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「桜を見る会」疑惑:「安倍首相は特別扱い」、申込期限に矛盾点、野党が批判 !
野党の見解・詳報は ?
(www.tokyo-np.co.jp:2020年1月30日 21時10分より抜粋・転載)
共同通信:政府は、1月30日の参院予算委員会で、昨年4月の「桜を見る会」を巡り、安倍晋三首相の推薦者名簿の提出期限が、2月12日だったと明らかにした。
◆蓮舫議員:首相は、特別扱いだった !
安倍首相の事務所は、後援者への案内文書で、20日を申込期限に募っていたことが判明している。矛盾点をただした、立憲民主党の蓮舫参院幹事長は、記者団に、「明らかにおかしい。首相は、特別扱いだった」と批判した。
◆自民党・公明党・日本維新の会が賛成 !
2019年度補正予算は、30日夜の参院本会議で、自民党・公明党・日本維新の会などの賛成多数で可決、成立した。
国会議員の推薦期限について、内閣府の大塚幸寛官房長は、29日の参院予算委で「定かでない」としていた。蓮舫幹事長が、30日に、異例の再質問に立ち、大塚官房長は、「2月12日」と説明を変更して陳謝した。
◆田村議員:自民党総裁選の対策だった !
一方、共産党の田村智子議員は、2018年の「桜を見る会」に自民党地方議員が多数招待されたことが、2018年9月の自民党総裁選の対策だったとして、「首相の座に居座る手段に利用した」と批判した。安倍首相は、自民党所属の地方議員を「桜を見る会」に、多数招待したことは認めた。
(参考資料)
○1月29日・参院予算委員会後の理事懇談会
について蓮舫筆頭理事が記者団に説明
(cdp-japan.jp:立憲民主党:2020年1月29日より抜粋・転載)
令和元年(2019年)度予算案の基本的質疑が行われた29日の参院予算委員会後、同委員会理事懇談会が行われ、その後蓮舫筆頭理事が記者団の取材に応じ、次のように語りました。
今、理事懇が再開され、異例の形ですが、与党側から明日の日程協議には入れないという申し入れがありました。その理由について、私たちとまったく同じだったので、それを了といたしました。理事懇は休憩、30分後に再開します。理由としましては、議場内で筆頭間協議をしたのですが、今日の委員会の対応、与党、自民、参議院自民党幹部が、あまりにも不誠実だったということです。
一点目、自民党の小野田議員が、わが党の杉尾議員が質問をしているときに、たまさか女性の政府委員が2人並びました。それで科研費、iPS細胞について質問したのですが、それに対して小野田議員が「女性軽視だ」と複数回言われました。ちょっと意味が分かりません。野次にもいろいろあると思いますが、あまりにも質問内容と違う野次だったので、意味が分かりません。
衆議院の本会議で、杉田さんと見られる方が、夫婦別姓制度について「だったら結婚しなければいい」と言った、そのことが問題になった矢先に、あまりにも自民党の委員の緊張感が欠けているということを問題視したら、自民党がそれをお認めになって、このことについては本人に、どういう意図で女性軽視と野次ったのかを聞いていただき、宿題を返していただくことになりました。
二点目、私の質問中に自民党参院の世耕幹事長がSNSを使って、質問時間が40分過ぎているのに肺炎のことについて聞かないのはおかしいというようなツイートをされました。与野党が合意をして、委員会は円満に動いています。そこにおいては各会派の質問の配分は当然各会派に任せられているし、議員の質問権は守られています。
今日、私たちの会派のすべての質問を聞いていただければ、新型コロナウィルスの肺炎、IR、桜、自衛隊中東派遣、拉致、それぞれの質問者が質問を住み分けて重ならないように聞いているのに、それを聞き終えもせず、私の質問中に批判をするようなツイートをしたことは、自民党としても不適切だと考えているということです。これは私の方から、是非、世耕幹事長には反省をしているというのであれば、ツイートを使ってしっかり訂正していただきたいということを要請しました。これは自民党が持ち帰りました。
三点目、これは大変大きな話で、参院の予算委員会の国政調査権が、大塚官房長によって侵害をされました。1月16日の参予算委理事懇において、内閣府の酒田課長に対して、内閣府、内閣官房の総理の政治枠の推薦の締め切りの流れを確認したところ、紙で明快に2月8日締め切りと書いてあります。
