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賭けマージャンをしていた、黒川検事長の
犯罪が発覚したのに、単なる辞任は、適正でない !
黒川検事長・賭けマージャンの深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/05/21より抜粋・転載)
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1)蛭子能収さんは、1998年にマージャン賭博で、現行犯逮捕された !
漫画家でタレント・蛭子能収さん(えびす・よしかず、1947年10月21日生まれ、72歳)は、1998年にマージャン賭博で現行犯逮捕された。
蛭子さんは、逮捕されたあとの謝罪会見で、「もうギャンブルは、二度とやりません。賭けてもいいです。」と述べた。:https://jisin.jp/column/1624726/
刑法第185条、賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽
に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。
2)賭けマージャンは、 刑法が定める犯罪である !
賭けマージャンは、刑法が定める犯罪である。
蛭子さんは、実際に逮捕されている。
東京高検検事長の黒川弘務氏が、常習的に「賭けマージャン」をしていたと報道された。
週刊文春は、5月1日と13日の「賭けマージャン」について詳報した。
黒川氏は賭けマージャンの事実を認めて東京高検検事長を辞職する意向を伝えたと報じられている。
ツイッターでは、#黒川検事長の懲戒免職を求めます
のハッシュタグがトレンド入りしている。
3)賭けマージャンをしていた、黒川検事長の
犯罪が発覚したのに、単なる辞任は、適正でない !
検察官の犯罪が発覚したわけで単なる辞任で済ませるのは適正でない。
賭けマージャンは産経新聞記者2名、朝日新聞社元記者の職員1名と行われていた。
黒川氏と産経記者との関係については「Litera」が掘り下げた記事を公表している。
「黒川弘務検事長と賭け麻雀の産経新聞記者が書いていた、露骨な黒川定年延長の擁護記事 !
産経には“法務省の見解”捏造疑惑も」:https://lite-ra.com/2020/05/post-5432.html
権力の犯罪に斬り込むメディアが、数少ないなかで、リテラと日刊ゲンダイの存在は、極めて貴重で有益である。
4)政治家・検査官等の犯罪を報道する、リテラと
日刊ゲンダイの存在は、極めて貴重で有益だ !
リテラは賭けマージャンをしていた産経、朝日の職員について、次のように記述している。
「本サイトが複数の司法担当記者に取材したところ、黒川氏との賭けマージャンの場を提供した産経社会部の記者は、現在司法担当を務めているO記者、さらに賭けマージャンに参加した別の産経社会部記者は元司法キャップだったK記者である。
5)リテラ:産経新聞記者が黒川氏を
擁護する記事を執筆していたと指摘する !
同じく参加した朝日の元検察担当というのはO氏で、現在は記者ではなく経営企画室勤務だという。」
リテラは黒川検事長と賭けマージャンをしていた産経新聞記者が黒川氏を擁護する記事を執筆していたと指摘する。
「賭けマージャンの場を提供した産経のO記者は、森雅子法相が黒川氏の定年延長を正当化するインタビュー記事を担当、署名記事でも〈黒川氏は昨年1月、検察ナンバー2の東京高検検事長に就任。時の法相の判断を踏まえ、この時点で「黒川総長」が固まったとみられている〉〈黒川氏は日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告の逃亡事件の指揮という重要な役割を担っていることもあり、定年延長という形を取らざるを得なかったとみられる〉などと黒川氏の人事を擁護していた。」
6)産経新聞は、法改正は、「黒川氏の勤務
延長とは関係がない」と間違い報道をした !
「その上、産経は13日のネット版および14日の朝刊で、〈法務省は13日、検察官の定年を引き上げる検察庁法改正案をめぐり、ツイッター上などで広がっている批判に対する見解をまとめた〉と報道した。「一般の国家公務員の定年引き上げに関する法改正に合わせて改正するものであり、黒川氏の勤務延長とは関係がない」などという〈法務省の見解〉を伝えていたが、じつは法務省は「見解」など出していなかった。」
産経新聞、朝日新聞は事実関係を確認した上で、犯罪を行った者を厳正に処分するべきである。
7)権力とメディアの癒着はかねてより指摘されていた !
権力とメディアの癒着はかねてより指摘されていることであるが、動かぬ証拠が突き付けられた以上、企業は厳正な対応を示すべきだ。
事態推移の説明として、
1.検察庁法改正案の今国会断念に追い込まれ、黒川弘務氏を強引に検事総長に昇格させることが難しくなった安倍内閣が、黒川氏自身が辞任する素材を提供した
2.黒川氏の賭け麻雀問題が表面化することを踏まえて検察庁法改正案の今国会断念をした
の二つが想定できるが、時系列で見ると後者の可能性が高い。
―この続きは次回投稿しますー
(参考資料)
週刊文春が、定年延長問題で揺れる黒川・東京高検検事長のスキャンダル
を報じています。以下、週刊文春より転載。
(news.yahoo.co.jp:2020年5/21(木) 10:58)
黒川弘務東京高検検事長 ステイホーム週間中に記者宅で“3密”
「接待賭けマージャン」
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/nation/bunshun-37926.html
東京高検検事長の黒川弘務氏(63)が、産経新聞社会部記者や朝日新聞の元検察担当記者らと賭けマージャンをしていたことが、「週刊文春」の取材で判明した。4人が集まったのは5月1日。
小池百合子都知事が「ステイホーム週間」と位置付け不要不急の外出自粛を要請、また安倍晋三首相も「人との接触8割減」を強く求めていた緊急事態宣言下でのことだ。夜7時半頃に産経新聞A記者の自宅マンションに集合すると、午前2時近くまでマージャンは続いた。
マージャンを終えた黒川氏は、産経新聞の用意したハイヤーで帰宅した。また、5月13日にも同様に黒川氏はA記者宅に向かい、深夜までマージャンをしていた。
◆黒川検事長は、ギャンブルが非常にお好き !
