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敗北の最大の理由は、立憲民主党が、野党共闘に背を向け続けた事だ !
戦後自民党体制の真相・深層は ?
植草一秀氏ブログ「知られざる真実」
(第2971号:2021年11月2日)
1)10月31日総選挙の核心は、立憲民主党の大惨敗だ !
10月31日総選挙の核心は、立憲民主党の大惨敗である。
サブの核心は、自民党の大勝と維新の会の躍進である。
自民党大勝と維新の会の躍進をもたらした原動力は、立憲民主党の大惨敗にある。
立憲民主党の大惨敗について、事実を歪曲する報道が、展開されている。
歪んだ情報流布の背景に、大きな思惑がある。
それは野党共闘の阻止である。
私は、今回総選挙での立憲民主党の敗北を予想してきた。
2)敗北の最大の理由は、立憲民主党が、野党共闘に背を向け続けた事だ !
敗北の最大の理由は、立憲民主党が、野党共闘に背を向け続けた事である。
10月22日発売の『月刊日本2021年11月号』に、「抜本改革不可欠は野党」
と題する論考を寄せている。
立憲民主党の惨敗を予想した。
この論考では、総選挙後に、岸田首相が、自民党幹事長と外相を交代させる可能性についても言及している。
岸田首相は、総選挙後に林芳正氏を外相に起用する案を保持していたと考えられる。
3)岸田体制を構築する事も、あらかじめ想定していたであろう !
総選挙後に幹事長を交代させて、岸田体制を構築する事も、あらかじめ想定していたと考えられる。
立憲民主党の枝野代表は、岸田首相を選ぶか、枝野首相を選ぶかの選挙である、との主張を展開したが、日本の主権者が選択したのは、岸田首相だった。
岸田氏と枝野氏の選択を迫られれば、多くの主権者が、岸田氏を選択するのは順当である。
今回選挙の最大の特徴は、立憲民主党が忌避されたことである。
4)比例代表選挙の立憲民主党の得票率は、11.2%だった !
比例代表選挙の立憲民主党の得票率(絶対得票率=全有権者に占める得票の比率))は11.2%である。国民民主党の投票率を合わせて、13.7%だった。
2017年選挙における、立憲民主党と国民民主党の得票率合計は、20.0%であった。
2017年選挙より、6.3%ポイントも得票率を下げた。
全体投票率が、53.7%から55.9%に上昇したのに、得票率が、20.0%から13.7%に低下した。
5)得票率の低下は、枝野代表が、野党共闘に背を向けた事だ !
枝野立憲が支持されなかった最大の理由は、枝野幸男代表が野党共闘に背を向けたことにある。
私は、この点を再三指摘し続けた。
そのうえで、多くの主権者が、立憲民主党の支持から手を引くことを予想した。
枝野幸男氏が、野党共闘に背を向けたことを受けて、多数の主権者が立憲民主党への投票をやめた。これが真実である。
6)メディアは、立憲民主党について、真逆の報道を展開している !
ところが、メディアは、立憲民主党が野党共闘に進んだために、立憲民主党が議席を減らしたとの真逆の報道を展開している。
このような情報誘導も想定の範囲内である。
日本政治支配を維持しようとする、勢力にとっての天敵は、「野党共闘」なのである。
2009年に、鳩山政権が誕生した影の主役が、「野党共闘」だった。
共産党の候補者取り下げの協力なくして、2009年の政権交代実現の偉業を語れない。
7)2009年、民主党の小沢一郎氏が、主導して野党共闘の素地を固めた !
民主党の小沢一郎氏が、主導して野党共闘の素地を固めた。
今回の総選挙直前に、枝野幸男代表は、記者に対してこう述べた。
「『野党共闘』というのは、皆さんがいつもおっしゃっていますが、私の方からは使っていません。あくまでも国民民主党さんと2党間で連合さんを含めて政策協定を結び、一体となって選挙を戦う。
共産党さんとは、(共産、社民、れいわの3党と一致した政策に)限定した範囲で、閣外から協力をいただく。」
―この続きは次回投稿しますー
(参考資料)
T 米国から上級奴隷・自民党へ密かに長年、資金提供され、
米国の支援をバックに対米隷属・国民洗脳・
自民党一党支配体制が構築されてきた !
(T) 右翼・米国の支援で、対米隷属・保守政党の結成 !
