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新型コロナウイルス感染者の致死率は、6.6 %であり、極めて高い !
安倍政治と欧米諸国政治の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/04/25より抜粋・転載)
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1) 欧米でコロナ感染が広がっているのが、毒性の強い、L型である !
コロナウイルスには、毒性の弱いS型と毒性の強いL型の2種類があるとされる。
欧米で感染が広がっているのが、L型であると見られている。
また変異のスピードが速いことも特徴とされる。
感染して体内に抗体が得られれば免疫を持つことになるが、感染者が陰性になった後で再び陽性になる事例も報告されている。
ジョンズ・ホプキンス大集計によると4月25日時点で、感染者数:2,765,139人
2)新型コロナウイルス感染者の致死率は、6.6%であり、極めて高い !
死者:182,690人、になっている。
世界の、新型コロナウイルス感染者の致死率は、6.6%であり、極めて高い。
感染拡大を容認して、集団免疫を獲得するという、対応方法がある。
社会の構成員の一定比率が、感染者となり、免疫を獲得する場合、ウイルスの感染拡大が、収束に向かう。社会全体として、感染拡大が生じない状況が、生まれる。
3)新型コロナウイルスの感染者の比率は、ウイルスの感染力に左右される !
社会全体に占める、新型コロナウイルスの感染者の比率が、どの水準になれば、感染収束を期待できるのかは、ウイルスの感染力に左右される。
ウイルスの感染力の強さは、基本再生産数=アールノートで表現される。
アールノートとは、感染者が、その感染症の免疫を、まったく持たない集団に入ったときに、直接感染させる、平均の人数で表わされる。
アールノートが2であれば、感染者の比率が、5割になれば、感染拡大が止まる。
感染者合計数が、減少に転じることになる。
4)5 割の人が感染することにより、社会は、集団免疫を獲得する !
5割の人が感染することにより、社会は、集団免疫を獲得することになる。
アールノートが、3の場合には、感染者の比率が、67%にならないと、感染が拡大する。
ウイルスの感染力の強弱によって、集団免疫を獲得するための、感染者比率が、変化する。
コロナウイルスの場合、アールノートが、3であると仮定すると、人口の67%が感染者になれば、感染拡大は止まる。
日本の人口、1億2700万人の67%は、8509万人である。
5)日本で8509人が感染すれば、致死率が、
6.6 %であると、約562 万人が死亡する !
この場合、致死率が、6.6%であると、約562万人が死亡する。
日本で公表されている、4月25日時点の感染者数は、1万2863人であり、死者は、345人であり、致死率は、約2.7%である。
この致死率2.7%で計算すると、8509万人感染者が生じると、約230万人が死亡することになる。
つまり、集団免疫を獲得することは、膨大な死亡者を発生させるという、大きな代償を伴うのである。
6)死亡しない感染者でも、重大な後遺障害が、残る可能性がある !
また、死亡しない感染者でも、重大な後遺障害が、残る可能性があることも指摘されている。
「大げさに騒がずに、普通に暮らせばよい」と主張する者がいるが、こうした現実を、冷静に考察していない、あるいは考察できないことが、背景であると思われる。したがって、現実の選択としては、新型コロナウイルスの感染を、抑止することを、基本に置かざるを得ない。
―この続きは次回投稿しますー
(参考資料)
○3月の世界各国のPCR検査の人数とは ?
