http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/12736.html
Tweet |
日本政治を刷新するため、公約違反した、野田元首相の責任総括が不可欠だ !
鳩山民主党政権破壊の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/09/26より抜粋・転載)
────────────────────────────────────
1)〜10 )は前2 回投稿済みです。以下はその続きです。
11 )官庁と業界団体、業界企業の「癒着」を、改革すべきだ !
公務員が所属する、官庁が所管する、業界団体、業界企業に、公務員が再就職ポストを獲得することは、官庁と業界団体、業界企業の「癒着」を示すものである。
このことによって、官庁の業務運営が歪められる。利益相反の問題が発生する。
この点を踏まえて、公務員の天下りを、全面的に禁止するべきである。
その天下り禁止の対象を、政府関係機関、政府外郭団体に限定しない。
公務員が、退職直前10年ないし20年間に関与した業界、企業への再就職を禁止するべきだ。
日本国憲法22条は「職業選択の自由」を定めているが、「公共の福祉に反しない限り」との但し書きが付している。
官僚機構は、天下り禁止を阻止するために、憲法22条の条文から、但し書きを削除することを画策している。この点を踏まえて、憲法22条のこの但し書き規定を、保持しなければならない。
12 )官僚の役職名から「官」という表記
を外し、すべてを「員」にすべきだ !
第二は、官僚の役職名から「官」という表記を外し、すべてを「員」にすること。
公務員は、全体に対する奉仕者=パブリック・サーバントであって、人民を上から支配する支配者の一翼を担う存在でない。このことを踏まえた改革が、急務である。
官僚の役職名から「官」を取り除き、「員」にするべきである。
財務省の新入り公務員が手にする職名は、「財務事務官」である。
この語感が、「民」の上に立つ存在である、との錯覚を生み出す。
「財務事務官」を、「財務事務員」に改定するべきである。
これが、公務員の立場を、正しく示す職位名だ。
13 )役所の事務方トップの「事務次官」を「事務長」に変えるべきだ !
役所の事務方トップの「事務次官」を「事務長」に変えるべきである。
国政を担うのは、正当に選挙された代表者であって、公務員は、内閣の指揮の下に行動する、従属的地位に置かれる者である。
「審議官」、「参事官」、「企画官」などの、意味不明な職位名が、多数存在するが、全廃すべきだ。
部局名も全面刷新が必要だ。「大臣官房」は「総務部」に変える。「局」は「部」に変える。
「総裁」という職位名は、「社長」か「議長」に変える。「名は体を表す」。
名称を変えることの効果は、極めて大きい。
14 )国家公務員の大卒採用を、一本化すべきである !
第三は、国家公務員の大卒採用を、一本化することである。
大卒採用を一本化して、特権的な少数エリートを作らない事にすべきである。
一本化された大卒採用者のなかから、幹部職員を適正な人事考課によって、登用するべきだ。
2009年に野田佳彦氏は「シロアリ(大資本に従属の官僚)を退治しないで消費税を上げるのはおかしい」と声を張り上げた。シロアリが国民の血税を吸い尽くしていると指摘した。
15 )野田佳彦元首相こそ、シロアリの最大の庇護者に転じた !
この指摘は正しかったが、野田佳彦氏は、シロアリを一匹も退治せずに、消費税大増税に突き進んだ。
野田佳彦元首相こそ、シロアリの最大の庇護者に転じてしまった。
その野田佳彦氏が、いまなお、消費税増税を正当化する主張を繰り広げている。
日本政治刷新を挫折させた、最大の戦犯が、野田佳彦氏である。
野田佳彦氏の責任総括なくして、日本政治刷新の道筋を描けない。
野党体制構築を検討する前に、野田佳彦氏の責任総括が、必要不可欠だ。
(参考資料)
T 政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆
の大罪と自民党体制・自公体制の真相 !
「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/12/25より抜粋・転載)
1)既得権益勢力は、改革阻止の「政治謀略事件」断行 !
