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日本のコロナ死者数は、約1900人で、8割以上が70 歳代以上の方だ !
安倍・菅内閣のコロナ対策の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/11/16より抜粋・転載)
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1)人口100 万人当たりのコロナ死者数は、下記の通りである !
World o meterの公表データによると、人口100万人当たりのコロナ死者数は、
ベルギー: 1242人、ペルー: 1063人
スペイン: 872人、英国: 764人
米国: 759人、日本: 15人
韓国: 10人、シンガポール: 5人
中国: 3人、台湾: 0.3人、である。
ある一人がコロナ死に直面する平均的確率に換算すると、
ベルギー: 0.12%、ペルー: 0.11%
スペイン: 0.09%、英国: 0.08%
米国: 0.08%、日本: 0.0015%
韓国: 0.0010%、シンガポール: 0.0005%
中国: 0.0003%、台湾: 0.00003%
ということになる。
2)日本のコロナ死者数は、約1900人で、8割以上が70 歳代以上の方だ !
日本のコロナ死者数は、約1900人だが、8割以上が70歳代以上の方である。
40歳代以下の人での死者は、20人程度しかいない。
インフルエンザによる死者は、2019年が、3517人、2018年が、3325人である。
誤嚥(ごえん)性肺炎死者は、2019年が、4万385人である。
陽性者のうち重症化する人の比率は、50歳代以下では、0.3%である。
3)死亡する人の比率は、50 歳代以下では、0.06 %だ !
死亡する人の比率は、50歳代以下では、0.06%である。
循環器系等に疾患のある人、糖尿病、腎臓病を患っている人、高齢者に対しては格段のケア必要である。
医療機関内の感染に対しても最大の警戒を要する。
また、欧米からの人の流入に対しては最大の警戒を払うべきである。
しかし、高齢でない健常者におけるコロナ被害はインフルエンザを上回るものでない。
4)現時点では、特効薬が開発されていないことが問題だ !
現時点では、特効薬が開発されていないことが問題だが、現時点での治療方法によって、重篤化することは、ほぼ回避されている。
検査で陽性と確認される人が、増加していることだけを強調して、大騒ぎするのは、ミスリーディングである。
感染拡大を推進することは正しくないし、感染防止対策を否定することも間違っているが、陽性確認者数が増えたことだけを、ビッグニュースとして取り上げるのは正しくない。
5)日本においては、コロナ感染が、甚大な被害をもたらしていない !
日本においては、コロナ感染が、甚大な被害をもたらしていない現実を、政府は正確に説明するべきである。コロナ死者の年代別数値がほとんど説明されていない。
厚労省も4月時点では年代別死者数を説明していたが、その後は積極的な説明をしていない。
コロナ被害が実は重大でないことが国民に知られることを回避しているように見える。
マスク、手洗い、うがい、消毒で、コロナ被害を甚大なものにせずに済んでいる。
これは悪いことでないから、マスクを敵対視する必要もない。
6)安倍内閣が検査を忌避し、水際対策
を実行しなかった事は、重大な失態だ !
コロナ感染症が、世界で明らかになった時点で、安倍内閣が検査を忌避し、水際対策を実行しなかった事は、重大な失態だったが、不幸中の幸いで、日本の被害は軽微に抑えられた。
そして、日本のコロナ被害の実態が明らかになってきた。
この現況に適合する対応を取るべきだ。
検査での陽性者数増加だけを大騒ぎするのは反知性主義を象徴すもの。
しかしながら、GoToトラブルキャンペーン(観光地全体の消費を促進する対策)で人為的に感染拡大を推進することも常軌を逸している。
―この続きは次回投稿しますー
(参考資料)
○日本の新型ウイルス検査、少なさに疑問の声 !