ということで、黒川検事長が国内で賭け麻雀をしていた可能性があるとの文春のスクープであります。どうも黒川検事長は、ギャンブルが非常にお好きな様で麻雀の他にカジノも嗜んでおり、休日にはマカオや韓国のカジノに遊びに出かけていたなどという別報道もあるようです。
カジノ研究者である私としては、勿論、黒川氏がギャンブルをお好きなことそのものに関して一切批難するつもりはありませんが、それはあくまで合法的にそれらを楽しんでいる場合に限定したお話。海外の合法カジノ通いは良しとして、本当に国内で違法な麻雀賭博に参加しているのだとすれば糾弾されて当然です。
ましてや、黒川検事長は刑事犯罪者を訴追する検察官を取り纏める責任ある立場にある人間であり、ご自身が刑法犯罪である違法な賭博行為に手を染めているのが確かなのだとすれば、社会的に許される事ではありません。
◆黒川検事長は、違法な麻雀賭博に手を染める !
この様な公職にある人間、特に市民の刑事犯罪を追及する立場にある人間が違法な麻雀賭博に手を染めるという疑惑に関しては、検察庁ではないのですがかつて警察庁で同じような事例があったことを専門家としては思い出します。
我々関係者の間では「新潟県警麻雀賭博事件」などと呼ばれている事案でありますが、当該事件に関しては私のYouTubeチャンネルで解説動画を更新しましたのでそちらをご覧下さい。
当時の新潟県警における麻雀賭博疑惑に関しては、警察官僚内での接待麻雀であった為、ある意味ウヤムヤにされてしまって終わったわけですが、今回の黒川検事長の疑惑に関してはウヤムヤに出来ない部分があります。それが国家公務員の倫理規定等に抵触する可能性があるという論。
週刊文春の報では、黒川氏が産経新聞の記者や朝日新聞の元検察庁付きの記者と違法な麻雀賭博をしていたことを報じているのと同時に、それら記者らが「接待」と称してワザとゲームに負けていたという話や、帰りのタクシー代を新聞社の経費として融通していたなどという報道が行われています。
要は記者らは、このような接待麻雀を通じて黒川氏からスクープのネタ供給を受けていた可能性があるわけです。
◆黒川氏は、長らく「安倍政権とズブズブ !
長らく「安倍政権とズブズブ」などと一部マスコミによって印象付けられてきた黒川・東京高検検事長でありますが、実は一方で昨年末から盛んに報じられ安倍政権にもダメージを与えていた秋元司衆議院議員を巡るカジノ汚職疑惑を追及する東京地検特捜部に対して裏から旗を振っていたのが、この黒川氏であったと言われています。以下、5月10日の週刊文春による記事の転載。
“定年延長”黒川弘務検事長に直撃取材 検察庁法改正で「安倍政権ベッタリ」の検事総長が誕生する
1月下旬には、IR汚職の捜査で新たに「500ドットコム」とは別の大手カジノ事業者日本法人にも家宅捜索が入ったことが明らかになった。一連の捜査に、菅官房長官は「正規の献金までやり玉に挙がっている」と不快感を示し、杉田副長官も「あまりに荒っぽい。特捜はどこまでやるんだ」と周囲に危惧を漏らしているという。
そんな最中に両氏と近しい黒川氏を次期検事総長に内定させるかのような史上初の定年延長を発令すれば、捜査現場に与える心理的影響は計り知れない。それこそが安倍官邸の狙いではないのか。
◆黒川氏の趣味は、麻雀とカジノ !
「皮肉なことに黒川氏の犬の散歩以外の趣味は麻雀とカジノ。休日にはマカオや韓国にカジノに出掛けることもあるそうで、カジノの内情を知る彼はIR捜査に一見積極的だった。河井氏についてもかつて法務副大臣だった頃の高圧的な態度が我慢ならなかったようで、捜査にはっぱをかけていた。
実は上記の文春による報に関しては、私も秋元司議員の事件が連日報道されていた当時、様々受けていた検察庁付きのマスコミ各社の記者から同様のコメントを受けていたもの。
当時、黒川氏は秋元司事件の旗振りをする側に居たわけで、一方でマスコミから報じられる「安倍政権とズブズブ」という報道には私自身は大きな違和感を抱いていたのが実情であります。
◆黒川氏は、長年、マスコミ各社と 接待麻雀でズブズブの関係 !
結果、今回出て来た麻雀賭博の報道によって、黒川氏が安倍政権以前にマスコミ各社と接待麻雀でズブズブの関係であり、秋元事件でも沢山見られた様々な検察リークによるスクープ報道が、ひょっとするとこの様な接待麻雀から生まれていたのだとすれば、私としてはナンダカナアとしか申し上げ様がないわけであります。いずれにせよ、本件に関しては追及が引き続き行われなければならないものであると思います。
※黒川検事長の取得金額は ?
2回×6ヶ月+3回×6ヶ月=30回、30回×10年=300回。
1回の賭マージャンで3人から計3万円取得して300回なら「900万円取得」できる。
1回の賭マージャンで3人から計6万円取得して300回なら「1800万円取得」できる。
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