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安倍内閣改造のスキャンダルを足場に、政権交代を実現すべきだ !
日本の支配者の謀略とは ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/09/11より抜粋・転載)
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1)〜12 )は前2 回投稿済みです。以下はその続きです。
13 )投票を棄権した5割の、有権者のなか
の多数が、安倍政治批判勢力である !
参政権を放棄している、5割の主権者のなかの多数が、本来的な安倍政治批判勢力である。
この人々が行動するのかどうかに日本政治刷新がかかる。
安倍自公は25%の支持で7割の議席を占有するために、二つのことに注力している。
ひとつは、75%の人々が選挙に参加しないように誘導すること。
もう一つは、反自公勢力を二つに割ることだ。
14 )安倍政権・マスコミは、投票率を低くするため、二つの謀略をしてきた !
75%の人ができるだけ選挙に来ないようにするために、二つのことが行われている。
第一は、人々が政治に関心を向けないように、別の方向に関心を引きつけること。
選挙が近づくと必ず芸能人の薬物事案が表面化される。
芸能プロダクションのスキャンダルが大々的に報道される。
第二は、選挙戦の冒頭に、自公圧勝の憶測記事を流布すること。
この自公圧勝は、投票率が低位に抑制されるときに実現する結果である。
15 )二つの謀略は、選挙に行く意欲を失わせることが目的なのだ !
この自公圧勝予測の流布で、反自公の人々が「選挙に行っても結果は変わらない」と思わせ、選挙に行く意欲を失わせることが目的なのだ。
この情報操作で低投票率が実現すると「自公勝利」の憶測記事自体が現実になる。
自作自演だ。
反自公を二つに割る方法は、「共産党と共闘する勢力」と「共産党とは共闘しない勢力」に割ること。
このためにCIAが創設したのが、民主社会党、その後の民社党である。
民社党は、御用労働組合を支持基盤にする、「えせ野党」である。
「えせ野党」は、革新勢力が一つにまとまり、政権を奪取することを阻止するための「工作部隊」である。
16 )革新勢力を分断する、「えせ野党」勢力
が、いまなお存続し続けている !
この「えせ野党」勢力が、いまなお存続し続けている。
旧民主党内に潜んでいた「隠れ与党」、「えせ野党」勢力だ。
反自公陣営が「共産党と共闘する勢力」と「共産党とは共闘しない勢力」に分断されると、自公の勝利は確定的になる。
したがって、重要なことは、野党勢力から「えせ野党」勢力を取り除くことだ。
そのために、リトマス試験紙を用いることが有効だ。
17 )野党勢力から「えせ野党」勢力を取り除く
事が不可欠であり、三種のリトマス試験紙がある !
「えせ野党」を判断する、リトマス試験紙は三種ある。
1.消費税廃止の公約、2.最低賃金全国一律時給・1500円政府補償の公約、
3.原発稼働即時ゼロの公約、を受け入れるかどうかだ。
「えせ野党」の本籍は、自公である。そして、自公=米国・CIA勢力だ。
この「えせ野党」=隠れ自民党勢力に振り回されると革新政権を樹立できない。
この判断を明確にして、次の衆院選に臨まねばならない。
(参考資料)
「日本の支配者」は、対米・大資本隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指している !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2017/09/04より抜粋・転載)
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1)野党再編が論議の焦点は、「保保二大勢力体制」
か、それとも「保革二大勢力体制」かである !
野党再編が論議の対象になるが、焦点は、「保保二大勢力体制」か、それとも「保革二大勢力体制」
かということになる。「保保」というのは、現在の自公政権の基本政策と類似した、基本政策を掲げる政治勢力が、自公勢力と類似した規模に、拡大する状況である。
米国の共和・民主二大政党体制と類似した政治状況である。
2)「日本の支配者」は、「保保二大勢力体制」
を目指しているが、「保革二大勢力体制」を
構築しないと、安倍政治の刷新はできない !
