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玉木新党が合流新党からの離脱が、大吉報である理由がある !
日本の支配者の謀略の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/09/26より抜粋・転載)
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1)〜5)は前回投稿済みです。以下はその続きです。
6)共産党が連立政権に加わったところで、共産主義体制にはならない !
共産党が連立政権に加わったところで、直ちに憲法が書き換えられるわけではない。
資本主義が終焉するわけでもない。
既得権益勢力・自民党等の目的は、自公に対抗する勢力を、「共産党と共闘する勢力」と「共産党とは共闘しない勢力」に分断することにある。
投票率が50%に低下すれば、自民党・公明党は、25%を確保して勝利できる。
野党の勢力が二つに割れれば、目をつぶっていても、自公が勝つ。それだけのことである。
7)自公政権を継続するために、「共産党
とは共闘しない」と叫ぶ勢力を送り込む !
だから、既得権益勢力・自民党等は必ず野党勢力のなかに、「共産党とは共闘しない」と叫ぶ勢力を送り込む。送り込まれた者は「工作員」である。
この構図を理解すれば、自公政権を退場させて、革新政権を樹立する方法が明瞭になる。
自公政権を打倒するためには、共産党を含む、強固な共闘体制を構築する事が重要である。
「共産党と共闘するのか」と絡んできたら、「共産党と共闘しますよー。公明党と共闘するんですかー。」と受け答えればよい。「共産党と共闘するのか」と叫ぶ者がいたら、相手の顔をよく見ることである。
8)「共産党と共闘するのか」と叫ぶ者は、「工作員」の可能性大だ !
間違いなく「工作員」の顔をしているはずである。
玉木雄一郎氏らが、合流新党に加わらなかった。
このことについて、合流するべきだったとの批評を耳にする。私はまったくそう思わない。
玉木氏らが合流しなくて、本当に良かったと思う。問題の根幹に連合の問題がある。
連合は、総評と同盟などが統合されて創設されたものである。
1993年の政権交代実現には一定の役割を果たしたと言える。
9)同盟の正体は、大資本の利益のための組合である !
しかし、総評と同盟は、水と油なのである。
大資本の利益のための組合と、労働者の利益のための組合は、本質的に目的が違う。
今回、合流新党を支援しないことにした、労働組合は、大資本の利益のための組合である。
御用組合である。
CIAが、1960年に民社党を創設したのは、革新勢力が結束するのを防ぐためだった。
その役割を担ってきたのが同盟であり、民社党の流れを汲む政治勢力なのである。
―この続きは次回投稿しますー
(参考資料)
○「日本の支配者」は、対米・大資本隷属体制を 固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指している !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2017/09/04より抜粋・転載)
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1)野党再編が論議の焦点は、「保保二大勢力体制」か、
それとも「保革二大勢力体制」かである !
野党再編が論議の対象になるが、焦点は、「保保二大勢力体制」か、それとも「保革二大勢力体制」
かということになる。「保保」というのは、現在の自公政権の基本政策と類似した、基本政策を掲げる政治勢力が、自公勢力と類似した規模に、拡大する状況である。
米国の共和・民主二大政党体制と類似した政治状況である。
2)「日本の支配者」は、「保保二大勢力体制」を目指しているが、
「保革二大勢力体制」を構築しないと、安倍政治の刷新はできない !
「日本の支配者」(=悪徳ペンタゴンの巨大資本・米国CIA)が、目指しているのが、この政治状況=「保保二大勢力体制」である。*公明党は1998年以前は、反自民党・改革政党だったが、1999年から大変節して自民党従属・自公連立の政党になった。
これに対して「保革」は、現在の自公政権が示す、基本政策方針と対峙する、基本政策方針を明示する政治勢力が、二大政党体制の一翼を担う体制である。
かつての英国の保守党・労働党の二大政党体制が、ひとつの類型である。
3)鳩山政権は、自公政権の基本政策路線と、
明確に対峙する政策方針を、明示した !
