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検察は、小沢一郎氏を不起訴にしたが、其の後、小沢氏は、強制起訴された !
小沢一郎事件の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/12/26より抜粋・転載)
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1)〜12 )は前2 回投稿済みです。以下はその続きです。
13 )検察は、小沢氏を不起訴にしたが、
其の後、小沢氏は、強制起訴された !
しかし、その小沢一郎氏が、強制起訴された。
2010 年1月15日に逮捕された、石川知裕氏は、勾留されて取り調べを受けている際に、東京地検特捜部の吉田正喜副部長から、驚くべき話を聞かされた。それは、概略次のものだった。
小沢一郎氏に対する、捜査が行われているが、小沢一郎氏は、不起訴になる。
しかし、この事案について、検察審査会に、審査が申し立てられる。
その結果として、検察審査会が、二度の起訴相当議決を行い、小沢一郎氏は、強制起訴される。
このストーリーを、吉田副部長は、2010年2月1日の時点で語っている。
14 )2010 年2月4日、検察が、小沢一郎氏の不起訴を決定した !
検察が、小沢一郎氏の不起訴を決定したのは、2月4日であった。
しかし、不起訴を決定したところで、検察審査会に、審査が申し立てられるかどうかなどは、まったく不明だ。さらに、検察審査会に審査が申し立てられても、検察審査会の決定で強制起訴が行われることは極めて稀だ。強制起訴を実現するには、検察審査会が、二度の起訴相当議決をしなければならない。それを2月1日の時点で「予言」している。
小沢一郎氏は、2月4日に不起訴とされた。
15 )「市民団体」を名乗る勢力が、検察審査会に審査を申し立てた !
すると直ちに「市民団体」を名乗る勢力が、2月12日に、検察審査会に審査を申し立てた。
検察審査会は、4月27日と9月14日に、二度の起訴相当議決を行ったとされる。
その結果、小沢一郎氏は、2011年1月31日に強制起訴された。
しかし、検察審査会が、実際に開催されたのかどうかも、定かでない。
検察審査会のメンバーの平均年齢が、メンバーが入れ替わる前後で、まったく変化しなかったことなど、濃厚な疑惑が存在する。
そして、検察審査会が、起訴相当議決を行う、決定的根拠となったとされる、捜査報告書が、完全にねつ造されたものであったことが、明らかになった。
16 )石川氏による録音内容と検察調書の内容がまったく違っていた !
石川知裕氏による録音内容と検察調書の内容がまったく違っていたのだ。
これこそ、天地をひっくり返す検察の史上最大最悪の巨大犯罪である。ところが、最高検がこの巨大犯罪を握り潰した。2月1日の東京地検吉田副部長の発言の奇異さが際立つが、その背後に存在した事実が決定的に重要だ。
17 )カート・キャンベル国務次官補が、小沢一郎氏と国会内で会談した !
米国の国務次官補カート・キャンベルが来日して、2月2日に小沢一郎氏と国会内で会談した。
翌日、カート・キャンベルは、韓国ソウルで大統領外交安保首席補佐官のキム・ソンファンと会談している。
その会談内容の要約が、公電として、在韓米大使館から本国へ送られた。
これをウィキリークスが暴露した。内容は以下のものだ。
「両者(キャンベル、金)は、民主党と自民は『全く異なる』という認識で一致。キャンベル氏は、岡田克也外相と菅直人財務相と直接、話し合うことの重要性を指摘した。」
米国が日本の外交交渉窓口を鳩山−小沢ラインから菅−岡田ラインに切り替える方針を伝えたものである。
18 )鳩山−小沢ラインが潰されて、菅−岡田
ラインが、日本政治を担う体制に構築された !
この延長線上で、2010年6月、鳩山−小沢ラインが潰されて、新たに菅−岡田ラインが日本政治を担う体制が構築された。2月3日公電がそのまま現実化している。
キャンベル訪日があり、これと平仄を合わせるように小沢氏を強制起訴する謀略がCIAと東京地検特捜部の連携で実行されたと推察される。目の前のニュースに惑わされてはならない。
私たちが標的とするべき巨悪にはまったく摘発の手が及んでいないことに着目する必要がある。
(参考資料)
「西松事件」、「陸山会事件」は、最悪の政治謀略不正えん罪事件 !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/10/02より抜粋・転載)
◆警察・検察・裁判所、マスコミを総動員して、改革派人物を抹殺
この種のえん罪事案を「人物破壊工作=Character Assassination」と呼ぶ。
政治権力が、政治的敵対者の社会的生命を抹殺するために、警察・検察・裁判所、そしてマスメディアを総動員して、その政治的敵対者=改革者を激しく攻撃する行動のことである。
小沢一郎氏は人物破壊工作の代表的な被害者の一人であり、私も、その一人である。
◆裁判所は、悪徳権力である事を理解しよう !
