http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/13556.html
Tweet |
国民を軽視して、権力に従属が、専門家会議の恐るべき正体である !
御用学者への識者の見解・詳報は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2020/03/10より抜粋・転載)
────────────────────────────────────
1)新型コロナウイルス感染症対策
専門家会議の正体を理解すべきだ !
政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が、「何に関しての専門家」であるのかを、知っておく必要がある。
コロナウイルスの感染が拡大している。
この専門家会議が、2月24日に、「これから1、2週間が(感染が)急速に進むか収束できるかの瀬戸際となる」とした。
3月9日で、専門家会議が示した「瀬戸際の1、2週間」が満了になった。
「瀬戸際」を通過したのだから、どちらのコースに進んだのか、結論が示されなければ、おかしい。
しかし、結論は示されていない。
2)専門家会議ウソ発言:国内での爆発的な感染拡大は、進んでいない !
3月9日の専門家会議で、「国内での爆発的な感染拡大は、進んでおらず、何とか持ちこたえている状況」と報告されたと報じられている。
まったく腑に落ちない。安倍内閣は、PCR検査を拡大していない。
韓国では、1日当たり1万件のペースでPCR検査を実施した。
日本では、1日当たり1000件のペースである(韓国並みに検査すれば1日約24000人のペースだ。
人口数で比較すれば、安倍内閣は、韓国の約4%の少ない検査である)。
※補足説明:
韓国の人口数: 2018年は5182万人(日本の約41%の人口)。日本:人口約1億2600万人台である。
3)検査が少なすぎるため、爆発的な感染
拡大が生じているのかどうか、判定できない !
つまり、爆発的な感染拡大が生じているのかどうか、判定できないのである。
「瀬戸際の1、2週間」という言葉だけが広まったが、そもそも、この言葉に科学的な裏付けがあるのか。
安倍首相は「これからの1、2週間が瀬戸際」という言葉を2週間にわたって使い続け、2週間が経過しても、この言葉を使っていた。
「専門家会議」は、「政府の特殊な事情を忖度する専門家」会議であり、「各種利権を守る専門家」会議ではないか。
4)安倍内閣は、実態を隠蔽して、自分の都合に合う事を、公言している !
安倍内閣は、会議を前面に押し立てているが、実際には安倍内閣が、自分の都合に合う事を、専門家会議の衣をかぶって、言っているだけなのである。
だから、専門家会議の提示することが支離滅裂なのである。
政府の諮問会議なるものはすべて同じ構図である。
政府の諮問会議のメンバーには、政府が、コントロールできる人物しか配置しない。
5)政府の諮問会議のメンバーは、 安倍内閣従属の人物を選んでいる !
政府の諮問会議のメンバーは、政府の命令通りに、することを求められる。
その代わりに、メンバー個人、あるいはメンバーが所属する機関に、見返りの財政支援などが行なわれる。
「専門家会議」に与えられた役割=ミッションは次の三つである。
第一は、東京五輪開催を正当化する流れを創り出すこと。
第二は、PCR検査を徹底して抑制すること。
第三は、メンバーが所属する機関が、利益を得ること。
6)「専門家会議」は、安倍内閣従属の三つを軸に動いている !
この三つを軸に動いている。
安倍内閣が構築した、「専門家会議」は、「国民の命と健康を守る専門家」会議ではない。
安倍内閣に従属の「専門家会議」だから、そもそも信用できる存在でない。
PCR検査拡大を訴えてきた、上昌弘氏のテレビ出演が、減少していることの意味を考えるべきである。
―この続きは次回投稿しますー
(参考資料)
第130 回、アベノミクスと学者の堕落 !
(magazine.logi-biz.com:2013年3号より抜粋・転載)
*下記はPDFよりテキストを抽出したデータです。閲覧はPDFをご覧下さい。
奥村宏 経済評論家 MARCH 2013 60 アベノミクスの宣伝役 安倍政権が打ち出した「アベノミクス」が大きな反響を呼 んでおり、これによって円安、株高が一挙に進んでいる。
日本銀行に圧力を加えて金融緩和政策を進めるともに、財 政支出を拡大し、そして新しい成長戦略を打ち出すという三本柱がアベノミクスだが、それは日本国内だけでなく、海外 でも大きな反響を呼んでいる。
アメリカの有名な経済学者であるポール・クルーグマンは、 『ニューヨーク・タイムズ』の二〇一三年一月一四日付のコラ ムでアベノミクスを取り上げ、「安倍首相は通説を軽んじ、素 晴らしい成果を上げた」と絶賛している。
◆アベノミクスの宣伝に学者たちが使われている !
一方、これに対し『週刊東洋経済』は二〇一三年一月二 六日号で「アベノミクスの危うい綱渡り」という特集をして、 これが財政規律を乱し、インフレをもたらすものだとして批 判している。
安倍内閣は、アベノミクスを打ち出すために経済財政諮問会 議や経済再生本部を作って学者たち、いわゆる有識者を動員 しているが、その中にはあの、「竹中平蔵」慶應大学教授も加わっている。
アベノミクスの宣伝に学者たちが使われているのだが、そ の一人として注目されているのが東京大学名誉教授、そし てイェール大学名誉教授という肩書きを持つ、「浜田宏一氏」であ る。
◆浜田教授:安倍首相と親しい仲である !