日本では、2009年に、鳩山由紀夫民主党が、政権を樹立した。
鳩山政権は、既存の政権の基本政策路線と、明確に対峙する政策方針を、明示した。
その基本政策方針の転換とは、対米隷属 VS 対米自立、官僚支配 VS 官僚利権廃絶、大資本支配 VS 大資本支配排除というものだった。
この基本路線転換を象徴する具体的な政策提言が、普天間基地の県外・国外移設方針、官僚天下りの根絶、企業団体献金の全面禁止の三つであった。
1948年に、芦田内閣が破壊されて以来、初めて樹立された、本格的な革新政権が、この鳩山政権であった。
4)対米自立、・官僚利権廃絶・大資本支配排除を
目指した、鳩山政権を、「日本の支配者」は破壊した !
「日本の支配者」が、本格的な「革新政権」をいかに恐れているのかは、鳩山政権の命運をたどれば、鮮明に浮かび上がる。鳩山政権を誕生させた主役は、小沢一郎氏と鳩山友紀夫氏(名前表記を首相辞任後に変更)の二人である。
この二人の盟友に対して「日本の支配者」が苛烈で卑劣な人物破壊工作を仕掛けたことは周知の事実である。小沢一郎氏に対する攻撃は、2006年4月に、小沢一郎氏が、民主党代表に就任した時点から、本格化した。
「日本の支配者」は、なぜ、これほどまでに小沢−鳩山民主党を警戒したのか。
5)小沢一郎氏・鳩山由起夫氏が主導する政治は、
日本の既得権政治を、根底から改革する可能性大だった !
その理由は単純明快である。
この小沢−鳩山・二人が主導する政治が、日本の既得権政治を、根底から破壊=改革する惧れが高かったからだ。「日本の支配者」は、小沢−鳩山民主党を破壊するための、激しい人物破壊工作等活動を展開するとともに、これと並行して、「害のない」もうひとつの政治勢力を構築するための工作活動を展開してきた。
これが、いわゆる「第三極」と称された、新政治勢力創出の試みである。結論を急ぐ。
6)「日本の支配者」は、対米隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指した !
「日本の支配者」は、自公と類似した政策方針を示す、もうひとつの政治勢力を創出しようとしているが、これは、対米隷属・日本の体制を固定化するためのものである。
日本の主権者の多数が、「安倍政治を許さない !」との判断を保持する以上、二大勢力の一翼を担う政治勢力を、「革新勢力」にする必要がある。
この「革新勢力」が、政権を奪還して初めて、日本政治の刷新が実現する。
安倍政治刷新のためには、「保保二大政党体制」ではなく、「保革二大政党体制」を目指すことが不可欠である。
7)反安倍政治・「革新勢力」が、政権を奪還して
初めて、日本政治の刷新が実現する !
これが、当面の野党再編論議で、認識しておくべき、最重要事項である。
「日本の支配者」と表記してきたが、具体的に言えば、米国を支配する、巨大資本のことである。
米国政治、米国政府を支配しているのも、この巨大資本である。
この「支配者」が、米国の政治経済金融制度を構築した。
政治制度における、共和・民主両党による二大政党体制は、どちらに転んでも、巨大資本の利益が損なわれない制度であり、事実上、政治路線は、固定されている。
8)「保保二大政党体制」が構築されれば、「二党独裁制」になってしまう !
9)「日本の支配者」の実行部隊の中核を担って
きたのが、米国・CIAである !
10)「人物破壊工作」・隠れ自民党つくり等、
すべてが、CIAによる工作である !
*悪徳ペンタゴン(悪徳五角形):
日本の既得権益(原発マフィアも同類)とは、米国・官僚・大企業の三者をいう。
私はこれに、利権政治屋(自民党・公明党等の政治家)・マスコミを加えて、米・官・業・政・電の五者が、日本の既得権益であるとしている。大多数の検察・裁判官も安倍政権の家来である。
2016・17年、報道の自由度は、日本は、世界72位に転落した。
独裁志向・安倍政権下、隠蔽・権力迎合の捏造・画一偏向報道の
NHK等日本マスコミの腐敗堕落は、ひどい。
米・官・業・政・電は、ピラミッドの構造をしているというのが私の認識である。
ピラミッドの頂点に位置するのは米国である。
日本の司令塔、日本の既得権益の頂点に位置するのは、「米国」・巨大資本なのだ。
(植草一秀氏の説)
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