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「安倍外交は失敗、小泉進次郎は徒党を組め」
元自民党副総裁・山崎拓氏の進言 ! (下)
自公政治家・NHK等が隠ぺい・誤魔化す、安倍首相の深層・真相は ?
(news.yahoo.co.jp:2018年10/22(月) 7:35 より抜粋・転載)
◆安倍 3 選は「終わりの始まり」
◆選挙の公認権をもつ党執行部に従う議員たち
◆YKKはそれぞれが政権の座を狙っていた !
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
――安倍首相の次の世代というと、石破さん、岸田さん、それに山崎さん直系の石原派の石原伸晃さん、そして谷垣グループの中谷元さんなどがいます。
山崎氏:この世代にいったんはバトンタッチされるでしょうね。
その4人は同じ1957年生まれで、以前、私が定期的に会合を持つように勧めたことがあります。生まれ月も春夏秋冬に分かれていて、肝胆相照らす関係になるかと期待したんですが……、まったくダメでした。
YKKのような関係にはならなかったね。私たちの場合は、それぞれが政権の座をうかがって、時の田中角栄金権政治に対抗したわけです。彼らには、そういう対抗意識がないですね。
――どうして対抗しなかったんでしょうか。
山崎氏:もともとそういう資質がなかったんでしょう。なによりも権力闘争の経験が足りない。
政治家人生というのは、権力闘争に揉まれる運命にあるんですよ。ただ温室でじっと座ってヌクヌクと太っていくのではダメだ。4人のなかで、なぜかその闘争心があるのは石破さんです。
◆小泉進次郎が化けるといい !
――となると、「ポスト安倍」候補の筆頭は?
山崎氏:さきの4人に可能性があるとしても、全員が天下を取れるわけではない。ただ、後進が育っていないから、2人はなれるかもしれませんね。
そろそろ次の局面に入っていくでしょう。安倍政権が「終わりの始まり」に入ったわけだから、岸田さんも動き始めるでしょう。そうでないならば、同じ派閥の林(芳正・参院議員)さんなどに派閥の長を交代するべきです。
あとは、小泉進次郎がどうなるか、ということですね。
――小泉進次郎さんは、世論の人気も高いです。
山崎氏:彼が化けるといいですがね。今回の総裁選では少し勢いが欠けました。
――今回の総裁選で進次郎さんは、投開票日の議員投票直前というギリギリのタイミングで、石破さんに投票することを表明しました。
山崎氏:彼が今回もっと能動的に動けば、存在価値が上がったと思います。骨太な政治家のイメージを出せた。
でも、最後にひとこと言っただけ。あれでは流れをつくれない。ここまで「昇り龍」だったけど、これで足踏みです。
――父親の小泉元首相を彷彿とさせる部分はありますか?
山崎氏:個人的な付き合いはありませんが、少なくとも顔は……似ている。
ただ、父親の小泉はとにかく自己主張がすごい。進次郎はそこまでの我の強さはないと思う。
背後霊のように純一郎の存在があって、イメージや人気を借りているというか、そういう面があると思います。ポピュリズムの時代だから、その意味では時流に合っていると思うんですけどね。
――どうすれば、「化ける」んでしょうか。
山崎氏:「YKK」のように、徒党を組むことが必要だと思いますね。横並びの同世代で。彼と一緒に人気を博したいという、ある程度の力を持った者がいるはずですよ。頭もよくて行動力もあるような者がね。
◆安倍政治は外交・安保ともに失敗だ !