私たちは、日本の司法が正常に機能していないことを正確に把握しておく必要がある。
その現実を正確に把握しているなら、司法が示す判断を「絶対視」しない習慣が身につくのである。
◆石川氏、最高裁の良識に期待もしており、司法に対して失望 !
石川知裕氏は、最高裁の判断が示されたことを受け、毎日新聞の取材に対して、「ある程度覚悟はしていたが、最高裁の良識に期待もしており、司法に対する失望を感じる。これからも自らの無実を訴えたい」と強調するとともに、今後の政治活動について、「気持ちを切り替え、後援会とも相談しながら継続していきたい」と話したと報じられている。
石川氏が無実潔白であることは、多数の心ある者が確信している「真実」なのである。
このような不正で不当な司法に対して、最後まで筋を通して闘い抜いた石川氏の毅然とした姿勢は賞賛されるべきものである。
◆「西松事件」、「陸山会事件」は、最悪の政治謀略不正えん罪事件 !
2009年3月3日の大久保隆規氏逮捕に始まった「西松事件」、「陸山会事件」は、我が国の政治史に最悪の汚点を残した政治謀略不正えん罪事件である。この事件を風化させてはならない。
そして、この事件によってもたらされた、日本政治の転覆の現実を放置してはならず、必ず、「原状回復」を実現してゆかねばならない。2009 年3月から5年7ヵ月の時間が経過した。
この時間のなかで、日本政治の風景が大転覆してしまったのである。
それは、日本を支配する「闇の勢力」による「謀略工作」によってもたらされた変化である。
そして、この「謀略工作」の中心に、「西松事件」と「陸山会事件」が位置付けられる。
◆東京高裁は、小沢一郎氏と3 名の秘書の完全無罪を明示
小沢一郎氏に適正な無罪判決を示した、東京高裁の小川正持判事(当時)は、西松事件についても、陸山会事件についても、小沢一郎氏と3名の秘書の完全無罪を明示した。
しかし、小川正持判事が担当した事件は小沢一郎氏の不正起訴事件だけであったために、秘書3名に無罪判決を示すことができなかった。秘書3名に不正で不当な有罪判決を示したのは、東京地方裁判所の登石郁郎判事(当時)と東京高裁の飯田喜信判事(当時)である。二つの司法判断は日本の司法が機能不全に陥っていることを明示する、何よりの証左になっている。
◆飯田喜信判事は、不当判決を示した邪悪な裁判官
飯田喜信判事の不正・不当判決については、元検事で弁護士である、郷原信郎氏が、同氏のブログに、「「刑事裁判の絶対権力者」による「ざまあ見ろ」判決の傲慢」のタイトルで詳述されているので、真実を知ろうとの思いを持つ方は、ぜひ一度ご熟読賜りたい。http://goo.gl/jm83G
これを読むと、石川氏に有罪判決を示した飯田喜信判事が、いかに劣悪な裁判官であるのかがよく分かる。
私の裁判で不正、不当判決を示した判事は、大熊一之氏、神坂尚氏、田中康郎氏であり、飯田判事と同類の裁判官たちである。
多くの人は、日本の裁判所に間違った幻想を抱いているが、現実はまったく違う。
たしかに、裁判所のなかに、極めて優れた、善良な裁判官が存在することは事実である。
しかし、裁判の現実においては、当該事件、事案を担当する裁判官が善良であるのか、それとも邪悪であるのかがすべてになる。
◆邪悪な裁判官に裁判されることは無限の不運になる
善良な裁判官が担当することは幸運であるが、邪悪な裁判官が担当することは無限の不運になるのである。そして、もうひとつ考えておかなければならないことは、どの事案にどの裁判官を充てるのかの決定において、恣意を介在させる余地が十分にあると考えられることである。日本の政治を転覆させた「西松事件」と「陸山会事件」とは、どのような内容を持つものであったのか。
「西松事件」とは、西松建設と関係する「新政治問題研究会」と「未来産業研究会」という名の二つの政治団体が、多くの国会議員の政治資金管理団体に献金したことについて、各政治資金管理団体が二つの政治団体から献金を受けたことを、収支報告書に記載して提出したなかで、小沢一郎氏の政治資金管理団体の収支報告だけを違法だとして検挙したものである。
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