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安倍内閣は、「任命権」を濫用して、多くの政府関係機関を私物化した !
自民党政権・自公政権の政治の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/10/05より抜粋・転載)
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1)安倍内閣の正体は、権力濫用の内閣だった !
7年半続いた安倍内閣は、権力濫用の内閣だった。
内閣および内閣総理大臣に、形式上の権限が集中している。
その権限を濫用して、実質的な独裁政治が、構築されてきた。
日本学術会議会員の任命権も、同じ実態である。
2)任命権を拡大解釈して濫用すると、制度の根幹が崩れる !
首相・内閣が、任命権を拡大解釈して濫用すると、制度の根幹が崩れてしまう。
形式的な任命権は、天皇にも付与されている。
日本国憲法第6条に天皇の任命権についての規定がある。
〔天皇の任命行為〕
第六条 天皇は、国会の指名に基いて、内閣総理大臣を任命する。
2 天皇は、内閣の指名に基いて、最高裁判所の長たる裁判官を任命する。
日本学術会議法には、会員の推薦について次の規定が置かれている。
第十七条 日本学術会議は、規則で定めるところにより、優れた研究又は業績がある科学者のうちから会員の候補者を選考し、内閣府令で定めるところにより、内閣総理大臣に推薦するものとする。
任命権については以下の規定がある。
3)日本学術会議の会員は、推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する !
第七条 2会員は、第十七条の規定による推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する。
日本共産党の宮本徹衆院議員はこの点について次のようにツイートした。
「〜に基いて、××が任命する」という解釈が、××が任命を拒否できるという解釈になると大変なことになる。」
天皇が憲法に明記された任命権を根拠に、内閣総理大臣や最高裁判所の長たる裁判官の任命を拒否して構わないと菅内閣は判断するのか。
4)安倍内閣は、「任命権」を濫用して、多くの政府関係機関を私物化した !
安倍内閣は、法律に規定された「任命権」を濫用して、多くの政府関係機関を私物化してきた。
裁判所、日銀、NHK、検察に対する人事権濫用はこれらの機関の存立のありかたを歪めてきた。
その路線を菅内閣はそのまま継承するように見える。
政府の方針に異を唱える学者を排除して、日本学術会議を構成するなら、日本学術会議は、御用学者の集まりになる。
5)御用学者の集まりになるなら、名称を「日本御用学術会議」にすべきだ !
御用学者の集まりになるなら、名称を「日本御用学術会議」に変更する必要がある。
臨時国会で菅内閣の姿勢が問われる。菅義偉内閣は9月16日に発足した。
しかし、いまだに所信表明さえ行っていない。記者会見にさえ応じていない。
臨時国会は、10月23日召集と見られているが、内閣発足後、1ヵ月以上も所信表明を行わない内閣は職務怠慢である。
6)野党は、与党に対して、厳しい姿勢を示すべきだ !
野党は、憲法違反・悪政の与党に対して、厳しい姿勢を示すべきである。
菅内閣は、衆院の解散総選挙を、年内は見送るとの報道が示されている。
衆院任期はまっとうされるべきで、天皇の国事行為としての衆院解散は正当な事由なく行使されるべきでない。
衆院が解散され、総選挙が行われるケースは日本国憲法第69条に定めが置かれている。
第六十九条 内閣は、衆議院で不信任の決議案を可決し、又は信任の決議案を否決したときは、十日以内に衆議院が解散されない限り、総辞職をしなければならない。
―この続きは次回投稿しますー
(参考資料)
政官業癒着・安倍政権下、シロアリ官僚と
ハイエナ栄えて、国民亡ぶ国・日本になっている !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/12/13より抜粋・転載)
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◆政官業癒着・安倍政権下、シロアリ官僚と
ハイエナ栄えて、国民亡ぶ国・日本になっている !
シロアリ退治は行われず、日本はシロアリ(官僚)、ハイエナ(大資本)、コバンザメ(大資本の家来)に食い尽くされようとしている。
民営化や国家戦略特区に、醜悪なコバンザメが群がり、国民資産を食いものにしている。
これらを放逐するべきときが来ている。本日、12月13日、内閣府は、景気動向指数研究会を開催し、景気回復が、2012年12月から2017年9月時点まで続き、高度成長期に、57カ月続いた「いざなぎ景気」を超え、戦後2番目の長さとなったと判断した。しかし、これは、ペテン師・安倍政権下、政府の勝手な判断で、事実に反している。
◆今回の実質GDP増加は、7%であり、
「いざなぎ景気」の10 分の1である !
「いざなぎ景気」は、実質GDPが、70%拡大した本格的好景気だが、今回の実質GDP増加は、わずか7%であり、、「いざなぎ景気」の10分の1である。
しかも、2014 年1月ころから2016 年5月ころまで、日本経済は、景気後退局面を経過している。
ペテン師・安倍政権下、真っ赤な嘘が政府から発表されているだけだ。
今回の景気を命名するなら「いかさま景気」ということになる。
詳しくは、植草一秀著、『国家はいつも嘘をつく--日本国民を欺く9のペテン』(祥伝社新書)https://amzn.to/2KtGR6k:をご高覧賜りたい。国家はいつも嘘をつく。
◆異常人格・安倍首相は、「息を
はくように嘘をつく」と言われている !
とりわけ、安倍内閣はひどい。安倍首相は「息をはくように嘘をつく」と言われている。
私が言っているのではない。多くの識者がそう言っているのだ。
安倍首相は、2014 年11月18日の総理大臣記者会見で、消費税増税延期を発表した。
「来年(2015 年)10 月の引き上げを、18カ月延期し、そして、18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。ふたたび延期することはない。
ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします」さらにこう付け加えた。
◆安倍首相は、2014年、消費税増税を
決意発言後、増税の延期発言をした !
「平成29年(2017年)4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく、確実に実施いたします。3年間、(アベノミクスの)三本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています」
ところが、2016年6月1日、安倍首相は、2017年4月の消費税増税について次のように述べた。
「そうした中で、内需を腰折れさせかねない、消費税率の引上げは、延期すべきである。そう判断いたしました」
「今回、『再延期する』という私の判断は、これまでのお約束とは異なる『新しい判断』であります」
こう述べた上で安倍首相は、こう言い放った。
◆安倍首相ほど、厚顔無恥になれる人は、
広い日本といえども、少数であろう !
「信なくば立たず。国民の信頼と協力なくして、政治は成り立ちません。」立派と言うほかない。
ここまで厚顔無恥になれる人は、広い日本といえども数えるほどしかいないだろう。
もっとも、「信なくば立たず」の意味を知らないで発言したのだとは思われる。
2017年2月17日の衆院予算委員会で、安倍首相は、森友学園への国有地不正払い下げ疑惑について、こう述べた。
「私や妻が関係していたということになれば、それはもう、まさに私は、それはもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げておきたい」
その1年半後の本年9月14日の自民党総裁選公開討論会で、安倍首相はこう述べた。
◆森友学園問題について、私の妻や私の友人が
関わってきた事と首相答弁したが、辞職はしない !
◆総理大臣を辞めるのではなく、あと3 年やる
と宣言した事は、人格異常の証明である !
◆消費税増税を押し通すために、財務省が
暗躍して景気後退局面を隠蔽している !
◆2019 年の消費税増税を強行するなら、
日本経済は間違いなく奈落に転落する !
「嘘しかつかない国家」こんな国家は、もうやめにしなければならない。
そして、2019年の消費税増税を強行するなら、日本経済は間違いなく奈落に転落する。
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