http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/12826.html
Tweet |
森友学園の籠池泰典・前理事長の主張:
「安倍首相はエセ保守」元NHK記者のインタビューに断言 !(上)
(www.huffingtonpost.jp:2019年03月06日 09時45分より抜粋・転載)
3 月6日に初公判:寄付金100万円は「内緒に」と口止めされていたことも明かした
学校法人「森友学園」(大阪市)の前理事長、籠池泰典被告(66)と妻の諄子被告(62)に対する補助金詐欺事件の初公判が3月6日、大阪地裁である。
籠池夫妻は国や大阪府、大阪市の補助金をだまし取ったなどとされる詐欺や詐欺未遂罪に問われている。
裁判に先立ち、籠池夫妻は単独取材に応じ、「安倍首相の関与を隠すための国策捜査だ。勝たないかん」と全面的に争う姿勢を鮮明にした。
インタビューの中で、泰典被告は一連の問題が発覚する前、小学校で使う副読本を安倍晋三首相側に渡していたことや、昭恵夫人から100万円を寄付された際、昭恵夫人から「内緒に」するよう口止めされたことも明らかにした。
かつては信奉していた安倍首相を「エセ保守だ」と指摘。その上で、「保身のために我々を切り捨てた。国民もだまされている。退陣するまで闘う」と「宣戦布告」した。
インタビューの全文は次の通り(以下、敬称略)。
聞き手=大阪日日新聞論説委員・記者(元NHK記者)相沢冬樹:
◆国策捜査には負けない
質問:──一緒に街を歩いていると、いろいろな方から声をかけられますね。
籠池泰典: そうですね。ありがたいことやと思います。昨日も梅田のまちで建物に入るところを7、8人くらいの学生さんがパッと見て、長いこと待っているんです。で、僕が出たら「籠池さん頑張ってくださいね」って言うわけですよ。
ほかにもおばあちゃま方がこの人(=諄子夫人)の方を見て「頑張ってくださいね〜」とか。握手を求めてきたりしますよ。
質問:──何を頑張ってほしいと言っているんでしょう。
泰典: やはり、とんでもない権力に対し、1人で立ち向かっているということについて、共感してくださるんじゃないでしょうか。
大変な目にあっているからエールを送っておかなあかんと。
質問:──その話ですけど、補助金詐欺容疑での逮捕から1年半あまり。いよいよ3月6日にお二人の刑事裁判が始まります。
初公判を前に今の心境はいかがですか。
泰典: 淡々としていますよ。平常心です。
質問:──裁判でどのように訴えていきますか。
泰典 これは大きな事件からの論点のはぐらかしだと。国策捜査であって、国策逮捕だったんだということを懸命に訴えていきます。国策捜査に負けるわけにはいかない。
籠池被告(右)にインタビューする相沢冬樹・大阪日日新聞論説委員・記者=3月1日、大阪市
KAZUHIRO SEKINE
籠池被告(右)にインタビューする相沢冬樹・大阪日日新聞論説委員・記者=3月1日、大阪市
質問:──国策捜査だという意味は。
泰典: もともと私たちが開校を目指した小学校というのは、安倍首相も昭恵夫人も関わっていました。安倍夫妻と一緒にこの学校をつくっていこうということで話が進んでいたんです。
ところが途中で国有地の問題が取り上げられると、風向きが急に変わって、安倍首相は私のことを「非常にしつこい」と言ったり、私たちを切り捨てるような動きを見せた。
そして大阪府の松井(一郎)知事が「森友学園の補助金がおかしい」と言い出した。でも、この幼稚園に対する補助金というものはずっと以前から申請していました。
そして大阪府は毎年監査していましたけど、問題だと指摘されたことはなかったんです。それが突然、国有地の値引きが問題になった直後に、大阪府が急におかしいと言ってきた。
おかしいなら修正するし、詐欺罪に問われるような話ではなかったはずなのに、逮捕されてしまったわけです。
