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中韓等が批判する、靖国神社問題を分かりやすく整理してみる !(上)
自公政治家・NHK等が誤魔化す、安倍内閣の真相は ?
(www.izumo-murasakino.jpより抜粋・転載)
何かと話題になる靖国神社について、何が問題なのか、そもそも靖国神社とは何なのかよくわからないという声があります。そこで一神主の立場から語ってみます。
◆靖国神社はいつできたのか ?
明治二年(1869)に明治天皇の思し召しによって創建されました。そして明治十二年に靖国神社に改称され、別格官幣社となりました。神社は国家の宗祠ということで靖国神社も国家管理されていましたが、第二次世界大戦後、GHQの命令により一宗教法人となりました。
◆靖国神社のご祭神は ?
明治維新の際の殉難者と明治以降の戦争において戦い没した御霊がお祀りされていています。その数約246万6千柱。
基本的には軍人をお祀りするものですが、その他軍属(軍隊に所属しているが軍人ではない人、例えば通訳や従軍僧侶など)、一緒に戦ってなくなった官吏、警官、民間人などもお祀りされています。
女性もいます。看護婦やひめゆり部隊などです。朝鮮人、台湾人についても日本人として軍隊で戦った人や軍属として働いて戦没した人たちがお祀りされています。
反対に全くお祀りされていないのは自衛官です。これは第二次大戦までの死者に限定しているからです。
合祀の基準はだいたいのものはありますが、はっきりと線引きをされているわけではありません。「正規の軍人が、戦争中に、戦闘行為に置いて、はっきりとわかる形で、戦死した」というのなら確実ですが、現実にはそうでないことが多々あります。
◆なぜ神道式なのか ?
日本人の死者に対するお祀りは仏式なのになぜ靖国神社という形で神式なのか、と疑問に思われる方がいるかもしれません。
明治維新の原動力には黒船がやってきた以降の外国の脅威に対抗しなければならないという危機感に加え、尊皇思想の広まりということがありました。
そこで神道に対する関心が非常に高まっていたのです。皇室のご先祖のお祀りも江戸時代は仏式で行ってきましたが、明治維新の際に神道式に切り替えられました。
その流れで国家祭祀として靖国神社という神式で行うことになりました。
◆神道における死後の世界
出雲大社のご祭神である大国主大神は幽冥(かくりよ)つまり死後の世界の神さまでもあるので、出雲大社/出雲大社教では神式の葬儀や先祖のお祀りを熱心に行っています。
そこでここは筆者がもっとも熱心に主張したい話ですが、人間は死後、霊魂は幽冥に行きそこで神となって子孫を見守る、というのが基本的な神道の考え方です。
そして現世の子孫が熱心にお祀りをすることでご先祖様は幽世で楽しく暮らすことが出来、またそれによって神としての力を増すことになり、現世の子孫をさらに護ることになります。
気づかれたかと思いますが、これは日本の仏式の先祖供養の考え方と同じものです。
仏教思想によるものではなく、仏教伝来以前からの日本人の思想なのでしょう。
日本人の思想で言うともう一つ大事なのが「不幸な死に方をした御霊は通常より手厚くお祀りしなければならない」ということです。
これはそのような御霊がお祀りをされないと荒ぶ霊となって現世に災いを及ぼす、ということもありますし、また、あの世では幸せに暮らして欲しいという人々の素直な気持ちの現れであるのです。
◆政治の問題となってしまった靖国神社
靖国神社の問題は単に宗教上の問題だけでなく、政治の問題、それも国内政治だけでなく国際政治、外交の問題にまでなってしまっているところがあります。
それでは、靖国神社の何が問題となっているのか、大きく3つにまとめてみます
(1)侵略戦争の象徴でもあり、これを認めると軍国主義の復活に繋がる。
(2)政教分離に違反する。
(3)外国(中国と韓国)が批判している。
◆「顕彰」「追悼」「慰霊」
また、この靖国神社の問題を語る上で重要な言葉が3つあります。「顕彰」「追悼」「慰霊」ですが、これらの言葉の意味をまとめますと、以下のようになります。
「顕彰」:功績などを世間に知らせ、表彰すること
「追悼」:死者をしのんで、いたみ悲しむこと
「慰霊」:死者の霊魂をなぐさめること
先述の通り、日本においては不幸な死に方をした人は手厚くお祀りしないといけない、という思想があります。戦没者の祀りについてはこの3つを組み合わせる形になります。
亡くなられた方を追悼し、国のために頑張って頂いたことを顕彰し、みたまさまが安らかにお鎮まり頂くよう慰霊する、これを一通りしないと、日本人はどうしても気が収まらないところがあります。
例えば未だに戦死者の遺骨を回収していますが、あれも慰霊の一環だと考えないと、行動自体が理解できないと思われます。
◆軍国主義が復活する ?
第二次世界大戦の日本の戦争が侵略戦争であったかどうかというのは、いろいろ意見があるところだと思います。
良かったとか悪かったとかは主観の問題ですからさておいて、とにかく間違いない事実なのは「負けた」ということです。
負けたからいろいろ言われるわけで、もし勝っていたら何の問題でもなかったことでしょう。
靖国問題が盛り上がった時期が何度かありました。中曽根首相の時に書かれた左翼系の人達の本を読むと、靖国参拝によって、自民党政権は軍国主義の復活を目指しているのだ、と厳しく非難していました。
しかし、それから20年以上自民党政権が続きましたが、戦前のような軍国主義は復活しませんでした。
ですから、最近の反靖国の人達の批判では侵略戦争賛美だという批判はありますが、軍国主義が復活する、という主張はあまり言われなくなりました。
◆政教分離に違反する?