(www.bbc.com:2020年4月30日)
日本の感染流行の中心地、人口約930万人の東京をみてみよう。2月以降、COVID-19の検査を受けた人は1万981人しかいない。うち4000人強が陽性だった。
この結果は、検査人数の少なさと、陽性の割合の高さの両方において際立っている。
ここからわかるのは、日本ではすでに病状が明らかな人だけを検査していることだ。実際、医師向けのガイドラインは、患者が肺炎にかかっている場合だけ検査を勧めるべきだとしている。
そのため、検査を受けたいと思っている人の中に、かなり異常な経験をする人が出ている。
ジョーデイン・ヘイリーさんは、日本で翻訳家として働くアメリカ人だ。彼女はスカイプを通した取材で、日本語が達者ではない友人が検査を受けようとして、何が起きたかを語った。
日本は検査対象を広げるべきだと指摘する人もいる(都内の病院、4月17日撮影)
彼女の友人に発熱とせきがみられたのは4月10日のことだった。ガイドラインに従い、4日間様子をみた。
「そのころには彼女は呼吸がしにくくなり、酸素欠乏で目まいもしていました」とジョーデインさんは話す。「COVIDホットラインに電話しました。支援を拒まれました。友人が病気なら彼女自身が救急車を呼ぶべきだと言われました」。
翌日(4月15日)、友人はクリニックを見つけ、肺のレントゲン撮影をしてもらった。医師は、おそらくCOVID-19にかかっているだろうが、入院するほど悪くはないと言った。そして、自宅に帰って自主隔離するよう伝えた。
翌16日深夜、友人からジョーデインさんに電話があった。友人は苦しんでいた。
「背後で救急隊員の声が聞こえました。彼女は激しくせき込んで息を切らし、何を言っているかわからないほどでした。受け入れてくれる病院が見つかるまで、2時間かかりました。その間、彼女の呼吸はどんどん苦しくなっていきました」
病院に着くと改めて肺のレントゲン撮影を受け、自宅近くの保健所に連絡してPCR検査を受けるよう言われた。しかし医師は紹介状を書こうとしなかった。友人はタクシーで自宅に戻された。
「彼女は病院で、タクシーに乗ったら窓を開けなさい、よくなるでしょうと言われたんです」と、ジョーデインさんはあきれた表情で言う。
4月17日になり、ジョーデインさんは近所の保健所に電話した。2時間にわたって電話はたらい回しされた。その後、いくつもの質問に答えた。そうしてやっと、友人の予約が取れた。ただ警告を受けた。
「友人は必ず通用口から入るように」。ジョーデインさんは告げられた。「彼女はどこで検査を受けるか、絶対に誰にも言ってはならない。混乱を招きますから」
命が脅かされていると考える人が不安を覚える以外に、それがどんな影響を及ぼすというのか? 日本のCOVID-19の死者はいまだ非常に少なく、400人に満たないのだ。
乗客がほとんどいない新幹線の車内(横浜で、4月22日撮影)
ソーシャルメディアで私はよく、こう言われる。「日本は本当に支援が必要な人を識別していて、医療も一流だ、だから死者がこんなに少ない」。
英キングス・コレッジ・ロンドンの渋谷健司教授によれば、これは間違いではない。
「医師の観点からはうなずけます」と彼は言う。「軽症は気にせず、重大な症状がみられるケースに集中して命を救う。検査は症状がみられる人に重点を置く」。
しかし公衆衛生の観点からは、検査を拡大しない日本の姿勢は極めて危険だと、渋谷教授は言う。
彼は東京の慶応大学の研究を指摘する。
同大学の付属病院は先週、COVID-19と無関係の病気や治療で入院した患者への、PCR検査に関する研究を公表した。それによると、対象患者の6%が陽性と判定された。
サンプル数が少なく、「一般化できるもの」ではない。それでも渋谷教授は、「とても衝撃的だった」と述べる。
「私たちは間違いなく、症状の出ていないケースや軽症のケースを見逃しています」と彼は言う。「地域での伝染は、広い範囲で明らかに起きている。この状況をとても懸念しています」。
◆日本:感染者公式発表の人数の20〜50倍
=28万〜70万人になるかもしれない !
いったい何人くらい? 彼もはっきりはわからない。ただ、慶応大学の結果から、公式発表の人数の20〜50倍になるかもしれないと、渋谷教授はみている。つまり、日本で28万〜70万人が感染している可能性があることになる。
検査が増えなければ、実情はわからない。しかし事例証拠からは、感染は報告されているよりずっと広がっているとの見方に真実味があることがわかる。
比較的少ない死者の中には、有名コメディアンの志村けんさんや俳優の岡江久美子さんが含まれている。注目を集めた感染者としては、相撲の力士7人やテレビ司会者、元プロ野球選手2人、有名映画脚本家などがいる。
「現在東京で新たに感染が確認されている人の70〜80%は、既知のクラスター(小集団)にいた人ではありません」と、日本医師会会長の横倉義武医師は言う。「もっと速やかにPCR検査を実施し、もっと素早く結果を出す必要があります」。
公式発表によれば、東京の新たな感染者はここ1週間、減少傾向にある。いいニュース? いや、必ずしもそうではない。
「人数は本当に減っていると信じたい」と横倉医師は話す。「しかし、それを判断するには検査の数が不十分です」。
このことは、日本が緊急事態宣言を解除できるかに直接影響を及ぼす。宣言は現時点で5月6日に終了の予定だ。
「現段階で緊急事態宣言は解除できません」と横倉医師は言う。「解除には、新たな感染者の安定的な減少と、実効再生産数が1を大きく下回ることが必要です」。
相撲は無観客で開催されている(大阪で、3月8日撮影)
日本では今週、ゴールデンウィークが始まった。沖縄県の玉城デニー知事によると、連休中の沖縄への航空便を予約した人は6万人に上るという。
◆感染者数:11月18日、日本国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含めクルーズ船の乗客・乗員を、合わせて12 万2012人となっています。
20 倍の感染者:2、440、240人。50 倍の感染者:6、100、600人
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