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茨城県のあおり運転:宮崎被告、3 件のあおり運転を認める !
パーソナリティ障害の概要とは ?
(www.asahi.com:2020年7月27日 20時37分)
朝日新聞デジタル:昨年7〜8月、茨城県守谷市の常磐道など3県の高速道路であおり運転を繰り返したとして、強要などの罪に問われた住居不定、会社役員宮崎文夫被告(44歳)の初公判が7月27日、水戸地裁(結城剛行裁判長)であった。
◆宮崎被告:起訴内容をすべて認めた !
宮崎被告は、「違っているところはありません」と起訴内容をすべて認めた。
検察側は、冒頭陳述で、三つの事件に共通する動機として「被告が前方の車両に進路を妨害されたと感じ、腹を立てた」と指摘した。
宮崎被告は、被告人質問で、あおり運転をした当時の心境について「(被害者の運転で)嫌な思いをすることを分かってもらい、危険な運転をする人が、いなくなってほしいと思った」と述べた上で、「いま振り返ると、やりすぎだった。怖い思い、痛い思いをさせて、申し訳ない」と謝罪した。
◆パーソナリティー障害との診断 !
また、検察側は、証拠調べで、宮崎被告が、2006年にも高速道路上で他の車を止めさせ、運転している人に暴行を加えたとして、「暴行罪」で、略式命令を受けたと説明した。
起訴前の精神鑑定で、他人が悪意を持っていると、疑う傾向がある、「パーソナリティー障害」の一種との診断を受けたことも明らかにした。
法廷では、宮崎被告のあおり運転や暴行を記録した、ドライブレコーダーの映像も証拠として流された。宮崎被告は、弁護人からの質問に答え、「今思うと、嫌がらせをされたというのは、思い込みだったかもしれない。重大な事故が起きていても、おかしくない行為で、被害者に怖い思いをさせた」と弁明した。
「ドライブレコーダーの映像が報じられ、日本中を恐怖の渦に巻き込んだ、責任を痛感しております。本当に申し訳ありませんでした」と、傍聴席に向かって、深々と頭を下げた。
免許を取り消された、宮崎被告は、今後、再取得するかどうかについて、「車が好きなのでいずれは取りたくなると思う。信じてもらえないかもしれないが、今回のことを反省し、安全運転の模範になるくらいの、存在になりたい」と語った。
事件当時は、あおり運転そのものを処罰する法律がなく、罰金刑がある道路交通法違反や、暴行罪が適用されるケースが多かったが、検察は3件すべてで、懲役刑を科せる「強要罪」を適用した。
常磐道の事件では、停車後に被害者の男性を殴ったとする傷害罪にも問われている。
◆同乗していた女性:罰金30万円の略式命令 !
起訴状によると、宮崎被告は、昨年7〜8月、浜松市の東名高速、愛知県岡崎市の新東名高速、茨城県の常磐道の3カ所で、自身の乗用車を他の車両の前に割り込ませ、急に減速するなどして停車させたり、急ブレーキをかけさせたりしたとされる。
宮崎被告の車に同乗し、暴行の模様を携帯電話で撮影していた女性は、犯人隠避の罪で、罰金30万円の略式命令を受けている。(佐々木凌)
(参考資料)
○パーソナリティ障害の概要
(www.msdmanuals.com:2018年 8月)
パーソナリティ障害(人格障害とも呼ばれます)とは、本人に重大な苦痛をもたらすか、日常生活に支障をきたしている思考、知覚、反応、対人関係のパターンが長期的かつ全般的にみられる人に対して用いられる用語です。
パーソナリティ障害は、「10種類」あり、自己像(セルフイメージ)と他者やストレスに対する反応のパターンに、それぞれ特徴的な問題がみられます。
症状はパーソナリティ障害の種類によって異なりますが、基本的には、他者と人間関係を築くことやストレスに対処することが困難で、本人の自己像は状況によって異なり、他者から見たその人の認識との間に隔たりがあります。
パーソナリティ障害は、自己や他者を一貫して現実とは異なる形で認識する人や、日常的によくない結果を招く行為を決まってとり続ける人において、その診断が検討されます。
薬剤による治療でパーソナリティ障害自体に変化がみられることは通常ありませんが、そうした治療が症状を軽減するのに役立つことはあります。