――ポピュリズムの時代ということですが、そう言われ始めたのは小泉政権のときでした。山崎さんは当時、自民党の幹事長、副総裁として政権を支える立場でしたが、いまの安倍政権と小泉政権は何が違うんでしょうか。
山崎氏:ぜんぜん違います。小泉は一挙手一投足、計算しつくされた動きで世論にアピールしていました。そして、小泉は5年半で自分から進んで首相を退陣しました。みんながもっとやってくれと言ったのに、いや、やらない、と。彼の出処進退は潔かった。
翻って、安倍さんには出処進退の潔さがまったくない。権力は長期化すれば必ず腐敗します。なのに、彼が「長期政権」というレガシーを残そうとしているのが、非常に気に障ります。
安倍政権で何をやったのかというと、実はなにもない。レガシー・ゼロです。たまたま彼が日銀の大胆な金融緩和政策をアベノミクスと称して株価高という一時的な成功を収めたというだけのことです。
――その安倍政権6年弱の成果について、どう評価していますか。
山崎氏:外交、安保ともに評価はしていません。安倍首相は外遊で点数稼ぎをしているように見えますが、実際は対米、対ロ、対中、対朝(北朝鮮)すべて失敗でしょう。
いくらトランプ米大統領と仲がよくても、アメリカ第一主義のトランプ大統領は何も譲歩しない。
ロシアのプーチン大統領とも22回も首脳会談をやって、何の成果があったのか。9月には、プーチン大統領が領土解決より前の日ロ平和条約の締結を提案しましたが、北方領土の返還なしに結んだら、それはつまり北方領土放棄です。
対中国だって、いまは米中貿易摩擦の影響で中国が日本にすり寄ってきているだけで、中国は習近平政権が続く限り、すぐにまた豹変しますよ。
あとは対朝ですが、安倍首相は口では日朝首脳会談をやると言っていますが、本心ではその機会が訪れることを恐れていると思いますよ。北朝鮮の金正恩は若いけれども、同じ坊ちゃん育ちの安倍首相は人を恐れるので、対等にはやれないでしょう。
――恐れているのは、なぜでしょうか。
山崎氏:首脳会談が実現しても不首尾に終わるからです。安倍首相が言い続けているのは、拉致問題の完全解決。それを政権の最重要課題と位置づけてきましたが、ここまで何も成果は上げていません。それで首脳会談をしてもいい結論が出なければ、大きなマイナスになります。
安保政策では、2015年9月に安全保障関連法を成立させた。あれは問題が出てくると思います。これまでせっかく専守防衛で一人も殺さず、一人も死なずに来ましたが、安保法制のせいで、自衛隊が中東などで武力行使させられる可能性も出てきた。そうなれば必ず死者が出ます。
問題は、国連の決議に基づかない有志連合などへの後方支援が簡単にできるようになってしまったことです。集団安全保障で自衛隊の派遣を行うならば、必ず国連決議を経ないといけない。日本の外交三原則の1つは国連中心主義ですから。国会審議では集団的自衛権の解釈のことばかりでしたが、これは大きな問題ですよ。
◆後世の政治を活力あるものにするために発言
ここのところ山崎氏は、安倍政権の長期化や、外交・安保政策などについて批判的な発言を繰り返している。総裁選でも、石破氏の立候補をいち早く支持し、街頭演説にも駆け付けた。こうした山崎氏のスタンスには、党内から困惑の声が出るほどだ。インタビューの最後に、なぜこうした発言を続けているのかその真意を聞いた。
――こうして政治について積極的に意見を発信しているのは、なぜですか?
山崎氏:後世の政治が活力を取り戻すことを願っているだけです。
いま大阪の大和大学で特任教授をしていて、学生たちにこう言っているんですよ。君たちが100歳まで生きれば21世紀末になる。そのころには少子高齢化が進んでいるし、米中対立も深刻化しているかもしれない。日本が滅びてしまう可能性だってある。だからしっかりしろ、と。
学生と接して思うのは、後進の育成の大切さです。私はあと5年か10年かは生きていると思うので、その間にできるだけ役に立とうと思っているだけです。
――盟友の息子、進次郎さんにYKKの思想を託そうという思いはないんですか。
山崎氏:おそらく進次郎のほうで望まないでしょう。その点では、「俺は俺だ」という気持ちがあると思いますよ。あの血統はそうですから。そこは親子でとても似ていますね。
鈴木毅(すずき・つよし)
1972年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒、同大学院政策・メディア研究科修了後、朝日新聞社に入社。「週刊朝日」副編集長、「AERA」副編集長、朝日新聞経済部などを経て、2016年12月に株式会社POWER NEWSを設立。
(参考資料)
『報ステ』古舘伊知郎が最後の反撃 !
ドイツ取材で緊急事態条項の危険性、
安倍首相とヒットラーの類似点を示唆 !
(biz-journal.jpい:2016.03.19より抜粋・転載)
◆特集は、合法的独裁を狙う、安倍自民党・改憲草案
・「緊急事態条項」だった !
☆ヒトラーは、合法的に独裁を実現している !
☆ヒトラーの「国家緊急権」が、安倍自民党の
「緊急事態条項」とそっくりだ !
☆緊急事態宣言は、国会の承認が必要だが事後でもいいので、
独裁は、事後承認でやりたい放題できる !
☆改憲(実は大改悪)人類普遍の権利でさえ「最大限尊重」
(厳守ではない)程度の扱いになる !
☆衆参で3 分の2 以上の議席になれば、安倍首相は、
ヒトラーのように独裁にひた走る !
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