民主党の海江田万里氏が総選挙で落選し、民主党代表を辞任した。
民主党は、年明けに新しい代表を選出する。しかし、この党に対する主権者の期待は冷め切っている。2009年に政権交代を実現し、日本政治が変革するとの期待が日本中に広がった。
(☆鳩山民主党の政策:緊密で対等な日米関係を築く。核兵器廃絶の先頭に立ち、テロの脅威を除去。国家公務員の天下りあっせんは、全面的に禁止 !企業団体献金、世襲を禁止。中学卒業までの子ども1人当たり年31万2000円(月額2万6000円)の子ども手当を創設。)
このとき、最大の警戒をもって状況を見つめたのが、日本の既得権益である。
日本の既得権益とは、米国・官僚・大資本のトライアングルだ。
別名は、ハゲタカ(巨大資本)・シロアリ(悪徳官僚)・ハイエナ(巨大資本の家来)である。
攻撃の対象とされたのは、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏だった。
小沢一郎氏に対しては、西松事件、陸山会事件という、戦後最悪の「政治謀略事件」が捏造された。鳩山由紀夫氏に対しては、個人献金をめぐるスキャンダルが掘り起こされ、徹底的な「人物破壊工作」を展開された。
2)「隠れ既得権益派」が普天間問題で、鳩山首相に違背 !
そして、もうひとつ見落とせないことは、政権交代の最大の功労者である、小沢氏と鳩山氏が人為的に分断されたことだ。
鳩山政権は、沖縄の普天間移設問題で、トラップ(ワナ)にかけられた。
鳩山首相が、普天間問題で追い落とされる原因を創作したのは、民主党内の「隠れ既得権益派勢力」だった。
具体的には、沖縄基地問題を担当した、岡田克也外相、前原誠司沖縄担当相、北澤俊美防衛相の三名が、鳩山首相に対して忠誠を誓わず、横田政府=米国の僕(しもべ)として動いたのである。
このために、鳩山首相が追求した、普天間基地の県外・国外移設方針が座礁した。
3)悪徳民主党議員が「政治謀略事件」渦中の小沢氏を攻撃 !
そして、もうひとつ、2009年の政権交代が破壊された最大の理由のひとつは、小沢一郎氏が謀略によって、「人物破壊」されたことだ。2009年3月3日に勃発した、西松事件で、小沢一郎氏は不当な追及を受けた。
民主党は一致結束して、検察による小沢民主党攻撃に立ち向かう必要があったが、民主党の一部の人間は後ろから小沢一郎氏に対して弾を撃ったのである。その悪徳民主党議員が、岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎、枝野幸男、安住淳などのメンバーである。
4)公約破棄の消費税増税提示で民主党への信頼失墜 !
そして、政権交代を実現した民主党の存立基盤が完全に粉砕される原因になったのが、公約破棄の消費税増税方針提示だった。
この背徳の政策運営が、民主党に対する期待を絶望と怒りに変えた。
その戦犯が、渡部恒三、藤井裕久、仙谷由人、菅直人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、安住淳、玄葉光一郎の悪徳10人衆である。民主党は、「シロアリを退治して天下り機関を排して天下りを根絶する。そこから始めなければ、消費税を上げるのはおかしい」ことを公約に掲げて、2009年総選挙に臨んだ。
5)シロアリを退治なき、消費税増税提示で信頼失墜 !
その民主党が、シロアリを退治しないまま、消費税増税に突き進んだのである。
だから、民主党は、主権者から見放された。
民主党を破壊した戦犯が、民主党代表選に出馬するのだという。要するに、権力亡者なのだ。
権力亡者をトップに据えて、民主党が一刻も早くに消滅することを念願する。
6)菅・野田首相は、財務省に屈服し、消費税増税推進 !
日本政治を破壊した、民主党悪徳10人衆は、民主党解体とともに消滅してもらいたいと思う。
民主と維新の一部、生活、社民などが連携して、「主権者の党」を創設するべきだ。
民主党がいまだに、この負の遺産を引きずっているために、日本政治の未来が開けないのだ。
直接的に最大の汚点を残したのは、民主党が財務省の軍門に下ったことだ。
その主犯は、菅直人氏と野田佳彦氏だ、裏から誘導したのは、藤井裕久氏である。
菅直人氏も野田佳彦氏も、私の主張の影響を受けたのだと思う。
7)悪徳10人衆は、自分の出世、名誉欲、権力欲だけ !
二人とも、何よりも優先したことは、自分の出世、名誉欲、権力欲である。
財務省から、「消費税増税推進と引き換えに、首相ポスト獲得への全面協力」のオファーを受けて、いともたやすく、変節を遂げたのであると思われる。この変節が日本政治を破壊したのである。―以下省略―
▲上へ ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。