今日、大塚官房長は、委員会に紙で提出したものが本当ですと仰いましたけれども、そうであれば今日の大塚官房長の答弁でいえば、総理推薦枠だけがこの2月8日の数日後だったと言いました。ならばここに数日後に総理と平成30年の締め切りの紙と横並びに記載されなければならないのが記載されていない。これがもう「虚偽答弁」です。
二つ目は、1月27日の理事懇ですが、私の方から、2月8日の締め切りを過ぎて内閣官房を含む他省庁に対して遅れて推薦名簿が提出されたことがあるか、という質問に対して、これは酒田課長が明快に、政治枠である内閣官房総務官室の締め切りを過ぎて提出がないということを、委員長もすべての理事も確認をしたものを、今日大塚官房長は国会の答弁の中で、そうではなくて、政治枠、総理、内閣官房の推薦名簿は数日後に設定されていて、それが正しいですと言いました。
つまり、(国会法)104条の国政調査権にある理事懇で説明したものを委員会で全部ひっくり返されたら、私たちは何を信じて。政府の出す資料、政府の言う説明を信じてつくったものが委員会の質問でひっくり返されたら、質問できなくなります。
だから国政調査権が保たれている、それが官房長の答弁で軽く覆されたことは、大変私たちは問題視をしておりますので、明日からの予算委員会の出席には応じられないと言ったところ、公明、共産、維新も全員が賛同いただきました。
それでいったん休憩。これをどのように正すかは自民党に宿題を渡しましたので、再開するときに答えが来ると思います。
その後、理事懇が再開。終了後、蓮舫筆頭理事が記者団にその内容について次のように報告しました。
再開された理事懇ですが、自民党から宿題返しが来ました。まず自民党世耕参院幹事長の不適切なツイート、質問内容を評価するかのような、会派の質問権を否定するかのようなツイートについては、予算委員会外の発言なので、自民・立憲会派の国対委員長同士で引き続き協議ということでした。
協議するのは結構ですけれども、ツイート内容が予算委員会の中での質問内容について、しかも全体を聞き終わる前での見切りの内容なので、私からは福岡筆頭に、予算委員会でそれは了とはできませんので、明日の理事会までに何らかの措置をとっていただけるよう要請をして、どんな措置をとったのかは明日の理事会で報告していただけることになりました。
小野田議員の不適切野次ですけれども、ご本人に聴取をしたところ、ご本人の思い込みで、そのような女性軽視という野次につながったということです。この思い込みについては、私は納得はしていません。ただ、厳重注意をして、申し訳ないという反省の弁があったということですので、この件は杉尾さんに伝えたいと思います。杉尾さんが了とするかはまだ分かりません。
河野大臣の不遜な態度については、自民党参院の中で、次席理事が直接大臣に電話をして、野党からこういう指摘があったということを申し上げたら、申し訳ありませんという謝罪があったということで、これも明日以降の河野大臣の態度をもう一回確認させていただくということになりました。
酒田課長、大塚官房長については、予算委員会の答弁と予算委員会理事懇の国政調査権に基づいた質問に対する答弁、並びに提出した紙が齟齬をきたしていたので、明日、委員会の冒頭で説明、謝罪を行いたいということでした。
ただ、私からも、維新、共産からも出た声としては、それは質問準備に資する国政調査会の理事懇で提出された紙が間違いだったというのか、そうではなくて委員会での官房長の説明が間違いだったのか、ということで意味合いが随分違ってきますので、いきなり明日委員会での話を聞いて謝罪を受けるというわけにはいきませんので、明日は8:40に理事懇を開いて、まず酒田課長、大塚官房長からどういう趣旨の発言と謝罪をされるのかを聴取します。
それで各党、各会派でそれが本当に私たちの国政調査権、ならびに委員会の運営として適切なのかを議論をした上で、理事会に切り替えて委員会質疑に入っていくということを確認しました。
いずれにしろ論点は明確で、2月8日がすべて推薦名簿の締め切りでした。総理推薦名簿を内閣官房総務官室から遅れて提出はしていませんでしたと理事懇で説明していたものを、今日私が、2月8日締め切りなのに、総理の安倍事務所の時点での締め切りが2月20日じゃないですか、取りまとめはもっと後じゃないですか、招待状発送までに間に合わない、つまり取りまとめをしていなかったんじゃないですかという、パネルを見てから答弁が変わっているわけですから、どう考えても疑惑は拭えませんので、明日の説明は「傾聴に値する」と思っています。以上です。
○参院予算委:田村議員、山添議員が、「桜を見る会」疑惑を追及 !