戦後・ソ連が原爆を開発し、冷戦の始まりとともに、昭和23年以降、対日占領政策・民主化の変更・「逆コース」により、アメリカは、裏から日本を支配するため、日本の戦時体制を維持し、戦時中のエリート(戦犯たち)に、権力を握らせようと決めていた。
そのため、対米隷属を約束させられた、戦争犯罪人(自民党議員の先祖)を監獄から出してやった。
1948年12月24日、釈放された、A級戦犯容疑者は、岸信介(安倍首相・加計理事長の祖父)、児玉誉士夫、笹川良一、正力松太郎など70名以上存在し、戦後の政界・経済界・政界の黒幕など多方面の有力者になった。
講和後の1958年4月、禁固刑のA級戦犯(賀屋興宣、白鳥敏夫、重光葵、橋本欣五郎などは後に衆議院議員となる)は、全員赦免になった。
1945年11月、保守政党の結成、再編が行われた。
日本自由党(自民党の前身)の資金は、戦時中に右翼の児玉誉士夫が海軍の「児玉機関」の長として中国で物資調達にあたった時の資産(侵略戦争で強奪した、財産を横領した、裏金・時価4千億円)の一部をもらった。
(2)米国の資金提供等で長期政権を実現 !
岸信介は日本に台頭する保守派の指導者になった。国会議員に選出されて4年も経たないうちに、国会内での最大勢力を支配するようになる。
そしていったん権力を握ると、半世紀近く続く、対米隷属・国民収奪・政権党を築いていった。
このようにして、アメリカの政策に従順な日本政府の体質は、敗戦直後から着実に形成されていた。
そして、CIAが1950~70年代に日本の保守政権の安定化を図り、自民党や「左派穏健勢力」に繰り返し資金提供していた(違法資金)ことが、米国務省の機密文書公開で明らかにされている。
3)大マスコミと自民党とCIAの深い秘密の関係
日本を反共の防波堤に、米国による日本人「愚民化政策」・
「3R」「5D」「3S」で巧妙に支配 !
★独裁・官邸は、内閣人事局を通じて、検察・裁判所
・省庁幹部・日銀・NHK等の人事権を握って、支配している !
U 【公然の秘密】自民党が、米国・CIAにコントロールされてきたことは
米国務省の外交資料に明記 !
(ほんとうがいちばん:作成日時 :2013/11/05より抜粋・転載)
転載元:2013/04/03|カレイドスコープ さんより:
1)自民党という政党は、政党とはいうものの、ワシントンのグローバル・エリートたちによって、遠隔操作されている、完全なロボット政党です。
米国・CIAが、自民党に秘密資金を提供していたことを認めた。
安倍晋三と自民党は、CFR(外交問題評議会)→CSIS(米国戦略国際問題研究所)の書いた計画に沿って日本の売国政策を進めている
自民党がCIAにコントロールされてきたことは、すでに日本中の多くの人たちが知っている「公然の秘密」ですが、それが米国務省の外交資料に明記されたことは、自民党の正体を明白にする上で重要なことです。
左派弱体化へ、秘密資金を米国・CIA、保革両勢力に提供 !
V マスコミ報道「鵜呑度」日本人70%、英国人14% !
主要民主義国の「鵜呑度」 は、20〜35% !
占領政策でダントツ騙されやすくされた日本国民 !
青山貞一教授の主張:
いわばマスコミ報道の「鵜呑度」を国際比較すると、日本人は、先進国中ダントツに「鵜呑度」が高く、70%、最も低い国民は英国で14%です。その他の主要欧米諸国(ロシアを含め)は20−35%です。 日本に近い国は、ナイジェリア、中国など、途上国と新興となります。
別の言い方をすれば、日本人の70%は、自分の頭で考えず(思考停止)、テレビ、新聞、週刊誌などの「マスコミの情報を鵜呑みにしている」ことを意味します。青山は以前からこれを「観客民主主義」と言っています。
さらに昔からある民度という言葉で言えば、“日本人の民度は、先進国中ダントツの「最下位にある」”とも言えます。自分で中身を確かめず、ブランド、権威で判断してしまうことにも通じます。
マスコミに対して、「ヒラメ」(上ばかり みている)であり、 「ヒツジ」(何でも信用しついて行く)とも言えます。
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