次に出てきたのは政教分離についてです。
敗戦によって、靖国神社も他の神社と同じく一宗教法人となりました。ですから、国と靖国神社との関係をどうするか、というのは難しいところで、敗戦直後から様々な議論はありました。
ただ、国家のために戦って亡くなった人のためのものですから、まったく国との関係がなくなる、というわけにはいきませんでしたし、総理大臣の参拝も吉田茂首相からずっと行われてきました。
しかし、小泉首相の参拝の際に、反靖国の人達による「首相の参拝は政教分離違反だ」という裁判が多数起こされました。
結果はすべて棄却されましたが、政教分離という言葉に引きずられて、厳格に区別すべきと思っている人も多いようです。
そこで、改めて政教分離について考えてみましょう。
そもそも政教分離という言葉も西洋からの輸入です。
中世のヨーロッパは王ではなくキリスト教の教会が人々を支配していました。
あまりにも強かった教会の力を奪って絶対王政、そして国民国家となっていくわけですが、教会の力が復活されては困るので、政治と教会は分離すべき、ということになったのです。
政治と宗教の分離と言うより、政治と教会との分離なのです。現にイギリスなどはキリスト教が国教になっていますし、ドイツなどではキリスト教民主同盟のようなキリスト教を標榜する政党があるくらいです。
◆厳格な政教分離など無理
厳格に政教分離をしてみようとすると、いろいろと困ることが起こります。
有名なのは私立大学への補助です。宗教系の私立大学が多数ありますが、宗教家養成コースも持っているところがほとんどです。
また、特定の宗教の授業の単位が全学部の学生に必須になっている大学もあります。厳密に政教分離と言いだしたら、これらの大学への私学補助は明らかに違憲になるでしょう。
また、例えば食事の前に「いただきます」というのは宗教だという批判があったらどうでしょうか。ある宗教の人が「うちは、そんな事は、しません。
ですから公立学校で、みんなで唱えるのは、宗教の押しつけであって、政教分離違反ですからやめて下さい。」と言いだしたとすると、これも本当に厳密に適用すれば憲法違反になりかねません。
これを見ればわかりますが、そもそも宗教と習俗、慣習、伝統、常識といったものを区別するのはなかなか難しいのです。
なお、イギリスなどは戦没者に敬意を払うのには寺院でキリスト教式で行っています。
靖国神社と国が何らかの関わりを持つことは、その歴史そして日本人の習俗から言えば当然の事なのです。
なお、現在の司法判断ではその内容によって特定の宗教への援助促進でなければよいという「目的効果基準」が通例となっています。
つまり程度の問題だ、ということです。
―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
安倍内閣の8 割は、極右・「日本会議議連」に所属だ !
(www.nikkan-gendai.com:2014年12月30日より抜粋・転載)
「政治とカネ」「SMバー」……。疑惑とスキャンダルにまみれた問題閣僚を再任した安倍首相。国民をバカにしている証拠だ。
しかし、所詮は「極右」のお友達内閣である。マトモに機能しないだろう。
安倍内閣の8割は、極右・「日本会議議連」に所属だ !
何しろ、安倍首相を筆頭に19人の閣僚中、15人が「日本会議議連」に所属しているのだ。
※補足説明: 小林名誉教授が言うように、日本会議に属する人たちの「共通する思い」が、明治憲法下の「日本に戻したい」ということだとするなら、現閣僚の大半の本音は、戦前の大日本帝国の再来を望んでいることになる。
☆その後の安倍内閣も4分の3は、「日本会議議連」に所属している。
★日本会議は、愛国心教育や改憲を目指す、日本最大の右翼組織 !
日本会議は、愛国心教育や改憲、「自虐史観」の是正、戦後レジームからの脱却――などを掲げる日本最大の右翼組織。
議連に所属していないのは公明党の太田国交相、宮沢経産相、上川法相、西川農相の4人だけだ。
中道主義・平和・大衆福祉・人間主義の公明党の本来理念と
真逆の安倍自民党と1999年以降、反自民党・改革政党から大変質して、
仲良しになる不可思議 !
1999 年以降、公明党の理念は、看板のみで、実は、ペテン師か ?
高市総務相はヒトラーを崇拝するネオナチ団体「国家社会主義日本労働者党」の代表と仲良く記念写真に納まり、山谷国家公安委員長も、ヘイトスピーチを繰り返している「在特会」の幹部とツーショット写真を撮っている。
同じにおいがするのだろう。安倍内閣の閣僚の周辺には有象無象が集まっている。
さすがに、先進諸国は、安倍政権に強い警戒感を持ち始めている。
総選挙後、ドイツ国営放送は「安倍首相は国家主義的な目標を立法化するための勢力を得ようとしている」と懸念を示した。
★世界中が右翼政権である安倍内閣の動向に注目 !
そもそも、いまの閣僚は、2014年9月の内閣改造の時、支持率アップのために女性を増やし、ライバルだった石破茂氏を取り込む目的で選んだ面々だ。
ご都合主義の人事で成果を出せるわけがない。
「何もできなかった内閣の顔触れがそのまま続くのだから、何かできるはずがない。
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