( www.covid19-yamanaka.comより抜粋・転載)
3月20日の人数:韓国:316664人。イタリア:206886人。ロシア:143519人。
オーストリア:113615人。米国:103945人。日本:14901人(韓国並みなら772660人の検査をすべきであり、韓国と比べれば、約2%の検査である)。
○十分なPCR検査の実施国では新型コロナの死亡率が低い
死亡者数からは、西洋とアジアでは感染の広がりは100倍違う
(www.jiji.com :2020/04/21-11:15)
[国立大学法人千葉大学]
PCR検査数を増やすと、陽性数を検査数で除した陽性率が低下します。千葉大学大学院 薬学研究院および医学研究院の研究グループは、西洋の国々で陽性率が7%未満の国では、陽性率がそれ以上の国に比べて1日の死亡者の割合が15%でしかないとの解析結果を発表しました。
アジアの国々でも陽性率が7%以上の多くの国では感染者の増加が続いています。PCR検査はリスクの低い人に対し大量に実施しても、誤って陽性となる数が多くなるので検査の意味がなくなります。必要な検査数を保つことが重要で、陽性率はその指標になります。日本の陽性率は4月10日現在7.8%で上昇傾向にあり、死亡者数を増加させないために陽性率を低下させるようにPCR検査能力を拡大することが急務と考えられます。
◆研究の背景
新型コロナ感染症が世界的に猛威をふるっていますが、現在はどこも自国での対応に精一杯で、他国との客観的な比較が十分ではありません。そこで、本研究グループでは入手可能な世界の情報を科学的に解析することで、感染症終息のための新たな戦略が見いだせると期待し研究にとりくみました。
研究成果 1:感染の広がり方には100倍程度の地域差
一般に世界の感染拡大は、国ごとのPCR検査陽性者数の増加で報告されていますが、新型コロナ感染症では無症状の感染者が多くいることから、この数字は各国の検査の徹底度に影響されており、感染者数を正確には表していないと考えられます。
そこで、図1に示す1日の死亡者数をその国の人口で補正したデータを、その変化のパターンから地域ごとの予測を可能とする機械学習で解析しました。
人口1億人あたりの1日の死亡者数は、世界の多くの国で感染拡大30日後にほぼ一定となり、その推定値(中央値)は西洋諸国(欧州、北米、オセアニアを含む)では1180人であるのに対し、中東では128人、ラテンアメリカでは97人、アジア(中東を除く)では7人でした。
このように死亡者数から解析すると新型コロナ感染症の広がり方には、西洋とアジア地域では100倍程度の著しい地域差があります。地域差の原因は、国の政策、高齢化の程度、BCGワクチン接種を含む厚生制度、医療環境、そして国民性などによる影響が考えられますが、民族の遺伝的要因(遺伝子配列の違い)による可能性もあります。
遺伝的要因の候補としては、ウイルスの細胞への侵入に関わる蛋白質や、ウイルスから体を守る蛋白質の遺伝子の民族による違いなどが考えられています。新型コロナとの関連について、この分野の今後の研究が必要です。
研究成果 2:十分なPCR検査を実施する国の1日あたりの死亡者数は少ない
感染による死亡者数には地域差が大きいため、条件のよく揃っている西洋諸国について、感染による死亡者数とPCR検査の状況を比較しました。人口で補正した死亡者数とPCR検査数の間に関係はありませんでしたが、その陽性率との間には明確な相関が見られました。
機械学習の解析によると、陽性率が7%未満の国の死亡者数は陽性率がそれ以上の国の15%に過ぎませんでした。陽性率が7.0〜16.9%の国と17.0〜28.0%の国の間には推定死亡者数に差はなく、7%未満の陽性率を保つことが、死亡者数の抑制に重要と考えられました(図2)。
また、西洋諸国に限らず、陽性率が2%以下の国には、1日の死亡者の減少傾向が認められる国が含まれています(オーストラリア、台湾、中国、韓国)。なお、日本を含めアジア諸国の陽性率は、これまでは感染者が少ないので西洋諸国に比べて決して高くないですが、4月13日の東京の陽性率は32%もありました。
◆PCR検査の陽性率の補足説明
どこの国でも、PCR検査の陽性者が増加して、数日経過してから死亡者の増加が始まります。この2つの増加の間の期間は国によって1〜25日間の違いがあります。私たちは、この死亡者数の増加がみられるまでの期間とPCR検査の陽性率が反比例することを見出しました(逆相関、p < 0.01)。
すなわち、陽性者が見出されて直ちに死亡者が増加した(この期間の短い)国は、PCR検査が不十分で症状がでる前の早期感染者を見落としていた、あるいは重症者の入院が手遅れになった可能性が高いと考えられます。この結果からも、PCR検査の陽性率は死亡者数変動の指標となることが明らかになりました。
以上の結果から、新型コロナ感染症で死亡者数を減らすためには、PCR検査の陽性率を低下させることが必要であり、そのためにはPCR検査数を濃厚接触者などで症状が見られていない者にまで、「幅広く拡充させることが急務である」と結論します。
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