精神療法は、自分が問題を引き起こしていることに患者が気づき、社会的に好ましくない行動を改めるのに役立つことがあります。
他者やストレスになる出来事に対する見方や関わり方については、誰にでも特徴的なパターンがあります(反応パターンと呼ばれます)。例えば、困ったことが起きたとき、誰かに助けを求めることで対処しようとする人もいれば、自分だけで問題に対処しようとする人もいます。また問題を過小評価する人もいれば、大げさに考える人もいます。
しかし、自分の特徴的な行動パターンがうまくいかない場合や不都合な結果を招いている場合には、ほとんどの人は自分の反応パターンを変えようと試みるものです。対照的に、パーソナリティ障害の人は、自分がとる反応のパターンが繰り返しうまくいかない場合や不都合な結果を招いている場合でも、そのパターンを変えようとしません。そのようなパターンは、状況に応じて調節(適応)されることがないため、不適応と呼ばれます。不適応な行動パターンの重症度と持続期間は様々です。
米国精神医学会が発行している精神障害の診断と統計マニュアル第5版(DSM-5)によれば、10種類のパーソナリティ障害が存在します。
「約10%の人」が何らかのパーソナリティ障害に該当します。全体として男女差はありませんが、パーソナリティ障害の種類によっては、男女いずれかに多くみられるものもあります。例えば、反社会性パーソナリティ障害は、「男性に6倍」多くみられます。
パーソナリティ障害の大半では、この障害が原因で生じる問題は、中程度のもので、時間の経過とともに軽減していきますが、重度の社会的・精神的な問題を生涯抱え続ける人もいます。
パーソナリティ障害は、通常は青年期後期または成人期早期に現れますが、それより早期(小児期)に現れる場合もあります。これらの障害の持続期間には大きな幅があります。一部の種類のパーソナリティ障害(反社会性または境界性など)は加齢とともに軽減したり、消失したりする傾向があります。そうなりにくい種類もあります(強迫性や統合失調型など)。患者によっては、症状は続くものの、軽症化する場合もあります。
パーソナリティ障害患者の多くには、以下のうちの1つ以上もみられます。
@ 気分障害、A不安症、B身体症状症、C物質使用障害、D摂食障害。
パーソナリティ障害に加えて、これらの病気を抱えていると、いずれの病気に対しても治療が効きにくくなるため、経過の見込み(予後)が悪くなります。
◆原因
パーソナリティ障害は遺伝子と環境の相互作用によって起こります。すなわち、一部の人はパーソナリティ障害になりやすい遺伝的な傾向を生まれつきもっていて、その傾向が環境的な要因によって抑えられたり、強められたりするということです。一般に、遺伝子と環境はパーソナリティ障害の発症にほぼ同じくらい寄与しています。
◆パーソナリティ障害の種類
10種類のパーソナリティ障害は、3グループ(A、B、C)に分類することができます。各グループに含まれる種類は、それぞれ特定の基本的なパーソナリティ特性が共通していますが、各障害にはそれぞれの際立った特徴があります。
☆Aグループは奇妙または風変わりな様子を特徴とします。このグループにはそれぞれの際立った特徴をもつ以下のパーソナリティ障害が含まれます。
◆妄想性:不信と猜疑心
シゾイド:他者に対する無関心
統合失調型:奇妙または風変わりな思考と行動
☆Bグループは、演技的、感情的、または移り気な様子を特徴とします。このグループにはそれぞれの際立った特徴をもつ以下のパーソナリティ障害が含まれます。
反社会性:社会的無責任、他人の軽視、欺瞞、自分の利益を得るための他人の操作
境界性:一人でいることに関する問題(見捨てられる恐れによる)、感情や衝動的行動をコントロールすることの問題
演技性:人の注意を引きたい欲求と劇的な行動
自己愛性:もろい自尊心、賞賛される必要性、および自分の価値についての過大評価(誇大性と呼ばれる)
☆Cグループは不安や恐れを抱いている様子を特徴とします。このグループにはそれぞれの際立った特徴をもつ以下のパーソナリティ障害が含まれます。
回避性:拒絶される恐れによる対人接触の回避
