http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/1161.html
Tweet |
異例の名古屋市市長選、愛知県知事選、名古屋市議会解散の是非を問う住民投票というトリプル選挙の結果は、投票前の情勢通り河村・大村側の大勝利という結果になった。この選挙のスローガンとなったのは市民税の減税だ。
減税と聞くと、市民にとっては払う税金が減って良く思えるが、その分市税収が減り住民サービスへの投資が減るということと同義なのだ。河村市長は議員報酬をカットすることで捻出するなどの提案があるが、減った税収分を議員報酬のカットだけで賄えるかどうかは大いに疑問だ。
来月にも行われる市議会選挙は、河村市長側の候補者の多くが当選するだろう。だが、良く考えてほしい。議会というのは様々な主義主張の集まる人が一同に会し、議論に議論を重ねて極力全員の主義主張を盛り込んだ内容にする場ではないだろうか。どちらかに偏った意見の人が過半数を集めるのは、話し合いの余地すらないままに条例が決まってしまうことにならないだろうか。
先にも取り上げたが、減税することによって全てが良い方向に運ぶなんてことはあり得ない。減税によって苦しむ人が必ず現れるのだ。市に委託されて公共事業をしている建設業者などは、予算の編成次第では十分に影響を受けるだろう。仕事を失う可能性も十分に考えられる。
自分たちだけが良ければそれでよいのか。見ず知らずの他人の仕事を奪ってしまう可能性を含んでまでも、自らの懐を温めるのが是なのか。今一度、考える必要があるのではなかろうか。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
- 投稿可能になりました。本番投稿をお願いします。 管理人さん 2011/2/07 21:55:30
(0)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > ペンネーム登録待ち板6掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。