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政治の暴走を防ぐには、直接民主主義が重要である !
自民党体制・自公体制の原発利権複合体とは ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/03/18より抜粋・転載)
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1)女川原発2号機・再稼働の是非を問う
県民投票条例案を、自民、公明で否決 !
宮城県議会は、3月15日の本会議で、東北電力女川原発2号機(石巻市、女川町)の再稼働の是非を問う県民投票条例案を、自民、公明両党会派などの反対多数で否決した。
条例案は、県民投票を目指す、仙台市の市民団体「みんなで決める会」が、地方自治法に基づき直接請求した。
集めた有効署名は、約11万1700人で、必要となる有権者数の約3倍となった。
本会議で自民、公明会派はそれぞれ、「賛成か反対かの2択では、多様な県民の意思を表せない」などと反対した。
2)多々良哲代表:県民の意思を示す
ための運動は、今後も続けたい !
否決を受け、みんなで決める会の多々良哲代表は「とても残念だが、県民の意思を示すための運動は、今後も続けたい」と話した。
これは、時事通信社が配信した「県民投票条例案を否決=女川原発の再稼働めぐり−宮城県議会」
https://bit.ly/2ucJQcj:を転載したものである。
3月2日のオールジャパン総決起集会、「2019年・政治決戦必勝 !総決起集会
ガーベラ革命で共生社会を実現しよう」:https://bit.ly/2NFlQaCでは、第3部「地方から政治を変える」で、2017年の宮城県知事選に、立候補された、「みんなで決める会」代表の多々良哲(たたら・さとし)氏が、「原発再稼働阻止に向けての宮城県の取り組み」をテーマに講演された。
3)多々良氏:女川原発2号機再稼働阻止に
向けての宮城県の取り組みについて報告 !
多々良氏は、総決起集会で、女川(おながわ)原発2号機再稼働阻止に向けての宮城県の取り組みについて報告された。
この再稼働の是非を問う県民投票条例の制定を求め、住民直接請求運動を起こされた。
「地方自治法第74条に基づいて有権者の50分の1の署名を添え知事に提出すると、住民が自ら作った条例案を直接議会に提出できる。3万9000人の署名を、2カ月間で集めなければならず、ハードルの高いものだった」と振り返った。
結果は、法定数の約3倍の11万1743人分を集め、2月21日、県議会に提案された。
4)多々良氏:草の根民主主義が慣例や前例主義
で動く議会の予定調和を次々と打ち破った !
多々良氏は、「草の根民主主義が慣例や前例主義で動く議会の予定調和を次々と打ち破った」と吐露された。
この条例案が3月14日に集中審議され、15日に採択されたのだが、自民、公明両党会派などの反対多数がこの条例案を否決した。
3月14日の審議について、河北新報は、「<女川再稼働>住民投票、「全県リスク高い」「政治参加の手段」、審議白熱5時間に 宮城県議会連合審査会」、の見出しで詳報した。
「総務企画、環境生活農林水産の両委員会の議員らが、住民投票の在り方や選択肢などについて持論を展開。審議時間は、約5時間に上った。」
5)女川原発の地元と他の地域が、
同一条件で投票することを疑問視した !
「女川原発がある、立地自治体の選出議員は、地元と他の地域が、同一条件で投票することを疑問視した。
自民党・県民会議の本木忠一氏は「立地自治体は原発と共存してきた。他の自治体とは温度差がある」と指摘した。」
「同会派の畠山和純氏も「被災地最大の課題である、産業を維持する上で、原発再稼働は、大きな問題。(住民投票について)立地自治体の意思を聞かず、県全体で実施することは、リスクが高い」と主張した。」
「住民投票の実現を訴える野党会派は、実施に消極的な与党議員の意見や執行部の説明に対して攻勢を強めた。
6)住民投票は、間接民主主義を補完し、
住民の政治参加の手段としても意義がある !
みやぎ県民の声の藤原範典氏は、「住民投票は、間接民主主義を補完し、住民の政治参加の手段としても意義がある」と強調した。
社民党県議団の熊谷義彦氏は、「福島の原発事故で、今も苦しんでいる人たちの、痛みや苦しみを受け止め、しっかりと議論を尽くすべきだ」と求め、結論ありきの審議に、くぎを刺した。」
審議では、住民投票の選択肢が、二択とされたことも、論議の対象になった。
―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
T 独裁者より怖い、自民党・自公体制下の原発利権複合体 !
(kasakoblog.exblog.jp/い: 2011年 12月 20日より抜粋・転載)
★東電・原発メーカー・経団連・マスコミ・官僚・政治家・学者が、
一体となり、原発利権に群がっている !
