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学術会議の任命拒否問題で野党注目「内閣府の谷査恵子氏」
野党の見解・詳報は ?
(www.nikkan-gendai.com:2020/10/12 11:15)
日本学術会議が推薦した会員6人の任命が拒否された問題で、これまで再三、繰り返していた「総合的・俯瞰的な観点に立って判断した」から突然、「推薦者リストを見ていない」との説明に変わった菅首相。
リストを見ないで何を「総合的・俯瞰的に判断」したのかサッパリ分からないが、いずれにしても安倍前政権の森友問題同様、「誰が」「いつ」「どんな発言をしていた」のかが国会で問われる事態になるのは間違いない。
そんな中、野党側は“内閣府の谷査恵子氏”と呼ばれるキーパーソンの存在に注目しているという。
谷氏といえば、経産省職員から安倍昭恵夫人付きとなり、森友学園の国有地売却問題では自ら財務省に問い合わせたり、森友の籠池泰典理事長(当時)とファクスでやり取りしたりするなど「疑惑の全容」を知ると言われた人物。
当時、野党は谷氏の証人喚問を求めたものの、本人は雲隠れを続けた揚げ句、在イタリア大使館1等書記官に“高飛び”。結局、真相はうやむやになってしまったのだが、今回の学術会議問題でも谷氏のような存在がいるというのだ。
「内閣府職員で日本学術会議事務局にいた女性職員W氏です。内閣府は2018年に『日本学術会議法第17条による推薦と首相による会員の任命との関係について』と題した文書をまとめていて、ここには『首相は、会員の任命権者として、日本学術会議に人事を通じて一定の監督権を行使することができる』『首相に日学法第17条による推薦のとおりに任命すべき義務があるとまでは言えない』とあります。
菅首相はこれを論拠に今回の任命拒否に踏み切ったと思われるのですが、なぜ、学術会議事務局がこの時、わざわざ法解釈の変更に踏み込んだのかが分からない。おそらく当時の安倍前政権の官邸側から何らかの圧力があったのでしょう。
内閣法制局が公表した学術会議事務局との応接録には、その時の法解釈について相談した学術会議事務局の女性職員のW氏が出てくる。谷氏と同様、疑惑のカギを握るキーパーソンです」(野党国会議員)
確認すると、このW氏は現在、岡山県中南部にある市の部長級職。市の広報にも顔写真入りで登場し、「内閣府では、科学者の代表機関である日本学術会議の事務局で、重要事項の審議などに関する事務を行っていました」と自己紹介している。
早速、日刊ゲンダイが事実関係について市に電話取材すると、なぜか、決まって本人は「会議」「出張」を理由に不在続き。ならばと、ファクスでW氏あてに質問用紙を送り、なぜ首相の任命義務について法制局に相談したのか、官邸側の働きかけはあったのか――などを問いただしたが、全く音沙汰ナシだ。なるほど、雲隠れのマニュアルがあるのかと思うほど、谷氏そっくりの対応ではないか。
○「政府答弁はゼロ回答。日本学術会議で
選任が見送られた6 名をすみやかに
任命し、違法状態を解消すべき」枝野代表
(cdp-japan.jp:立憲民主党:2020年10月7日)
枝野幸男代表は7日、衆院内閣委員会で閉会中審査が行われ、新型コロナウイルス対策とともに、日本学術会議会員の選任問題が取り上げられたことを受け、国会内で記者団の取材に応じました。
枝野代表は、日本学術会議会員選任問題の審議について、「この間、野党合同ヒアリングで事務方から説明にならない説明はなされてきたが、今回、国会での正式な議論ということで若干の期待をしたが、残念ながらその期待は裏切られたと言わざるを得ない。
過去の政府、しかも当時の総理大臣が国会で答弁をしていた答弁内容と今回の対応やそれについての説明が明らかに食い違っていることを指摘されても、(政府は)『解釈は変わっていない』と強弁した。変わっていないことの理由の説明はまったくなされていないに等しい」と批判しました。
