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GoToトラブルキャンペーンの問題の主因は、菅首相の支離滅裂だ !
菅首相への識者の見解・詳報は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/11/24より抜粋・転載)
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1)11月場所で、大関の高景勝が、2度目の優勝を果たした !
大相撲11月場所は、大関の高景勝が優勝決定戦で、小結の照ノ富士を押し出しで破り、2度目の優勝を果たした。
2横綱2大関が休場する、異常事態の下、高景勝が大関の重責を果たし、見事に優勝を決めた。小結の照ノ富士は、本割で高景勝を浴びせ倒しで破ったが、優勝決定戦で敗北し、3度目の優勝を逃した。
勝利した高景勝は、優勝インタビューで、優勝を決めた瞬間に、感無量の表情を見せたことについて、「1人では優勝できなかった。調子が悪い時でも、懐で守ってくれた千賀ノ浦親方、おかみさんはじめ、皆さんのおかげで、結果を残せた」と語った。
2)敗れた照ノ富士は、冷静に敗因を見つめていた !
敗れた照ノ富士は、優勝を逃して悔しいとしながらも、今場所について「悔いはまったくない。決定戦では、悪い部分がでてしまった。体が高かった。」と冷静に敗因を見つめていた。
高景勝、照ノ富士ともに大きな怪我に見舞われ、厳しい局面を克服しての現在の状況である。
とりわけ照ノ富士は大関に昇進後に怪我に見舞われ、序二段まで番付を下げた上での現在の快進撃である。
3度の手術で洋式トイレに自力で座れないほどの状態だったといい、引退を決意したことが何度もあったそうだが、伊勢ヶ濱親方に説得されて現役続投を選んだという。
3)高景勝、照ノ富士の話す言葉が謙虚で、強者の風格を示している !
両名とも話す言葉が謙虚で、強者の風格を示している。
横綱白鵬と天と地の開きがある。
天が与えた試練が人間を大きく育てる姿が示されている。
高景勝にしても照ノ富士にしても困難を克服してきた者が示す風格が備わっている。
相撲は単なる格闘技ではなく相撲道というひとつの「道」である。
腕力と傲慢と怠惰が幅を利かす風潮に大きな一石を投じたと言える。
4)GoToトラブルキャンペーンの問題の主因は、菅首相の支離滅裂だ !
さて、GoToトラブルキャンペーン(観光地全体の消費を促進する対策)が文字通りのトラブルに迷い込んだが、主因は菅義偉首相の支離滅裂にある。
報道特集の金平茂紀氏は「馬鹿な大将敵より怖い」というある財界人の言葉を紹介したが、この言葉が現実化している。
政府は、新型コロナを第2類相当指定感染症に区分した。
その後、追加措置を決定し、一部の取り扱いは、第1類感染症に準拠したものになっている。
1類と規定されているのは、エボラ出血熱やペストである。
2類は、結核やSSARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)である。
3類は、コレラや細菌性赤痢である。
5)菅内閣は、コロナ感染症を最大の警戒を要するものと位置付けている !
菅内閣が、新型コロナを第2類相当と区分していることは、この感染症を最大の警戒を要するものと位置付けていることを意味している。
この前提に立つなら、政府が取り組むべき第一の課題は感染抑制、感染収束である。
経済活動を維持することは重要だが、優先順位としては、まず感染抑止が優先され、このことに支障が生じない範囲での経済活動維持ということになる。
―この続きは次回投稿しますー
(参考資料)
○加藤陽子教授:「前例ない決定、菅首相がなぜしたかが問題」
学術会議任命外された加藤教授のコメント
(mainichi.jp:毎日新聞:2020年10月3日 12時07分)
政府から独立した立場で政策提言をする「科学者の国会」とも呼ばれる「日本学術会議」の新会員の任期が、1日始まった。しかし、菅義偉首相は学術会議が推薦した候補者105人のうち、6人を任命から外した。その一人の加藤陽子・東京大教授が、毎日新聞にコメントを寄せた。
加藤教授は小泉純一郎政権での政府の公文書管理についての有識者懇談会に参加し、公文書管理について政権にアドバイスをしてきた日本の第一人者だ。2010年に設置された内閣府公文書管理委員会委員だったほか、現在は「国立公文書館の機能・施設の在り方等に関する調査検討会議」の委員を務める。皇室にも熱心な読者を持つ、日本近代史の有力な研究者でもある。
今、多くのメディアは、任命されなかった私たち6人に「なぜ任命されなかったのか」を尋ねている。いかなる研究者の、いかなる研究内容が官邸に忌避されたのかを、国民の知る権利についての付託に応えるために探るのは、もちろん理解できる。
しかし、「なぜ任命されなかったと考えているか」を被推薦者に尋ねる思考回路は本末転倒でもある。首相が学術会議の推薦名簿の一部を拒否するという、前例のない決定をなぜしたのか、それを問題にすべきだ。この決定の背景を説明できる協議文書や決裁文書は存在するのだろうか。
私は学問の自由という観点からだけでなく、この決定の経緯を知りたい。
○菅首相の暴挙に批判殺到 !
