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国民の利益基軸の外交を実践するのが、米中韓朝のトップである !
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投稿者 青木吉太郎 日時 2019 年 7 月 04 日 18:34:09: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


 国民の利益基軸の外交を実践するのが、米中韓朝のトップである !

   戦後自民党体制・安倍政治の深層・真相は ?


(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/07/01より抜粋・転載)
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1)〜11 )は前2 回投稿済みです。以下はその続きです。

12 )2月末・米朝首脳会談物別れは、米国がこの

    基本路線を全否定する提案を示した事が主因だ !
 
2月末の米朝首脳会談が物別れに終わったのは、米国がこの基本路線を全否定する提案を示したことが主因である。これに対して、金正恩委員長は、明確にNOの意思を表示した。

事態を打開するには、北朝鮮のこの意向を、尊重することが必要になる。

米国のタカ派=ネオコンは、米朝協議の進展を希望していない。

*補足説明:ネオコンはNeo conservatism、つまり新保守主義者という意味だが、これまでの保守主義が経済政策は産業保護、社会政策は伝統主義だったのに対して、経済政策は自由主義、社会政策は伝統主義というのが新保守主義と言われる。

 このネオコンは軍産複合体と結託して、攻撃的・好戦的なタカ派を形成していく。

13 )米国のタカ派は、米朝協議が決裂するための米国提案を示した !

そのために、米朝協議が決裂するための米国提案を示したのである。

このネオコン采配に対して、トランプ大統領がどのように対応するのかが焦点なのである。

米中協議にせよ、米朝協議にせよ、現時点で問題解決の着地点が見えたわけではない。

しかし、トランプ大統領が膠着した現状に風穴を開けたことは事実である。

しかも、その方法は、トランプ大統領自身が上げた拳をみずから下げるという方法によった。

この「柔軟性」が外交対応においては、極めて重要なのだ。

14 )米国の譲歩が、中国や北朝鮮の、

    毅然とした対応によって、引き出された !

そして、米国の譲歩が、中国や北朝鮮の、毅然とした対応によって、引き出された点が重要だ。

毅然とした対応が、建設的な結果につながる。

そして、外交交渉における問題解決をもたらす第一歩は、常に、会話の窓口を開けておくことなのだ。

5月末にトランプ大統領が訪日したが、農産物交渉、日米FTA、沖縄基地問題のすべてにおいて、安倍首相は、日本の主張を毅然と示さなかった。

15 )安倍首相は、米国に媚びへつらう接待尽くし

   に専念して、高額兵器の爆買いを提示した !

ただひたすら媚びへつらう接待尽くしに専念し、米国製不良高額兵器の爆買い(大量にまとめ買いをすること)を提示しただけなのだ。このような外交姿勢では、日本の主権者の利益を守ることはできない。拉致問題を解決するには、いかなる事情があるにせよ、韓国大統領が訪日したなら会話の窓口を開けなければダメだ。

16 )主権者は、来る国政選挙で、「安倍政治NO」の意思を表示するべきだ !

北朝鮮トップに会いたいと希望を述べながら、会うことができない唯一のトップが、安倍首相である。

日本の主権者は、来る国政選挙で、「安倍政治NO」の意思を表示するべきだ。

何よりも重要なことは、主権者全員が選挙に行くことだ。

投票率9割を実現して、日本の主権者の総意として日本政治刷新の方向を示すべきである。

(参考資料)

T 米国の日本占領政策と戦後日本・自民党体制の真相 !

(社会問題を考える会・2014年11月レジュメより抜粋・転載)

1 対米隷属・政官業癒着・自民党体制:

  米国の支援をバックに対米隷属・自民党一党支配体制を構築 !

1)民主化と逆コースの占領政策:右翼・米国の支援で、対米隷属・保守政党の結成。

2)アメリカの資金提供等で長期政権を実現

2 米国による日本支配の手駒は、「戦犯」、「検察」、「マスメディア」 !

1) 民主化と逆コースの占領政策:

  戦犯を対米従属の政治家・官僚・マスコミ・右翼の大物に復活させる

2)「CIAの対日工作員」が幹部になる、検察。東京地検特捜部の前身は、

   GHQ(米国)が作った組織。

3)大マスコミと自民党とCIAの深い秘密の関係

 日本を反共の防波堤に、米国による日本人「愚民化政策」・「3R」

  「5D」「3S」で巧妙に支配 !

「3S」:スポーツ・セックス・スクリーンに夢中にさせる事で、

多様な情報を勉強しない、政治・経済等を、思索しない、騙されやすい、国民を育成した。

 ★独裁・安倍官邸は、内閣人事局を通じて、検察・裁判所

 ・省庁幹部・日銀・NHK等の人事権を握って、支配している !

U 安倍首相が米国に「ノー」と言えない 真の理由とは ?

