http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110312/t10014613191000.html

福島第一原発 冷却水位が低い状態
3月12日 0時12分
東京電力の福島第一原子力発電所の２号機では、地震で自動停止したあと、非常用のディーゼル発電機が動かなくなるなどして原子炉を冷やせない状態で、核燃料を冷やす水の水位が低い状況が続いています。しかし、直ちに放射性物質が外に漏れたりする状況ではないということで、東京電力が復旧を急いでいます。

経済産業省の原子力安全・保安院が、１１日午後１１時すぎに記者会見したところによりますと、東京電力の福島第一発電所２号機は、地震で自動停止したあと、周辺の停電により、外部から電気を送ることができない状態になったうえ、２つある非常用のディーゼル発電機も動きませんでした。このため、原子炉を冷やせない状態になり、さらに、電気を使わない別の装置での冷却もできなくなり、原子炉を冷やす水が蒸発しました。その結果、核燃料を冷やす水の水位は、通常は核燃料の上およそ５．３メートルまでありますが、１１日午後１０時現在、およそ３．４メートルで、通常より２メートル近く低い状況が続いています。しかし、直ちに原子炉内の燃料が水の外に露出したり、放射性物質が外に漏れたりする状況ではないということです。東京電力は、福島第一原発に到着した電源車を原発に接続するなどの復旧作業を急いでいます。

コメント

01. 2011年5月09日 09:11:57: FGISqtk8bQ 福島第一１，４号の試運転経験者です。事故直後より仲間内では既設設備による冷却は困難であり、仮設の冷却設備の準備を始めるべきと論じてきた。 電源、ポンプ等機器が使えるかどうかタービン建屋から調査出来、ただちに判断できるはずであった。意見が届かず残念。５月になって仮設準備では遅すぎる。 対策の経過を見ていると、注水、冷却等システムのエンジニァリング能力があると思えない。今までに、システムのエンジニァリング経験がないと思う。技術的センスを疑う。 １．燃料プールへの注水準備をしなかったのは、何故？ 　　４号機は消防車等で注水する余裕はあったはず。 　　停電のためパトロールをしなかった？　燃料がどうなるか知識がなくとも、 　　地震でプールに亀裂が入り、水位が低下してないか監視しなかったのか？ ２．原子炉隔離時冷却系が８時間後にバッテリー切れで注水不可能になり、その 　　３．５時間後に炉心溶融が始まることを知っていたなら、原子炉を減圧し、 　　たとえ海水でも直ちに準備し、注水すべきであった。 　　既設設備復旧を期待したならばお粗末の限り。 ３．高圧注水系のラインから原子炉水導入、戻しは出来たはず。 　　仮設ポンプ、熱交換機設置で冷却が可能。 　　また、ハッチを開ければ高圧注水系タービン、ポンプ室に入れたはず。 ４．水素爆発の原因が発表されていない。 　　事故で必然的に水素爆発は起こらない。 　　格納容器ベントの手順誤り？（4号機はプール内の燃料の水ジルカロイ反応で 　　必然的）

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