学術会議6人任命拒否に芸能人や保守派まで猛抗議
(news.goo.ne.jp:2020/10/02 18:03)
日本の科学者の内外に対する代表機関であり、学術の立場から政策を提言する政府機関「日本学術会議」が推薦した新会員候補のうち、歴史・法律学者ら6人の任命を菅首相が拒否した問題で、ネット上には怒りの声が多数あがっている。一部の保守派の識者からも、今回の対応について疑問の声が出ているようだ。
芸能人ら怒りのツイート、「#日本学術会議への人事介入に抗議する」も登場
短文投稿SNSのTwitterには、この決定に抗議する「#日本学術会議への人事介入に抗議する」というハッシュタグが登場し、作家のいとうせいこうさんやタレントのラサ−ル石井さん、松尾貴史さんら著名人や芸能人を中心に抗議の声が多く投稿されている。
とてもわかりやすい。
#日本学術会議への人事介入に抗議する
「この政権、とんでもないところに手を出してきた」 学術会議任命見送られた松宮教授 | 京都新
#日本学術会議への人事介入に抗議する !
— いとうせいこう (@seikoito) October 1, 2020
菅首相とそれを支える自民党は明らかに独裁を目指してるわけです。安倍政治を批判する学者を排除するとはそういうことです。そして日本人ほど独裁が容易に達成できそうな国民は他の民主主義国家の中で見つからないでしょう。上から指示されて生きる方が楽なのだ。#日本学術会議への人事介入に抗議する
— 古舘寛治Kanji Furutachi (@Mkandhi091) October 2, 2020
逆黒川?【日本学術会議 会員の一部候補の任命を菅首相が見送り】NHKニュース https://t.co/YL8C9eoGkG
— 松尾 貴史 (@Kitsch_Matsuo) October 1, 2020
◆保守派の論客からも批判。橋下徹氏「手のひら返し」も話題に
また、普段は保守派の論客として知られる、国際政治学者の三浦瑠麗さんも今回の「任命拒否」に懸念を示し、ツイッターで「業績の中身を知りもしない人間が新聞記事程度の情報をもとに、こういうつまらない口出しをやり出したとき、社会は劣化する。」と厳しく批判した。
業績の中身を知りもしない人間が新聞記事程度の情報をもとに、こういうつまらない口出しをやり出したとき、社会は劣化する。学者の政治的意見で選別すべきでない。学問の自由というのは学者が必ず正しいということではなくて、不味かろうが美味かろうがパン職人にパンを作らせろということだ。
— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) October 1, 2020
さらに、与党寄りの発言で知られ、菅首相とは「昵懇の仲」として知られる元大阪市長の橋下徹氏は、1日に自身のツイッターで、任命拒否について「学術会議のメンバーに入らなくても学問はできるのだから学問の自由の侵害になるわけがない」と投稿。さらに「むしろ学術会議は軍事研究の禁止と全国の学者に圧力をかけているがこちらの方が学問の自由侵害」だとして、「目を覚ませ!」と学術会議を批判していた。
◆日本学術会議推薦の6人、任命されず 菅首相に任命権
➡︎学術会議のメンバーに入らなくても学問はできるのだから学問の自由の侵害になるわけがない。むしろ学術会議は軍事研究の禁止と全国の学者に圧力をかけているがこちらの方が学問の自由侵害。学術会議よ、目を覚ませ! https://t.co/C9mUgeJSgY
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 1, 2020
ところが、橋下氏は2日になって、「学術会議メンバーの任命権は、霞ヶ関の行政組織に対する人事権の行使とは異なるので任命拒否の理由を説明せざるを得ない。」として、拒否理由を説明しない政権を批判。正反対の「手のひら返し」ツイートを投稿し話題となっている。
学術会議メンバーの任命権は、霞ヶ関の行政組織に対する人事権の行使とは異なるので任命拒否の理由を説明せざるを得ない。他方、学術会議側もメンバーの推薦プロセスや推薦理由を明らかにすべき。一部の学者に気に入られるかどうかが重要な要素になっていないか?国会で明らかになることを望む。 https://t.co/9aeXeRsTH5
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) October 2, 2020
◆なぜ ? 菅首相の「拒否理由」は明らかにされず
今回の菅首相による任命拒否は1日、加藤勝信官房長官が記者会見で初めて明らかにしたもので、拒否された6人のうち1人は「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法に反対していたことも判明している。拒否された「日本学術会議」推薦の新会員候補6人は以下の通り。
松宮孝明 立命館大教授(刑事法学) 小沢隆一 東京慈恵医大教授(憲法学) 岡田正則 早稲田大教授(行政法学) 宇野重規 東京大教授(政治学) 加藤陽子 東京大教授(歴史学) 芦名定道 京都大教授(キリスト教学)
加藤官房長官は同日、拒否の理由を明らかにせず、翌2日の会見でも「見送りは見直さない」との見解を示した。
この拒否問題について、実際に任命を見送られた松宮孝明 立命館大教授(刑事法学)が京都新聞の取材に応じ、「この政権、とんでもないところに手を出してきた」と率直な感想を述べていた。
どういうことだろうと思いましたが、以下でだいたい分かりました。
少し息をつきたいところですが、恐ろしい政治はさらに加速しているとしか思えません。
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