(www.jcp.or.jp:共産党:2020年1月31日より抜粋・転載)
日本共産党の田村智子副委員長、山添拓議員は、1月30日、参院予算委員会で質問に立ち、新型コロナウイルス関連肺炎への対策、安倍晋三首相による「桜を見る会」の私物化や首相「推薦枠」での悪徳マルチ会社元会長の招待疑惑、公文書管理問題などをただしました。
◆新たな疑惑 !
総裁選前に急増 18年 地方議員招待
田村議員:
田村氏は、安倍晋三首相の地元事務所が「桜を見る会」に幅広く参加者を募り、地元有権者を買収していた疑惑に加え、自らの「支援者」を増やすために地方議員を大量招待していた疑惑を明らかにしました。
自民党総裁選のあった2018年の「桜を見る会」をめぐっては、「総理大臣等」の推薦者が前年比25%増と急増しています。
田村氏は、地方議会からの参加者は、通常「道府県の知事および議会議長等の2分の1」(東京都以外)に絞られているのに、「しんぶん赤旗」日曜版が確認しただけでも18年に自民党都道府県議の約1割が参加していると指摘。自民党の都道府県議がSNSやブログで発信している言葉を紹介しながら、「18年の自民党都道府県議への招待が、いかに異例かがここからもわかる」と述べました。
安倍首相は「『桜を見る会』の招待者については、最終的には内閣官房および内閣府において取りまとめを行っている」などとはぐらかしました。田村氏は、「18年春、森友・加計問題や財務事務次官のセクハラ辞任、自衛隊『日報』隠蔽(いんぺい)などで支持率が落ち込み、総裁選はピンチだと言われていた。『桜を見る会』が総理の座に居座り続けるための手段として利用されたのではないか」と強調しました。(論戦ハイライト)
◆言い訳崩壊 !
公開前提の名簿 内閣府「開示対象も」山添議員
山添議員は、内閣府の文書が「桜を見る会」への招待者の名簿を「公開を前提にしている」とする事実をつきつけ、名簿公開を拒否する安倍政権を厳しく批判しました。
内閣府の大塚幸寛大臣官房長は、情報公開請求があった場合に「開示の対象になる場合もある」と認めました。安倍晋三首相が「個人に関する情報だ」として、名簿公開を拒否する根拠が成り立たないことが明らかになりました。
山添氏は、内閣府が各省に同会招待者の名簿提出を依頼した事務連絡文書に、情報公開法に基づき「(名簿は)開示請求の対象とされたことがありますので、この点を念頭に置かれた上で推薦されますようお願いします」と記されていると指摘。「公開が前提だ」と迫りました。
さらに、参院自民党が改選議員あてに、招待者の申し込みを案内した文書に「名簿全体を公開されることもあります」と記載されていることを示しました。
その趣旨を内閣官房から首相官邸などに伝えたかをただした山添氏に対し、大西証史内閣審議官は「事務的に伝えた」「総理、副総理、官房長官、副長官、それぞれの事務所に推薦依頼をしていますので、それは同様(伝えた)と考えています」と答弁しました。
山添氏が「安倍事務所の推薦分についても開示請求の対象となり得ると伝えられていたのではないか」と迫ると、安倍首相は「公開の対象とされることと、名簿全体を公開されることとは違う」などと、はぐらかしの答弁に終始しました。(論戦ハイライト)
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