浜田氏は、東大法学部を卒業した後経済学部に入り直して 卒業、そしてアメリカに渡ってイェール大学教授になるとと もに東大教授にもなったという派手な経歴を持つ経済学者で ある。
そして安倍首相と親しい仲であると言われているが、それ だけにアベノミクスの宣伝にとって絶好の経済学者というこ とになる。
本人もその気になって、いま盛んにアベノミクスの宣伝役 を務めている。
◆浜田宏一氏が演じる役割:
その浜田氏が書いた『アメリカは日本経済の復活を知って いる』という本が講談社から出版され、本屋の店頭にうず高 く積まれている。
そこには、「教え子、日銀総裁への公開書簡」が載せられて おり、「天才経済学者たちが語る日本経済」という章もある。
さらに東洋経済新報社からは『伝説の教授に学べ』という 題で、浜田宏一氏に若田部昌澄氏と勝間和代氏が聞いた話が 本になって出版されている。
こうして、いまや浜田宏一氏は 一躍、有名人になったのであるが、経済学者としてどのよう な仕事をしてきたのだろうか? 国際金融論やゲーム理論で有名だとされているが、現実の 日本経済についてどのような分析をしてきたのか、多くの人 は知らない。
◆浜田教授:アベノミクスを宣伝 !
ただ、アメリカで有名になったというところから、日本で も?天才経済学者?などともてはやされているが、「浜田理 論なるものが果たしてあるのか、疑問だ」と言う人もいる。
日本銀行に圧力を掛けて、金融緩和を進めれば景気が良く なるだろうし、財政バラ撒き政策をすれば、景気は好転するか もしれない。
それによって一時的に株価が上がり、円安が進むだろうと いうことは、なにも経済学者に言ってもらわなくても、誰で も分かっている。
しかし、そのような政策を進めれば日本の財政は破綻し、 インフレになっていくということもはっきりしている。
それだけに、これまで自民党政権も民主党政権もそれを打 ち出せなかったのだが、それをアベノミクスは、一気にやると いうのである。
そしてその看板に、イェール大学名誉教授、東大名誉教授という肩書きを持つ、有名経済学者として浜田宏一 氏が使われているのであり、それにマスコミが乗って宣伝し ているのである。
◆御用学者たちは、いかに無責任か ?
原発事故後、御用学者たちがいかに無責任で社会に害を与える かを誰もが知ることになった。
いまアベノミクスの旗振り役をし ている学者たちは、果たして信用できるのであろうか。
第130回 アベノミクスと学者の堕落 61 MARCH 2013 学問の危機 御用学者がいかに世間に害を与えたか、ということを我々 は東京電力の福島第一原発の事故によって痛いほど知らされ た。
日本の原子力発電事業を先頭に立って推進してきたのは東 大教授たちであった。
そして彼らがいかに無責任な発言をし ていたか、ということは今でも多くの人が覚えている。
彼らは東京電力のために、東京電力からおカネをもらって 原子力発電の研究をしてきたのだが、それが悲惨な結果を生 んだにもかかわらず、全く責任感がない。
そこで「わが東大はけしからん」と東大大学院教授である 宗教学者の島薗進氏は言っていると『朝日新聞』(二〇一二 年十一月三〇日、夕刊)は伝えている。
そして東大教授である安冨歩氏も『原発危機と東大話法』 (明石書店)という本で東大教授たちを厳しく批判している。
そういう中で東大名誉教授という肩書きを持つ浜田宏一氏 が安倍内閣の?太鼓持ち?をしているのだが、人びとはこれ をどう判断するだろうか? 「天才経済学者が言っていることだから間違いない」と思 うか、それとも「御用学者の言っていることなど信用でき ない」と考えるか、その判断は各自に任せる以外にはないが、 しかし御用学者の生態については誰もがそれを認識している に違いない。
そこで問われているのは学者のあり方、そしてさらに学問 のあり方である。
学者がカネで買われて理論を作ったのであ れば誰もそれを信用しないし、権力に近付くために作られた 理論を信用する人はいないだろう。
◆御用学者の正体とは ?
そして御用学者によって学問が堕落していけば、誰も学問 を信用しなくなる。
それは?学者の堕落?というよりも、?学問の破壊?だ。
いま、日本の学問はそのような危機に陥っているのである。
御用学者の正体とは ? 政府の?御用学者?として有名なのは竹中平蔵氏である。
慶應大学教授であった竹中氏は、小泉内閣の経済財政政策担 当大臣になって一躍有名になった。
その竹中氏は今また安倍内閣の顧問格として引っ張り出さ れた、というよりも自分から進んでその役を買って出ている。
経済学者が政府の審議会や委員会に参加するということが 目立つようになったのは一九九四年頃からであったが、それ が小泉内閣に竹中平蔵氏が加わることで頂点に達した感があ った。
その竹中氏は当時「近代経済学者はマルクス経済学者から ?御用学者?と言われるのを恐れて、現実の場から極度に遠 ざかろうとしていた時期があった」と発言していたが、今や 「御用学者と言われて何が悪いのか」と開き直っている感じ がする。
◆御用学者の判断は、大間違い !
―以下省略―
▲上へ ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。