また、6人の学者を任命しなかった理由を問われた政府の答弁について「何ら具体的な答えはなかった。安倍政権においても答弁の矛盾とか、説明不足ということが少なからずあったが、今回、(法律の)解釈の変更についても、任命をされなかった理由についてもまったくのゼロ回答。何も説明しない、何も答えない、言い訳すらしようといないという政府の姿勢には強い憤りをもって受け止めている」とし、8日の参院内閣委員会でも引き続き説明を求めていくと表明しました。
さらに、「これは学者の世界に限ったことではない。ルールに反すること、法に反すること、何の説明もなく勝手に恣意的に行う。日本はいつから独裁国家になったのか、という強い危機感をもってこの問題にあたって行きたい」と述べました。
主な質問とその回答(要旨)は次のとおりです。
Q) 説明が不十分ということだが、任命権者の総理大臣に対して今後どのような説明を求めていくのか。
☆枝野代表) 結局、誰が推薦者から6名を外したのか、その当事者の話を聞かなければどうにもならないということは、今回、改めて明らかになった。いずれ、遠からず、国会で説明をしていただく。それも任命権者は総理であることを政府自身が繰り返しお答えになっている訳ですから、その任命権をもっていらっしゃる総理に具体的な説明をいただかなければいけない。具体的なやり方については国対の方で相談してくれると思う。
Q) 今日の政府答弁の中で、公務員の選定罷免権が国民固有の権利であるということを明言していた。そう言いながら、その行使について(政府が)国民に十分な説明をしない点は矛盾しているように思われるが、どう考えるか。
☆代表) 公務員の選定罷免権があるのならば、法律に基づいた手続きで任命をしなければならないということだ。国民の代表である国会が決めた法律に基づいて、あるいは国会に説明をしてきた解釈に基づいてやっていかなければならない。
そもそも、憲法の規定を根拠にしていること自体がまったく論理的ではない。国民の公務員の選任権に戻すのであれば、ご指摘のとおり、当然のことながら何故この6人だけ外したのか、説明をしない理由はまったくないと思う。
Q) 政府は無理やり解釈の変更をしたり、6人の任命をしない理由を説明しないが、どのような理由でそうしていると思うか。
☆代表) この国が法治国家であることを理解しておられないのではないか。どこかの独裁国家と一緒で、いま権力を持っているから何をしようと自分の勝手だという勘違いをされているとしか思えない。
Q) 昨日の野党ヒアリングで提示された2018年の内部文書の内容についての評価は。憲法の所々を継ぎはぎでつなげているように思えるが。
☆代表) あえて申し上げれば、何の説明もなされていない。説明が不十分なのではなくて、説明になっていない。その憲法の規定は、中曽根総理が答弁をしていた時代にも存在をしていた憲法の規定で、(今と)一緒なのだから。その時の説明の仕方と変わっているというのであるならば、根拠にそもそもなっていない。なり得ないものを根拠にしている。
Q)政府答弁は説明になっていないということだが、今後どのように追及していくか。
☆代表)まず、違法状態が続いているので、これは日本学術会議からも要請、要望されていると思うが、6名が速やかに選任をされることで、1日も早く違法状態を解消すべきだ。その上で、こうした違法状態が続いた、生じたことについての責任を追及したい。1日も早く、まずは違法状態を解消させたい。
Q) 政府・与党内から日本学術会議のあり方自体に論点を移しているような動きがあることへの考えは。
☆代表)どこかのツイッターにどなたが呟いていたが、「信号無視して捕まった人が、こんなところに信号機が建つのがおかしい」という言い訳をしているようなものだ。まったく論外。まずルールに基づいてちゃんとやれというのが大前提。
○卑劣な論点そらし、恫喝を許すな !
