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厚労省は、薬害を根絶する意思がない !
政官業癒着の日本の官僚の深層は ?
植草一秀氏ブログ「知られざる真実」
(第2956号:2021年10月8日)
1)〜4)は前回投稿ずみです。以下はその続きです。
5)ワクチンによる副反応を疑う事象について、国民に周知するべきだ !
「新型コロナウイルスワクチンによる副反応を疑う事象について、広く相談窓口を設置し、国民に周知すること」が明記された。
厚労省サイトのワクチンQ&Aでは、できるだけ国民の目に触れぬようにとの意図だと考えられるが、「その他」の項目にワクチン接種が義務でないことが表示されている。
:https://bit.ly/39nECPw:
Q 今回のワクチン接種の「努力義務」とは何ですか。
6)「接種を受けるよう努めなければならない」
という予防接種法の規定は、義務とは異なる !
A 「接種を受けるよう努めなければならない」という予防接種法の規定のことで、義務とは異なります。感染症の緊急のまん延予防の観点から、皆様に接種にご協力をいただきたいという趣旨から、このような規定があります。
「詳細を見る」をクリックすると次のように記されている。
「今回の予防接種は、感染症の緊急のまん延予防の観点から実施するものであり、国民の皆様にも接種にご協力をいただきたいという趣旨で、「接種を受けるよう努めなければならない」という、予防接種法第9条の規定が適用されています。
この規定のことは、いわゆる「努力義務」と呼ばれていますが、義務とは異なります。
7)ワクチン接種は強制ではなく、ご本人が納得した判断にすべきだ !
ワクチン接種は強制ではなく、最終的には、あくまでも、ご本人が納得した上で接種をご判断いただくことになります。」
ワクチン接種を受けるか受けないかの判断は個人に委ねられている。
この判断は日本国憲法第13条が規定する「幸福追求権」に帰属する。
この権利は基本的人権であり、国家が侵害することは許されない。
新型コロナワクチン接種を放置する厚労省の姿勢は万死に値する。
(参考資料)
○厚労省職員23人が深夜まで送別会:「国民舐めすぎ」と非難轟々 !
(news.yahoo.co.jp:2021年3/30(火) 16:37)
「国民の皆様の信用を裏切る形になり、深くおわびを申し上げます。申し訳ありませんでした。対象者に関しては調査したうえで厳正な処分をしたい」
3月30日、このように報道陣に向けて陳謝したのは田村憲久厚生労働大臣(56)だ。緊急事態宣言解除から3日後の24日に、厚生労働省老健局の23人が銀座の飲食店で送別会をしていたと明らかになった。
各紙によると、送別会は人事異動に伴って開催。参加した職員は老健局の調査に対し、「良くないことはわかっていたが、異動する職員を送り出したかった」と述べたという。
「送別会が始まったのは、19時過ぎ。20時を回ってからも相次いで参加者が合流し、マスクを外して話に花を咲かせていたそうです。大盛り上がりの末、職員全員が退店したのは23時50分頃。時短要請から21時で店を閉めなければいけないので、店員も困惑していたといいます」(全国紙記者)
田村厚労相は23日の会見で、「飲食店でマスクを外しておしゃべりをされたりしますと、飛沫等から感染のリスクがあるということでございます」と言及。「食事中以外にはマスクを着用すること、しゃべる時にはマスクを着用してしゃべること、大声を出さないこと」などと、注意を促したばかりだ。
また政府も会食のポイントとして、人数が増えるほど感染リスクが高まることを指摘。歓送迎会は控え、会食は家族もしくは4人までとするよう呼びかけている。
感染防止対策を度外しした厚労省職員たちの行為に、政府内部からも厳しい声が上がっている。
各メディアによると加藤勝信官房長官(65)は、30日の会見で「正直言って、一体何をやってんだという思いを強く持った」と遺憾を表明。公明党の山口那津男代表(68)も「わが耳を疑うぐらいびっくりした」と述べ、厳正な処分を求めたという。
今年1月にも自民・公明両党の幹部2人が、銀座の飲食店を深夜に出入りしていたことが問題になったばかり。国民に制限を強いておきながら“自分達には甘い”姿勢に、批判の声が殺到している。
《またしても役人たちは宴会ですか。これだから自粛求められてもやりたくないし、政府の言うことなんてますます信じられなくなる》
《流石にこれはww 国民は必死に頑張ってるのに、官僚の方々流石にダメだろ ルールをみんな守ってんだからお前らも守れよ》
《全員懲戒解雇で。国民舐めすぎ》
《これで国民の自粛する気もゼロになったなぁ。ダメだこりゃ》
○官僚の問題:コロナ下の宴会、自覚欠如と与党が批判 !野党は監督責任も追及 !