依存性:服従と依存(世話をしてもらう必要性による)
強迫性:完全主義、柔軟性のなさ、頑固さ
◆症状
パーソナリティ障害では、主に以下の点で問題が生じます。
自己同一性と自己感覚:パーソナリティ障害の人は、自分自身のイメージがはっきりせず、安定していません。つまり、自分のことをどのように捉えるかが、周囲の状況や一緒にいる人によって変化します。
例えば、自分のことを残酷だと考える時期と親切だと考える時期が交互に入れ替わる人がいます。また、自分の価値観や目標が頻繁に変わる人もあります。例えば、教会にいる間は信心深いのに、別の場所では不敬で冒とく的になることがあります。自尊心の高さが現実と一致しない人もいます。
人間関係:パーソナリティ障害の人は、他者と親密で安定した人間関係を築くことに苦労します。他者の気持ちに対して鈍感であったり、感情的に無関心であったり、共感性を欠いていたりすることがあります。
パーソナリティ障害の人は、しばしば家族や医師を含めた周囲の人に対する態度に一貫性がないようにみえ、困惑させ、フラストレーションを与えます。子育てでは一貫性がなく、無関心、過度に感情的、虐待的、または無責任な場合があり、ときには子どもに身体的な問題や精神的な問題が生じることがあります。
パーソナリティ障害の人は、どのように他者を扱い、また他者の周囲で振る舞えば妥当、安全で、許容されるのかについての理解に問題を抱えている場合があります。
パーソナリティ障害の人は、自分で問題を引き起こしていることに気づいていないことがあります。
知っていますか?
パーソナリティ障害の人は、自分の思考や行動に問題があるとは考えていない場合があります。
◆診断:具体的な診断基準に基づく 医師による評価
特定のパーソナリティ障害の診断は、DSM-5に障害別に記載されたパーソナリティ特性の一覧(診断基準)に基づいて下されます。
パーソナリティ障害の人の中には、自分の行動に悩んでいて、積極的に治療を求める人もいます。自分の行動に問題があることが理解できない人もいます。そのような人は人の助けを求めようとしない傾向があります。代わりに、他者に迷惑をかけているなどの理由で、友人や家族あるいは社会的機関によって医療機関に連れて来られることがあります。
パーソナリティ障害の人が助けを求める場合、その理由はパーソナリティ障害自体ではなく、不安、抑うつ、物質乱用などの症状や、離婚、失業、孤独などパーソナリティ障害が原因で生じた問題についてのことであるのが通常です。
このような症状や問題を訴える場合、医師は通常、パーソナリティ障害が関係している可能性があるかどうかを判断するために問診を行います。例えば、自分と他者をどのように捉えているか、また他者が自分の行動に対し否定的に反応した場合にどのように対応するかを尋ねます。
◆以下の場合、医師はパーソナリティ障害を疑います。
自分や他者のことを、現実とは異なる形で持続的に捉えている
自分の思考や行動について適切でない特定のパターンがあることを自ら説明し、そのような行動が望ましくない結果を招いているにもかかわらず、それを変えない
自らの行動やその結果のために苦痛を感じているか、自らの行動のために日常的な役割を十分に果たすことができない
不適切な思考や行動には、本人が自分や他者をどのようにみて理解しているか、他者とどのような関係をもっているか、また自分の衝動をどの程度コントロールしているかが関わる場合があります。
そのような思考や行動は、持続的であり(たまに生じるだけというものではなく)、本人に苦痛をもたらしたり日常生活での問題の原因となったりしているにも関わらずそのような思考や行動を続ける場合にのみ、障害とみなされます。またその思考や行動は青年期または成人期初期に始まっており、もっと後になって生じたものではない必要があります。
診断を確定するための参考として、医師は、さらなる情報を得るために患者の友人や家族から話を聞くことがあります。そのような協力が得られないと、生じている問題の原因が患者本人にもあることに医師も患者も気づかないままになる場合があります。
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