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隠れ自民党を排除して、反安倍政治・野党勢力の結集が必要である !
日本の支配者の謀略とは ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/05/08より抜粋・転載)
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1)〜6)は前回投稿済みです。以下はその続きです。
7)消費税増税凍結を提示する場合、安倍首相
の本音は、単なる選挙対策である !
安倍首相の本音は、単なる選挙対策である。
日本の主権者多数は安倍政治を終焉させたいと考えている。
安倍政治は日本の主権者多数に利益を付与していない。
第2次安倍内閣発足後の6年半の経済パフォーマンスは最悪である。
8)安倍政治によって、大企業の利益は増加
したが、労働者の実質賃金が5 %も減少した !
大企業の利益は増加したが、労働者の実質賃金が5%も減少した。
格差は拡大するばかりであり、生活苦にあえぐ主権者が激増の一途を辿っている。
この現状を踏まえれば、2019 年・政治決戦によって、政治の流れを変えることが必要である。
そのためには、安倍政治に対峙する勢力が明確な政策公約を明示して、この旗を掲げて選挙を戦うことが必要だ。その政策の旗とは、原発稼働停止、消費税減税、最低賃金全国一律時給・1500 円実現だ。政策を明示して主権者に連帯を呼びかけるのだ。
党派の結合が大事なのではなく、安倍政治に対峙する政策の明示が重要であり、その政策の旗の下に主権者が結集することが重要だ。
9)野党共闘が呼びかけられているが、党利党略
が優先して、まとまりを欠いている !
ところが、野党勢力の足並みが乱れている。
野党共闘が呼びかけられているが、党利党略が優先してまとまりを欠いている。
野党共闘の中核を担うのは立憲民主党、国民民主党、日本共産党である。
立憲民主党と国民民主党はかつての民主党、民進党が分離、分裂したものである。
日本共産党は、安倍政治に対峙する政策路線を鮮明に示している。
10 )隠れ自民党を排除して、反安倍政治
・野党勢力の結集が必要である !
安倍政治に対峙するには、野党勢力の結集が必要であるが、問題は野党勢力のなかに「隠れ与党勢力」が潜んでいることなのだ。2009 年に誕生した鳩山由紀夫内閣が破壊された。
その根本原因がどこにあったのか。
このことを見つめることなしに、日本政治刷新の未来は広がらない。
鳩山内閣が破壊された主因は、当時の民主党内部に「隠れ与党勢力」が潜んでいたことにある。
この「隠れ与党勢力」が鳩山内閣を政権の内部から破壊したのである。
鳩山内閣は、日本政治を根底から刷新する、潜在力を秘めた政権だった。
―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
「日本の支配者」は、対米・大資本隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指している !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2017/09/04より抜粋・転載)
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1)野党再編が論議の焦点は、「保保二大勢力体制」
か、それとも「保革二大勢力体制」かである !
野党再編が論議の対象になるが、焦点は、「保保二大勢力体制」か、それとも「保革二大勢力体制」
かということになる。「保保」というのは、現在の自公政権の基本政策と類似した、基本政策を掲げる政治勢力が、自公勢力と類似した規模に、拡大する状況である。
米国の共和・民主二大政党体制と類似した政治状況である。
2)「日本の支配者」は、「保保二大勢力体制」を
目指しているが、「保革二大勢力体制」を構築しない
と、安倍政治の刷新はできない !
「日本の支配者」(=悪徳ペンタゴンの巨大資本・米国CIA)が、目指しているのが、この政治状況=「保保二大勢力体制」である。*公明党は1998 年以前は、反自民党・改革政党だったが、1999 年から大変節して自民党従属・自公連立の政党になった。
これに対して「保革」は、現在の自公政権が示す、基本政策方針と対峙する、基本政策方針を明示する政治勢力が、二大政党体制の一翼を担う体制である。
かつての英国の保守党・労働党の二大政党体制が、ひとつの類型である。
3)鳩山政権は、自公政権の基本政策路線と、
明確に対峙する政策方針を、明示した !
日本では、2009年に、鳩山由紀夫民主党が、政権を樹立した。
鳩山政権は、既存の政権の基本政策路線と、明確に対峙する政策方針を、明示した。
その基本政策方針の転換とは、対米隷属 VS 対米自立、官僚支配 VS 官僚利権廃絶、大資本支配 VS 大資本支配排除というものだった。
この基本路線転換を象徴する具体的な政策提言が、普天間基地の県外・国外移設方針、官僚天下りの根絶、企業団体献金の全面禁止の三つであった。
1948年に、芦田内閣が破壊されて以来、初めて樹立された、本格的な革新政権が、この鳩山政権であった。
4)対米自立、・官僚利権廃絶・大資本支配排除を
目指した、鳩山政権を、「日本の支配者」は破壊した !
「日本の支配者」が、本格的な「革新政権」をいかに恐れているのかは、鳩山政権の命運をたどれば、鮮明に浮かび上がる。鳩山政権を誕生させた主役は、小沢一郎氏と鳩山友紀夫氏(名前表記を首相辞任後に変更)の二人である。
この二人の盟友に対して「日本の支配者」が苛烈で卑劣な人物破壊工作を仕掛けたことは周知の事実である。小沢一郎氏に対する攻撃は、2006 年4月に、小沢一郎氏が、民主党代表に就任した時点から、本格化した。
「日本の支配者」は、なぜ、これほどまでに小沢−鳩山民主党を警戒したのか。
5)小沢一郎氏・鳩山由起夫氏が主導する政治は、
日本の既得権政治を、根底から改革する可能性大だった !
その理由は単純明快である。
この小沢−鳩山・二人が主導する政治が、日本の既得権政治を、根底から破壊=改革する惧れが高かったからだ。「日本の支配者」は、小沢−鳩山民主党を破壊するための、激しい人物破壊工作等活動を展開するとともに、これと並行して、「害のない」もうひとつの政治勢力を構築するための工作活動を展開してきた。
これが、いわゆる「第三極」と称された、新政治勢力創出の試みである。結論を急ぐ。
6)「日本の支配者」は、対米隷属体制を 固定化するため、人物破壊工作と
「保保二大政党体制」構築を目指した !
「日本の支配者」は、自公と類似した政策方針を示す、もうひとつの政治勢力を創出しようとしているが、これは、対米隷属・日本の体制を固定化するためのものである。
日本の主権者の多数が、「安倍政治を許さない !」との判断を保持する以上、二大勢力の一翼を担う政治勢力を、「革新勢力」にする必要がある。
この「革新勢力」が、政権を奪還して初めて、日本政治の刷新が実現する。
安倍政治刷新のためには、「保保二大政党体制」ではなく、「保革二大政党体制」を目指すことが不可欠である。
7)反安倍政治・「革新勢力」が、政権を奪還して
初めて、日本政治の刷新が実現する !
これが、当面の野党再編論議で、認識しておくべき、最重要事項である。
「日本の支配者」と表記してきたが、具体的に言えば、米国を支配する、巨大資本のことである。
米国政治、米国政府を支配しているのも、この巨大資本である。
この「支配者」が、米国の政治経済金融制度を構築した。
政治制度における、共和・民主両党による二大政党体制は、どちらに転んでも、巨大資本の利益が損なわれない制度であり、事実上、政治路線は、固定されている。
8)「保保二大政党体制」が構築されれば、
「二党独裁制」になってしまう !
9)「日本の支配者」の実行部隊の中核を担って
きたのが、米国・CIAである !
10 )「人物破壊工作」・隠れ自民党つくり等、
すべてが、CIAによる工作である !
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