によって。そうです。福島原発の事故によって。
　
　いまなお危機を脱していない福島原発は全世界に重大な影響を及ぼしています。この事故は決して自然災害によるものではありません。その危険性についてこれまで幾多の警告や指摘を受けながらもこれを無視して安全神話を作り上げてきた歴代政府と電力会社によってひき起こされた、まさしく人災にほかなりません。しかし、その責任を逃れるため、現政府と東京電力は本来公表すべき情報を多くを未だ隠し続けています。

福島原発では３基のメルトダウンが起きています。専門家には既に周知のことでした。政府は当然分かっていたはずです。にもかかわらずそれを公表せず、避難をさせず、何十万人もの国民を被爆させました。

　全世界の政府と市民の皆さんに訴えます。
一刻も早く日本に調査団を送ってください。福島で何が起こっているかを独自に調査してください。既に調査を行っている国もありますが、すべての国の皆さんに実施を訴えます。日本政府は真実を言いません。そればかりか政府は、これまでの放射能被爆許容
限度を次々に引き上げ、子供たちまでをも放射能まみれにし続けており、このことに抗議した学者の口を塞ぐような有様です。

　更に、最も重大なことは、こうしている今も、大気中に大量の高濃度の放射性物質が拡散し続けており、海にも膨大な高濃度汚染水が流れ続けているということです。今後どれだけの量が放出されるか全く予測できません。
　
　海も空もこの地球にひとつであり、福島上空の大気は貴国の空へ流れ、福島の海水は貴国の海へたどり着きます。このままいけばこれらの汚染はすぐに地球全体を覆いつくすことになるでしょう。いえ、既にそうなっているかも知れません。
　海洋汚染という人類が初めて直面している事態は、単に日本だけの問題ではないのです。

　今私たち人類が知らなければならないのは事実です。世界のすべての市民には福島の真実を知る権利があります。自分たちにどういう影響が出るのかを調査しそれに備える権利があります。日本政府の情報隠蔽については、各国からも非難が起きていますが、各国の政府と市民は独自調査の一方で、日本政府に対し、すべての偽りなき情報公開を求めることができます。これは内政干渉ではありません。自国民の命を守る上での当然の権利です。どうかその権利を行使して自らの命をお守りください。
　
　今なお福島の原発は静まっていません。今後何が起きるか予断を許さない状態が続いています。もう一刻の猶予もありません。地球を守り、命を守るために、全世界の市民の皆さん一人一人の力を結集されるよう訴えます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　全人類の共生を目指す
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　我ら皆地球人
　 　

コメント
01. 2011年6月12日 10:55:54: DlhJRWQS5I 日本被曝は４回目でゲソ。 第五福龍丸もやられたでゲソ。 普通の日本人なら知っているでゲソ。

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