学術会議「行革」対象、志位委員長が批判
(www.jcp.or.jp:共産党:2020年10月11日)
日本共産党の志位和夫委員長は、10月10日、高松市での街頭演説のなかで、日本学術会議が推薦した会員候補6人の任命を拒否した菅義偉政権が同会議を「行政改革」の対象にするとしたことに、「卑劣な論点そらしであり、恫喝(どうかつ)だ。
いま問われているのは菅首相が『やったこと』であり、『今後のこと』ではない。桜を見る会で疑惑にふたをしたまま中止を決めたのと同じ手口だ。許してはならない」と厳しく批判しました。
さらに、菅首相が、日本学術会議側が作成した105人の推薦者名簿を「見ていない」とのべたことについて、「見ていないでなぜ『総合的・俯瞰(ふかん)的』な見地から6人の任命拒否ができるのか。支離滅裂だ」と指摘。「違憲・違法の任命拒否は撤回せよとの声をあげていこう」と呼びかけると、聴衆が拍手で応えました。
○【参院内閣委】政権批判すると不利な扱い受けると疑心暗鬼になる
任命拒否問題について杉尾議員
(cdp-japan.jp:立憲民主党:2020年10月8日)
参院内閣委員会が、10月8日、閉会中審査をおこない立憲民主党の1番手として杉尾秀哉議員が立ちました。杉尾議員は、日本学術会議が推薦したうち6名の会員候補の任命を菅総理が拒否した問題に集中して質疑。
この問題は今すぐ学問の自由を奪うわけではないが、今後、学者が政権に不利な発言をすることで研究費をカットされたり不利な扱いを受けるのではないか疑心暗鬼を生むと述べ、「結果的に学問の自由が侵害されると思うから、いま日本中の人が声を上げようとしている」と強調しました。
冒頭、杉尾議員は、2016年の学術会議の補充人事から官邸の介入があったと証言している学術会議元会長の大西隆教授の参考人招致を求めたにも関わらず、与党の反対で実現しなかったことに「極めて残念」と発言。
政府側も2016年から2017年にかけての推薦候補選定のやり取りを確認できていないと答弁したことに対し、「真相解明が必要だ。大西教授の参考人招致と予算委員会の集中審議が必要だ」と求めました。
杉尾議員は、菅総理が「総合的・俯瞰的活動を確保する観点から判断した」と任命拒否の理由を述べていることについて、総合的・俯瞰的活動について見識を持っているのかをただしました。
政府側が「総理の見識に答える立場にない」と明確な答弁を避けたことに対し、杉尾議員は、「6人に極めて失礼。総理がレッテル貼りしたも同然」と述べ、「改革姿勢の道具にすり替えようとしていると言われても仕方ない」と指摘しました。
○国会審議とヒアリングで菅首相の説明は破綻
学術会議問題:田村政策委員長が批判 !
(www.jcp.or.jp:共産党:2020年10月10日)
日本共産党の田村智子政策委員長は9日、国会内で記者会見し、日本学術会議が推薦した会員候補6人の任命を菅義偉首相が拒否した問題で、国会審議や野党合同ヒアリングの中で、菅首相の「総合的、俯瞰(ふかん)的観点」で任命を拒否したとの説明は「一切が破綻した」と述べ、「違法、違憲であることが明らかになった」と主張しました。
田村氏は、同日の野党合同ヒアリングで広渡清吾、大西隆両元会長が、縦割りの研究活動にならないよう、研究分野を横断した課題ごとの分科会をつくってきたなどの発言を紹介し、「いかに日本学術会議自身が総合的・俯瞰的な観点での活動に努力してきたかが示された」と指摘。
学術会議は推薦候補の名簿に、大学研究者だけでなく、民間で業績のある研究者やジェンダー平等の視点にたった候補を入れてきたなどの説明があったと述べ、「いかなる基準で首相は選考をおこなったのか。拒否理由が明らかにされなければ、学術会議の活動は法にのっとったものにならない」と強調しました。
田村氏は、納得できる説明ができないなら「今の違憲・違法状態を解決する道はただ一つ、6人に対して任命を行うことだ」と述べました。
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