そして300日間も勾留された。行政の指示通りに対応していた分もあるのに立件されるなんて、釈然としませんよ。
これは、国有地の問題が安倍首相まで行かないようにするための国策捜査だったと受けとめています。安倍首相と松井大阪府知事は仲良しですから、私の口封じをするための「ナイスアシスト」でしょう。
質問:──この事件では諄子夫人も逮捕・起訴されています。
泰典: この人(=諄子夫人)は補助金のことにまったく関わっていませんから、完全な無実ですよ。
それなのに逮捕されたのは、昭恵夫人と親しいからでしょう。私1人を逮捕しただけでは、この人が社会でしゃべり続けるから、これは2人一緒に(拘置所に)入れておいた方がいいと思ったんでしょう。
質問:──罪に問われた補助金の中には、小学校の建設にあたり、国から受け取った補助金もあります。
泰典: あれは設計業者が扱っていたことで、主導権は私たちではなく、業者にあったんです。
安倍首相に副読本渡す
質問:──籠池さんは大阪府豊中市の国有地に小学校を建てるということを最大の目標にしていたわけですが、そこに安倍首相や昭恵夫人はどのように関わっていたんでしょうか。
泰典: 義務教育期間は大切です。人間育成の基本になりますから。私は義務教育課程の中で、日本国、日本国民のために役立つ素晴らしい人材を育成したいと考え、それが今の公立学校では足りないと思ったからこそ、金銭的には得にならないとわかっていても小学校の開校をめざしたわけです。
それまで私どもの幼稚園では素晴らしい教育を行っているということで、保守系の方々、日本会議の方々を中心に一定の評価を頂いていました。政治家も含め、こうした方々が小学校の計画に賛同してくださった。
安倍首相は「美しい国、日本」を唱えていましたから、私たちの教育がそれに合うと思われたから支援して頂いたと思うんですよ。
質問:──具体的にはどのような関わりがあったんですか。
泰典: 小学校で使う副読本を作ったとき、昭恵夫人を通じて安倍首相にお渡ししました。それに対し「素晴らしい内容だ」というお答えを、昭恵夫人を通して頂きました。私たちは安倍夫妻と一体になって小学校の準備を進めていたんですよ。
質問:──安倍首相と直接やりとりしたことはあるんですか。
泰典: 第2次(安倍)政権が誕生する前、安倍首相がまだ一衆議院議員だった時に、昭恵夫人や安倍事務所を通して安倍さんに学園での講演をお願いし、了承を得ていました。
ところが講演直前の4日前になって、安倍さん本人から電話がかかってきたんですよ。僕の携帯にね。「あの、安倍晋三ですが」って。「ドタキャンで申し訳ありませんが、今度自民党の総裁選挙に出馬することになりまして、申し訳ありませんが今回の講演はできません」と。「申し訳ありません」と2回くらい言われましたね。
質問:──ドタキャンという言葉は安倍さんが使ったんですか。
泰典: そうです。
質問:──その時に籠池さんはどうおっしゃったんですか。
泰典: 「そうですか。残念ですね。でも総裁選も頑張ってください。次に必ずお越しくださいね」と。すると「必ず行きます」ということでした。
そのことをPTAの方々にお伝えするために、文書で頂ければありがたいですとお願いしたわけです。そしたら後で文書を送ってこられました。
「申し訳ありません。総裁選挙に出馬しますので講演会はできません。必ず次回はさせていただきます」と、署名が入ったものを頂きました。それを幼稚園の保護者会の会報の「おかあさん新聞」にも掲載しています。
質問:──その文書はどこにあるんですか。
泰典: 学園の僕の机の中に、安倍さん関係の分はまとめて置いていました。けれど、検察庁の捜索で全部持っていかれた。返してくれへん。私の刑事事件(補助金詐欺)とは関係のない話なのにね。
幻の校名
質問:──安倍首相や昭恵夫人とはどのようにつながりができたんですか。
泰典: 最初は我々の幼稚園のPTAの役員さんですね。この方が、教育理念が一緒だということで、昭恵夫人に保護者会の「おかあさん新聞」を送ったんです。