(www.jiji.com:2021年03月30日19時28分)
政府が新型コロナウイルス対策として大人数の会食自粛を呼び掛ける中、厚生労働省職員23人が深夜まで宴会を開いていた問題で、与党からは30日、関係者の自覚の欠如を批判する声が上がった。野党は田村憲久厚労相の監督責任を含め、国会で追及する方針だ。
自民党の世耕弘成参院幹事長は30日の記者会見で「人数・時間のオーバー(超過)具合を知り、怒りに震えた。とんでもないことをした」と出席者を非難。「少なくとも指導的立場にある人間は職務遂行不可能ではないか。しっかりけじめをつけてほしい」と要求した。
公明党の山口那津男代表も会見で「わが耳を疑う。考えられない」と強調。「厳正な対応を望む。政府内の規律を徹底してほしい」と語った。
両党の幹事長らは国会内で会談し、緊張感を持った対応を政府に求めていくことで一致した。
立憲民主党の枝野幸男代表は常任幹事会で、今回の宴会について「自粛要請を二重三重に破る行動。全貌を明らかにし、適切な責任を取ってもらわないと国民に示しがつかない」と指摘。「官僚のモラルとモチベーションが低下している。官僚に忖度(そんたく)や違法なことを強いてきた政治の責任が大きい」との見方を示した。
同党の安住淳国対委員長は記者団に「菅義偉首相も田村厚労相も本当に責任はないのか」と両氏の監督責任に言及した。
与野党は30日、衆院厚労委員会で31日に予定していた医療法改正案の審議を取りやめ、宴会問題に関する質疑を行うことで合意した。立憲や共産党は宴会の経緯などを厳しくただす構えだ。
○「失敗から学ぶ」「失敗学」で「官僚」の「無謬神話」をつぶせ !
国の巨額債務は多すぎる官僚の高給と天下りが原因 !
(logs.yahoo.co.jp:2006/9/14より抜粋・転載)
1)「部分最適・局所最適」は「全体最悪」を招く !
素晴らしいコラムを読んだ。9月7日の日経夕刊<明日への話題>。筆者はアドバンテスト相談役の大浦溥さん。タイトルは「失敗学」―――。ー中略ー畑村洋太郎先生の『失敗学』との付き合いが始まり、先生には会社の研究開発拠点の一つ群馬R&Dセンタで講義をして頂いた」と始まる。「豊富な事例をもとに『失敗には許される失敗とそうでない失敗がある』『<局所最適>は<全体最悪>を招く』『一つの失敗の陰に29の<中失敗>があり、その裏には3百件のヒヤリハットする<小失敗>がある』など、聞く人の心を離さない貴重なお話をお聞きした」と続く―――。やはり素晴らしい。
2)タテワリ、横並びの官僚組織、「省益」「局益」「課益」への固執 !
ここまでに<ヒヤリハット>ならぬ<ヒカリパット>するダイヤモンドのような<金言>がある。<ダイヤ>のような<金>です。<部分最適>は<全体最悪>―――。みなさんは何を<連想>しますか。<想像力>の問題。<創造力>はこれで決まる。この連想が<ヒヤリハット>を<ピカリパット>にする。火山が<連想>したのは<霞ヶ関>です。<タテ>ワリで、しかも<横>並び―――。その結果、何が起こっているか。各省庁がそれぞれの<権益>を主張、絶対に自分のところの<省益><局益><課益>を譲らない。結果として予算カットやリストラが全然進まない。そのくせお役人のみなさん、例の<無謬神話>です。我々は絶対正しい。絶対<誤り>を犯さない。
つまり<部分最適>―――。
3)国と地方の借金合計約1400兆円、歳出削減せず民間の2倍の高給を貪る !
天下り、渡りの法人へ年間12.1兆円歳出 !
65年間で約787兆円の出費 !
だが国と地方を合わせた借金はなんと<1061兆9000億円>(日経・2005年1月3日)(2015年度は約1400兆円)―――。その後も減ったという話を聞かない。GDP(国内総生産)の2倍超。先進諸国中の最悪。歳出カットは全然進まないのに民間に比べ<倍>近い<高給>を貪る。自民党の中川秀直政調会長ですら、憤然と「給料は半分でもよい」とテレビで絶叫する。火山は3回もテレビで観た。つまり<全体最悪>―――。民間だったら会社が<破産状態>だったら、給料カットは当然起る。それが<民間の掟>。だが<お上>は<無謬>―――。
4)マスコミは大部分インペイしているが官僚の汚職・腐敗は蔓延 !
しかも最近の社会保険庁の不正・腐敗を筆頭に過去、財務省、外務省、厚生省、防衛庁など「汚職・腐敗のオンパレード」である。日経朝刊のコラム<春秋>も9月5日、「このところ公害や薬害の裁判で国が負け続けている。肝炎、基地騒音、原爆症、水俣病、じん肺―――。政策判断を誤り、無策のまま放置して被害を広げ、被害の認定基準は合理性を欠く。こんな行政の責任を司法が厳密に判断すれば、当然、国に勝ち目はない。(中略)国家賠償の費用も国が裁判の投じるカネも、同じ税金である。『役所は絶対間違わない』などという今どき誰も信じない、「官僚の無謬神話」を守るために、これまでどれほど「ムダな訴訟費用」を費やしてきたことか」と書いたばかり。<部分最適>を主張するから<全体最悪>―――。公務員の「腐敗事例」は事欠かない。岐阜県庁の<裏金><17億円>。梶原拓前知事は4期16年も務め、その前は県企画部長、副知事も務めた。それでも「知らなかった」「やましいことは何もない」と言い切って見せた。火山は「トップの責任はその問題が<予見>されたであろう時点に遡る」という米国ATT前社長F・R・カッペル「企業成長の哲学」(ダイヤモンド社)の言葉が好きだ。企業の教育担当として「管理職研修」の教材にずっと使ってきた。
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