独裁者よりはるかに恐ろしいのは、個人が見えない組織だ。
2011年は、金正日、カダフィ、ビンラディンの3人が死んだ。
(ビンラディンは“独裁者”といえるかは微妙だが)サダムフセインもアメリカに殺された。
憎い独裁者のせいで悪政が行われ、そいつさえぶっ殺せば、もしくはそいつさえ政権から引きずり降ろせば、社会がよくなるというのは幸せな国家だろう。
★最も恐ろしいのは、特定の悪玉がいない組織による悪政だ !
もっとも恐ろしいのは、特定の悪玉がいない、「組織による悪政」だ。
東電・原発メーカー・経団連・マスコミ・官僚・政治家・学者が、一体となり、原発利権の甘い汁を吸い続け、事故が起きてもなお、国民の安全をないがしろにして、自らの利益保持のためにとんでもないイカサマを行っている。
★原発利権で利益を獲得するシステムとルールに従って、罪の意識
も悪の意識もなく生きている原発マフィアのメンバー !
東電も原発メーカーも経団連もマスコミも、官僚も政治家も学者も、みんながみんな一人で“善なる”行為ができないよう、どんなに国民の安全が危険にさらされようが、自分たちの組織の利益が最大化することだけをもとに、組織に属する個人が、単なる部品として、それぞれの役目を果しているに過ぎない。だからそこに所属する人に、罪の意識も悪の意識もない。
U 原子力村の元住民:内藤千百里の告白,
関西電力が歴代首相に永年献金していた事実,総括原価方式のからくり
(blog.livedoor.jp/: 2014年07月28日より抜粋・転載)
本日〔2011年7月28日〕『朝日新聞』朝刊の1面と2面にトップ記事として出た「関西電力による政治家(歴代首相)への企業献金問題」をとりあげ,考えてみたい。
@「関〔西〕電〔力〕,歴代首相に年2000万円 計7人,〔19〕72年から18年献金 内藤〔千百里〕元副社長が証言」(『朝日新聞』2014年7月28日朝刊1面)
関西電力で政界工作を長年担った内藤千百里(ちもり)元副社長(91歳)が、朝日新聞の取材に応じ,少なくとも、1972年から18年間,在任中の歴代首相7人に「盆暮れに、1千万円ずつ献金してきた」と証言した。
政界全体に配った資金は年間数億円に上ったという。原発政策の推進や電力会社の発展が目的で,「原資はすべて電気料金だった」と語った。多額の電力マネーを政権中枢に流しこんできた歴史を当事者が実名で明らかにした。(▼2面=連載「関電の裏面史」独白 ← これは後段にとりあげる)
内藤氏が献金したと『朝日新聞』2014年7月28日朝刊に、内藤千百里氏の証言した、7人は,田中角栄,三木武夫,福田赳夫,大平正芳,鈴木善幸,中曽根康弘,竹下 登の各元首相(中曽根氏以外は故人)。
内藤氏は、1947年に京都大学経済学部を卒業し,関電前身の関西配電に入社。1962年に芦原(あしはら)義重社長(故人)の秘書になり,政財界とのパイプ役を約30年務めた。関電の原発依存度は、震災前は5割を超え業界でも高く,原発導入を円滑に進めるには政界工作が重要だったという。
内藤氏は、2013年12月から今〔2014〕年7月にかけて69時間取材に応じ,2011年3月の東京電力福島第1原発の事故について「政府の対応はけしからん」「長年築いてきた政・官・電力の関係に問題があった」と指摘したうえ,多額の政治献金を電気料金で賄ってきた関電の歴史を詳細に語った。
さらに「関電には芦原さんが直接,総理大臣や党の実力者に配る資金があった。トップシークレットだった」と証言。首相や自民党有力者らに毎年2回,盆暮れのあいさつと称して各200万〜1千万円の現金を運ぶ慣行があったと明かし,授受の様子や政治家の反応を細かく語った。
当時は政治家個人への企業献金は法律で禁止されていないが,電力各社は1974年,「政治献金分まで電気料金を支払いたくない」という世論を受けて企業献金の廃止を宣言。内藤氏は当時の業界は「そんなことをでき来るわけがない。政治家を敵に回したらなにも動かない」という雰囲気だったとし,その後も政治献金を水面下で続けたと証言した。
『朝日新聞』2014年7月28日朝刊3内藤千百里
献金の理由は「一に電力の安泰。二に国家の繁栄」とし,「天下国家のために渡すカネで,具体的な目的があったわけではない。許認可権を握られている電力会社にとって権力に対する一つの立ち居振る舞いだった。漢方薬のように時間をかけて効果が出ることを期待していた」と強調した。
関電広報室は「承知していない」と取材に答えた。
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