「日本の支配者」(=悪徳ペンタゴンの巨大資本・米国CIA)が、目指しているのが、この政治状況=「保保二大勢力体制」である。*公明党は1998年以前は、反自民党・改革政党だったが、1999年から大変節して自民党従属・自公連立の政党になった。
これに対して「保革」は、現在の自公政権が示す、基本政策方針と対峙する、基本政策方針を明示する政治勢力が、二大政党体制の一翼を担う体制である。
かつての英国の保守党・労働党の二大政党体制が、ひとつの類型である。
3)鳩山政権は、自公政権の基本政策路線と、
明確に対峙する政策方針を、明示した !
日本では、2009年に、鳩山由紀夫民主党が、政権を樹立した。
鳩山政権は、既存の政権の基本政策路線と、明確に対峙する政策方針を、明示した。
その基本政策方針の転換とは、対米隷属 VS 対米自立、官僚支配 VS 官僚利権廃絶、大資本支配 VS 大資本支配排除というものだった。
この基本路線転換を象徴する具体的な政策提言が、普天間基地の県外・国外移設方針、官僚天下りの根絶、企業団体献金の全面禁止の三つであった。1948年に、芦田内閣が破壊されて以来、初めて樹立された、本格的な革新政権が、この鳩山政権であった。
4)対米自立、・官僚利権廃絶・大資本支配排除を
目指した、鳩山政権を、「日本の支配者」は破壊した !
「日本の支配者」が、本格的な「革新政権」をいかに恐れているのかは、鳩山政権の命運をたどれば、鮮明に浮かび上がる。鳩山政権を誕生させた主役は、小沢一郎氏と鳩山友紀夫氏(名前表記を首相辞任後に変更)の二人である。
この二人の盟友に対して「日本の支配者」が苛烈で卑劣な人物破壊工作を仕掛けたことは周知の事実である。小沢一郎氏に対する攻撃は、2006年4月に、小沢一郎氏が、民主党代表に就任した時点から、本格化した。
「日本の支配者」は、なぜ、これほどまでに小沢−鳩山民主党を警戒したのか。
5)小沢一郎氏・鳩山由起夫氏が主導する政治は、
日本の既得権政治を、根底から改革する可能性大だった !
その理由は単純明快である。
この小沢−鳩山・二人が主導する政治が、日本の既得権政治を、根底から破壊=改革する惧れが高かったからだ。「日本の支配者」は、小沢−鳩山民主党を破壊するための、激しい人物破壊工作等活動を展開するとともに、これと並行して、「害のない」もうひとつの政治勢力を構築するための工作活動を展開してきた。
これが、いわゆる「第三極」と称された、新政治勢力創出の試みである。結論を急ぐ。
6)「日本の支配者」は、対米隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指した !
「日本の支配者」は、自公と類似した政策方針を示す、もうひとつの政治勢力を創出しようとしているが、これは、対米隷属・日本の体制を固定化するためのものである。
日本の主権者の多数が、「安倍政治を許さない !」との判断を保持する以上、二大勢力の一翼を担う政治勢力を、「革新勢力」にする必要がある。
この「革新勢力」が、政権を奪還して初めて、日本政治の刷新が実現する。安倍政治刷新のためには、「保保二大政党体制」ではなく、「保革二大政党体制」を目指すことが不可欠である。
7)反安倍政治・「革新勢力」が、政権を奪還して
初めて、日本政治の刷新が実現する !
これが、当面の野党再編論議で、認識しておくべき、最重要事項である。
「日本の支配者」と表記してきたが、具体的に言えば、米国を支配する、巨大資本のことである。
米国政治、米国政府を支配しているのも、この巨大資本である。
この「支配者」が、米国の政治経済金融制度を構築した。
政治制度における、共和・民主両党による二大政党体制は、どちらに転んでも、巨大資本の利益が損なわれない制度であり、事実上、政治路線は、固定されている。
8)「保保二大政党体制」が構築されれば、
「二党独裁制」になってしまう !
9)「日本の支配者」の実行部隊の中核を担って
きたのが、米国・CIAである !
10 )「人物破壊工作」・隠れ自民党つくり等、
すべてが、CIAによる工作である !
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