それを昭恵夫人が見て「いい幼稚園ですね」と。安倍首相にも渡して、すばらしい学園だと認識して頂いたそうです。
この保護者の方を通して昭恵夫人と直接連絡を取るようになりました。このやり取りの中で、安倍晋三さんの名前を小学校の冠として使いたいとお願いしたんです。
質問:──「安倍晋三記念小學院」という校名ですね。
泰典: 安倍首相や昭恵夫人と一緒にこの学校を作っていくという思いがあったからこの名前を付けようとしたんです。
で、昭恵夫人とやりとりがたくさんあって、安倍さんは首相になる前は「ああ、もういいですよ」とおっしゃって頂いたと夫人からお聞きしました。
それが総裁になって首相になって「それについてはちょっとと言ってます」と変わってきた。
私は何度もプッシュしてね、何とか安倍晋三さんの名前を使いたい、とお話をしていました。
平成26年(2014年)の3月に安倍首相とお会いする機会ができたんです。昭恵夫人が「主人(=安倍首相)も連れていきます」ということだったので、ホテルの料亭でね、4席を用意しまして、お会いすることになったんです。
ところが安倍首相は公務で来られなくて、秘書の運転する車で昭恵夫人だけが来られました。そこで話をしているうちに、「ちょっと首相ですので」ということで、安倍晋三さんの名前を校名に使う件を正式にご辞退されたわけです。
質問:──その後、昭恵夫人は実際に学園で講演していますよね。
泰典: 夫人とは密接に連絡を取り合っていましたから。あるとき「大阪の住吉大社に参ります」というので、「それなら私どもの学園に寄ってPTAの方々と幼稚園の先生方を対象に講演をして頂けますか?」とお願いして実現したんです。
住吉大社で私たち夫婦も一緒に昇殿参拝させて頂いたあと、学園の方にお越し頂きました。
質問:──それが初めての講演?
泰典: ええ、いい講演されましたよ。第1次(安倍)政権が退陣する時の心情、結婚のいきさつなど、いろいろ話して頂きました。面白い講演でしたよ。
質問:──その後、小学校の予定地を見に行くわけですね。
諄子: 講演の後、(大阪市にある超高層ビル)「あべのハルカス」でお友だちと飲み会があるとおっしゃっていて、それまでに時間があると。それでお父さん(=籠池氏)が「それなら小学校の予定地を見に行きませんか?」と。
質問:──それに対して昭恵夫人は何と?
泰典 「ああ、行きましょう」と言いました。ということで、お供が運転する車から私が運転する私の車に乗られて現場に向かいました。お供の車は後からついてこられましたね。
◆インタビューに答える籠池諄子被告:
質問:──予定地をご覧になって昭恵夫人は何とおっしゃっていましたか。
泰典: 昭恵夫人って、ほら、棚田を作ってらっしゃるでしょう。田んぼのことをすぐにイメージされるんですよね。「ああ、この場所はいいとこですね。いい棚田にできますね」と。
質問:──棚田にできる ?
泰典: できませんよね。「いい田んぼにできる」という意味でしょう。そう言いながらしばらく見ていらっしゃって、「いい土地ですね。もうぜひ話を進めてください」という言葉を頂きました。
さらに「何か相談したいことがあったらおっしゃってください」と向こうから聞かれて。
ちょうどその時に財務省と土地の貸借のことで色々あったんですけど、家内が「お父さん言ったらどうなの」って言ったんですが、私は「まあまあ」と。
それを察知された昭恵夫人がね、こう言われたんですよ。「あ、何でも言ってください。おっしゃってきてください。どうぞ遠慮しないで」ということでした。で、写真を撮られたの。
質問:──昭恵夫人とお二人のスリーショット写真ですね。
泰典: 昭恵夫人が「写真を撮りましょう」とおっしゃったんです。それで秘書の方が写真を撮りました。
―この続きは次回投稿します―
▲上へ ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。