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菅義偉内閣の終わりの始まりが、意外に早い場合がある !
菅義偉氏の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/09/22より抜粋・転載)
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1)〜11 )は前2 回投稿済みです。以下はその続きです。
12 )安倍内閣は、迅速なコロナ対応を取らなかった !
また、安倍内閣は、第2類相当に指定しておきながら、迅速なコロナ対応を取らなかった。
3月1日には、東京マラソンを実施し、3月20日には、宮城で聖火到着式まで実施した。
安倍内閣が、緊急事態宣言を発出したのは、4月7日であった。
1月28日に、第2類相当と指定しておきながら、2ヵ月間も東京五輪優先で突き進んでいた。
すべてがちぐはぐだった。
13 )安倍政権が、人の移動を全面的に推進するのも行き過ぎだ !
東アジアのコロナ被害実態を踏まえれば、過大な警戒は、不要であると考えられるが、逆に政府が、巨大な財政資金を投じて、人の移動を全面的に推進するのも行き過ぎである。
過剰な警戒を解きつつ、慎重に、感染収束を追求する。
このバランスが重要なのである。
GoToトラブルに、東京を加える方針が示され、日本全体が、コロナ収束と勘違いし始めた。
菅義偉内閣が、間違ったメッセージを発している。
世界的に見れば、コロナが収束する状況には、まったく至っていない。
14 )欧米では、再び行動抑制を強化する、必要性が論じられている !
欧米では、再び行動抑制を強化する、必要性が論じられている。
しかも、欧米、南米、東アジアを除くアジアでは、コロナ被害が、依然として深刻である。
検査を十分に実施している、英国では、コロナ致死率が、10.5%を記録している。
検査で陽性と判定された者のうち、10人に1人が死亡している。
英国等では、恐るべき高致死率が、観測されているのである。
この致死率で「コロナはただの風邪」と主張するのは、無理がある。
15 )東アジアでのコロナ致死率が、上昇しないと言い切れない !
問題は、東アジアでのコロナ致死率が、上昇しないと言い切れないことである。
東アジアのコロナ致死率が上昇すれば、パニックになる。
致死率が十分に低いなら、集団免疫獲得もひとつの対応方法になる。
社会全体のたとえば、6割の人が抗体を保有すれば、感染拡大は収束する。
しかし、欧米等で、致死率が極めて高い現実を踏まえると、手放しの楽観は許されない。
また、高齢者、基礎疾患を持つ者は、東アジアでも、死に至るケースが少なくない。
高齢者や基礎疾患を持つ人の、コロナ死を放置することは、許されない。
16 )コロナ対策とGoToトラブル事業
全面推進との間に、整合性がない !
菅義偉(すが・よしひで)首相は、コロナ対策が最重要としているが、この基本方針とGoToトラブル事業全面推進との間に、整合性がない。
「コロナは、ただの風邪」を前提に、感染促進=集団免疫獲得の方針を採用しているなら、その事実を国民に説明する必要がある。
感染抑止を基礎に置いているなら、GoToトラブル事業全面推進は、完全に間違っている。
17 )早い段階で、菅義偉内閣の終わりが、始まる可能性がある !
菅義偉首相は「冷房と暖房のスイッチを両方入れる」と、批判にきちんと答える必要がある。
菅義偉首相の暖房=GoTo全開政策で、感染再拡大が生じ、菅義偉首相が描く、12月衆院総選挙シナリオが、崩壊する可能性を否定できない。
予想外に早い段階で、菅義偉内閣の終わりが、始まることがあるかも知れない。
(参考資料)
○菅義偉氏、地方出身のたたき上げ !
気配りの半面、「強引」批判も―自民総裁選
(www.jiji.com :2020年9月3日)
自民党総裁選への立候補を表明した菅義偉氏(71)は官房長官として安倍晋三首相を支えてきた。こわもての「軍師」イメージの一方、周辺は「気配りのできる苦労人」と口をそろえる。
「菅政権」暫定か本格か 派閥影響濃く、解散時期も焦点―自民総裁選
秋田県の農家出身で、高校卒業後に上京。段ボール工場でアルバイトをしながら学費を蓄え、法政大に進学した。国会議員秘書、横浜市議を経て国政に進出。最近の自民党では珍しい典型的な「たたき上げ」だ。
安倍氏が第1次政権で挫折し、表舞台から遠ざかっていた際には、「再チャレンジしたらどうか」と励まし続け、政権復帰に導いた。それから7年8カ月にわたり、内閣の番頭役として1日2回の記者会見をこなしつつ、永田町や霞が関ににらみを利かせてきた。
自他ともに認める「仕事人間」。休日も首相官邸近くのホテルに官僚を呼び出し、「あの案件はどうなっているのか」と質問を連発することも。独自の情報網と人事権を通じて中央省庁を掌握。能力を見込んだ官僚は自身のそばに置いて重用してきた。
その半面、役所側が決定した人事案に納得がいかなければ差し替えた。そうした振る舞いが、官邸の歓心を買おうとする「忖度(そんたく)官僚」を生み出し、森友学園問題での公文書改ざんにつながったとの指摘も根強い。
沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題や、自ら旗を振る観光支援事業「Go To トラベル」などでは、反対論に構わず推進する姿勢が「強引」と批判された。
昨年9月の内閣改造では、菅氏は自身に近い河井克行前法相と菅原一秀前経済産業相の初入閣を後押し。しかし、いずれも政治とカネの問題で辞任に追い込まれ、河井氏は公職選挙法違反の罪で逮捕・起訴された。
○菅義偉政権誕生:好意と批判が 入り混じる各国メディアの報道
(www.nippon.com:2020.09.17)
菅義偉政権の誕生を受け、各国のメディアはさまざまな報道をしている。好意的な受け止めがある一方で、辛辣(しんらつ)な論評もみられる。世界の目に新首相・菅義偉はどう映り、どう紹介されているのか、報道をまとめてみた。
甘党のたたき上げ
多くのメディアが着目しているのが出自。「日本の政治リーダーとしては珍しく二世議員ではなく、派閥に所属していない」(ストレーツ・タイムズ=シンガポール)、「素朴な農家の息子が日本の政権を支配へ」(レバノン24)、「慎ましい家庭の出身で、自らの将来を創りあげた」(ミレニオ=メキシコ)、「目立たたないが、たたき上げの経歴に誇りを持つ」(リベラシオン=フランス)と報じた。
素顔については、一斉に「甘いもの好き」(聯合報=台湾)、「パンケーキやそばが好物」(ルモンド=フランス)、「酒を飲まない甘党の地味な政治家」(リベラシオン=フランス)、「オーストラリア発祥のスイーツのファン」(ABCオーストラリア)、「毎日、朝と夜に100回腹筋をして、(パンケーキの)カロリーを消費しているらしい」(ガーディアン=英国)と紹介。一方で、「謎の多い人物」(ニューヨークタイムズ=米国)との見方もあった。
◆記者会見に対する厳しい批判
厳しい指摘が目立つのが、自民党総裁に選出された過程だ。「派閥に属さず、通常ならば選択されない妥協の産物」(エルパイス=スペイン)であり、「党内外から不透明で非民主的との批判がある」(ラナシオン=アルゼンチン)。中には、ベラルーシの大統領選を引き合いにして「法の下の民主主義を裏切ったのも同然」(スペクテーター=英国)と、斬って捨てる論評もあった。
政治家としては、市議会議員と官房長官時代の報道が多い。「横浜市議選では、靴6足を履きつぶして3万軒を歩き回った」(ウォール・ストリート・ジャーナル=米国)、「影の横浜市長と呼ばれていた」(アルカバス=クウェート)と、タフさと仕事師ぶりを強調した。
一方、官房長官としては、記者会見に関して冷ややかな記述が多い。「安倍政権のスキャンダルを巧みに処理した」(ルモンド)はましな方で、「毎日2回、無味乾燥な記者会見をしていた」(NEWS.BG=ブルガリア)、「この8年間、いつも気難しく不機嫌でユーモアのかけらもなかった」(タイムズ=英国)と手厳しい。
一方、記者会見に絞った記事ではないが、二世議員でないことを理由に「安倍晋三氏より根気強く仕事をするだろうし、安倍氏に欠けていた有権者とのコミュニケーションもとれるだろう」(FR24ニュース=フランス)との識者コメントを掲載したメディアもあった。
◆外交経験の浅さを指摘
政策面では、「安倍政権の内政外交政策は安定的に継続していく見込み」(観察者網=中国)、「安倍氏の政策を引き継ぐだろう」(BBC=英国)などと、大きな変化を予想する見方は少ないようだ。政治思想については、「ハト派からは程遠いが、安倍氏の歴史修正主義には心を動かさず、同氏に靖国参拝を自制するよう進言した」(ルモンド)との報道が目に付いた。
ほぼすべてのメディアが指摘するのが外交経験の浅さ。「外遊が少なくコミュニケーションが得意でない」(リベラシオン)、「外交経験が欠けている」(レバノン24)、「(安倍外交が失敗だったと断じた上で)継承者の菅も外交が得意でない」(観察網)と報じた。
ロシアとの関係では、研究者の談話を引用する形で「菅首相の就任は、ロシアと日本の関係が後退に向かう小さな一歩」(ノヴォスチ通信=ロシア)と形容した。逆に鈴木宗男参院議員のコメントを引いて「モスクワと東京の関係は、新しい日本の首相の下でさらに前進していく」(連邦通信社=ロシア)という正反対の論評も取り上げられた。
組閣を受けて、安倍前首相の弟、岸信夫衆院議員が防衛大臣に就任した(中央通信社=台湾)ことも報じられた。このほか、「SNS上ではすでに『スガやめろ』のハッシュタグがトレンド入りした」(ルモンド)との報道があった。
○菅義偉氏のプロフィールとは ?
(ウィキペディアより抜粋・転載)
菅 義偉(すが・よしひで、1948年〈昭和23年〉12月6日生まれ。71歳)は、日本の政治家。
自由民主党所属の衆議院議員(8期)、自由民主党総裁(第26代)。国会において内閣総理大臣(第99代)に指名された。
横浜市会議員(2期)、総務副大臣(第3次小泉改造内閣)、総務大臣(第7代)、内閣府特命担当大臣(地方分権改革)、郵政民営化担当大臣(第3代)、自民党幹事長代行(第2代)、内閣官房長官(第79代・第80代・第81代)、沖縄基地負担軽減担当大臣、拉致問題担当大臣などを歴任した。
2019年4月1日に、官房長官として新元号令和を発表したことから、「令和おじさん」の愛称がある[4]。
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