   森友問題の火消しに外交問題を使っている

(toyokeizai.net:2018/03/26 10:30より抜粋・転載)

東洋経済:ダニエル・スナイダー : スタンフォード大学教授 :

安倍首相が、「友人」のトランプ大統領に強く出られない理由とは?

1年半の間、安倍晋三首相は、ドナルド・トランプ米大統領との親密な関係を構築することに成功してきた。安倍首相は、先の読めない大統領と、世界のリーダーの中で最も確固たる友人関係を築くことへの批判も、ものともしてこなかった。

しかし、この戦略が正念場を迎えている。貿易や北朝鮮問題といった複数の面で、トランプ大統領は日本の国益に直接負の影響を及ぼすような措置を進めているからだ。日本が支援しているイランの核問題から撤退する決定を5月半ばに行うことや、日本に米国との二国間自由貿易協定締結の交渉を強く迫る姿勢を示すなど、今後もさらに行動が「悪化」する可能性がある。

◆トランプ大統領とうまくやるためには

現在、安倍首相が直面している問題は、トランプ大統領に対して、1980年代に出版された有名な書籍のタイトルのように、「ノー」と言えるか、である。これは容易ではないだろう。

「トランプ氏が大統領選に勝利した直後に、ニューヨークの五番街に彼が所有するトランプタワーを初めて訪れた瞬間から、安倍首相と政権幹部はいかなる状況でもトランプ氏に対して『ノー』と言わないことが、うまくやっていくための最も重要なことだということを理解している」と日本のあるベテランのジャーナリストは話す。

また、ここ数週間のトランプ政権の人事の入れ替えが示すように、トランプ大統領は反対されることを好まない。その結果、同大統領に異論を唱える人々は排除され、「イエス」しか言わない人間が周りを囲むことになるのだ。

安倍首相にとって不運なのは、森友学園問題で政治的に最も厳しい立場に立たされているときにこの瞬間を迎えることだ。国内で自らの支持率が急激に下落し、米国から農業や自動車市場の規制撤廃を要求される貿易交渉に応じるような決定をする余裕もなくなっている。

こうした中、安倍首相は、トランプ大統領との友人関係を維持しようとさらに躍起になることが見込まれる。「(森友問題で)政治家たちが彼を追い詰めない主な理由がこれだ」と安倍首相との緊密な関係を持つ、ある米国人はこう話す。彼が言うには、「安倍首相が突然、『トランプ大統領とのつながり』という強みを失ったとみなされたら」政局は悪化の一途をたどることになる。

安倍首相は、国内では、外交や安全保障の問題を利用して、日本人の関心を安倍首相自身の問題からそらすことに成功してきた。前回の衆議院の解散総選挙の際もそうだった。国内で複数の問題が浮上する中、北朝鮮の脅威を日本が直面する最大の課題であると主張して対抗したのだ。

◆「狂気」とも言える過密な外遊スケジュール

再び問題が噴出したことを受け、安倍首相は過密な外遊スケジュールを決定した。これは政治的苦境から注目をそらすため、なんらかの外交戦略の成果を得るためのほとんど狂気とも言えるようなものだ。今後数週間の予定は以下のとおりである。

*4月下旬に行われる南北朝鮮首脳会談に先立ち、4月中旬、ワシントンを訪問し、北朝鮮に関する確固たるパイプのさらなる強化を目指す。

*5月下旬、開催が遅れていた日中韓首脳会議を日本で開催する可能性がある。それに先立ち、訪韓して文在寅大統領との二国間協議を行う可能性も。

*5月中旬、ロシアを訪れ、ウラジーミル・プーチン大統領との間で千島列島の領土問題に関して画期的な進展を再度模索する。

*5月下旬、トランプ大統領と金正恩労働党委員長の首脳会談が開催された場合、安倍首相が拉致問題の最終的な解決を求めて金委員長と首脳会談を開催するための働きかけを強める可能性がある。

日本研究で名を挙げている政治学者のリチャード・サミュエルズ、マサチューセッツ工科大学 (MIT) 国際学センター長は、「(こうした取り組みは)総合すると日本人の問題意識をすり替えるための必死の試みに見える」と話す。

しかし、セルゲイ・ラブロフ外相の元を先週訪れた際に露見したロシアとの困難な関係性から、北朝鮮政府からの冷ややかな反応、そして、トランプ大統領が脅しとも取れるコメントを添えながら、鉄およびアルミニウム製品への関税の強化の対象から日本を除外しないことを明らかにするなど、安倍首相が前述の取り組みを進めるには深刻な障害がある、とサミュエルズ氏は指摘している。

「自分の友人であり、ナイスガイでもある安倍首相らと会談を行うが、彼らの笑顔を見ることは少ないだろう」とトランプ大統領は発言した。「そしてその笑顔は、『米国からこれほど長い間恩恵を受けていたことが信じられない』という意味だ。そしてその日々は終わりを迎える」

―以下省略―

 

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