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巨大資本勢力は、類似した、二大政党体制を構築する事を狙っている !
巨大資本勢力の謀略とは ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/08/11より抜粋・転載)
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1)自民党の絶対投票率は、2017年は、17.9%であり、2014年は、17.4%だった !
2)自公の絶対投票率は、2017年は、24.6%であり、2014年は、24.6%だった !
3)絶対得票率で考えれば、安倍自公の存立基盤は、盤石ではない !
4)自民党側は、候補者を1人に絞り、反自公の勢力を分断する事を実行している !
5)隠れ自民党を見破って、反安倍政治の
「共産党と共闘する勢力」を構築する事が重要だ !
6)自公側の謀略を見破り、反安倍政治の
「共産党と共闘する勢力」を構築する事が不可欠だ !
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
7)反安倍政治の野党と国民が大同団結しなければ、政治刷新はできない !
このやりかたの方が、政権交代を実現させることだけを考えれば、近道であるかも知れない。
しかし、現在の自公勢力と大差のない、もう一つの自公勢力が構築され。政権交代が実現しても、政治の刷新を、期待できない。
米国への従属、官僚による行政・立法の支配、大資本による政治支配という基本構造を変えられぬどころか、この構造が半永久に永続してしまうこ
とになるだろう。
8)対米隷属・政官業癒着の政治体制を刷新しなければ、
民主政治・国民のための政治に改革できない !
日本政治を支配してきた勢力は、実はこの図式の確立を目指しているのだ。
国民民主党の玉木代表は、安倍自公政治に対峙するのでなく、安倍自公政治と「うまくやる」ことを目指しているようである。
玉木氏が目指している方向性は、安倍自公に対峙する政治の確立ではなく、自民党内における宏池会系の勢力との合流であるように見える。
米国においては、共和党と民主党が二大政党体制を確立しており、どちらの勢力が政権を担う、あるいは、議会を支配しても、大きな変化が生じない。
9)巨大資本勢力は、類似した、二大政党体制を構築する事を狙っている !
米国を支配する巨大資本にとって、これほど都合のよいシステムはない。
日本を支配しているのも、米国を支配している、巨大資本勢力であり、この勢力は、日本においても、米国と類似した、二つの自公的政治勢力による、二大政党体制構築を目指しているのだと思われる。
日本の主権者の圧倒的多数が、米国への従属、官僚による行政・立法の支配、大資本による政治支配、を「是」とするなら、このような二大政党体制の確立が正しい選択だと言える。
10)安倍政治を刷新するためには、自公対反自公による、
二大政党体制でなければならない !
しかし、日本の主権者多数が、上記の構造を「否」と考え、米国からの自立、官僚支配構造の打破、
大資本による政治支配の打破、を望ましいと考えるなら、日本における二大政党体制は、自公 と 第二自公 による二大政党体制でなく、自公 対 反自公 による二大政党体制でなければならないということになる。
11)政治刷新のため、「共産党を含む、反自公勢力の結集」
をなんとしても実現しなければならない !
このことを踏まえ、沖縄県知事選、参院選、衆院選に向けて、「共産党を含む反安倍自公勢力の結集」
をなんとしても実現しなければならない。
これを確立しなければ、日本政治の刷新は実現しない。
逆に、これを確立できれば、日本政治刷新の道が大きく開けるはずである。
既存の政党がこれをやり切らないなら、オールジャパン平和と共生が先導しなければならないと考える。
(参考資料)
隠れ自民党の野党に訣別し、市民運動で政治を刷新すべきだ !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/06/29より抜粋・転載)
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1)野党の中に隠れ自民党を潜ませる事が、
政権刷新を阻止するための中核戦術である !
2)隠れ自民党を見破って、反安倍政治の国民と
野党が団結する事が重要である !
3)自公維新が強行採決した、「定額残業させ放題プラン」
は、過労死を増大させる可能性大だ !
4)過労死を防ぐ、勤務間インタ―バル規制は、提案もされていない !
5)「高度プロフェッショナル制度」では、残業が実質的に無制限になる !
6)本質である、労働法制の改変は、大資本の
労働コストを圧縮する事が目的だ !
7)TPPも大資本の利益を極大化するための
枠組みだが、ペテン師手法で国民を騙す !
8)悪法を制定する際に、国民民主党がその制定に力
を貸した事は、隠れ自民党の証明である !
こうした悪法を制定する際に、国民民主党がその制定に力を貸した事実を重く受け止めるべきである。
政権を刷新するためには、安倍政治に反対する勢力が大同団結することが必要だが、安倍政治に賛同する勢力を含めることは正しくない。
既存の政党が、反安倍政治勢力の結集に本気で取り組まないなら、主権者が新しい政治運動を手掛けてゆくしかないだろう。
イタリアでもメキシコでも、主権者の新しい「運動」が、政治刷新の起爆剤になっている。
9)国民が主導して、反安倍政治の改革勢力を構築すべきである !
日本でも、市民による「政治運動」を本格化させるべき時機が到来している。
政権交代可能な野党の再編については二つの考え方がある。
自公と類似したもう一つの勢力を編成して、この二つの勢力によって政権交代を実現しようとするものだ。自民党には岸信介氏の流れを汲む「清和政策研究会」と池田隼人氏の流れを汲む「宏池会」という二つの流派が存在してきた。
「清和会」がタカ派で、「宏池会」がリベラル、ハト派だとされてきた。
しかし、どちらも本質は共通している。
10)自民党の派閥の共通点は、米国・官僚・大資本
による日本支配の基本構造を維持する事だ !
その本質とは、米国・官僚・大資本による日本支配の基本構造を維持することだ。
「米官業による日本支配の構造を維持する」という大枠のなかで、いわばニュアンスの違いによって流派を二つに分けてきたものである。
米官業による支配の構造を維持しようとする勢力は、この体制確立を望んでいる。
「タカ派」的な勢力が強くなりすぎて、また、その支配が長期に及べば、その政権を根底から刷新しようとする民衆の要請が拡大し、エネルギーが蓄積される。
11)米官業による日本支配の構造を固定化するために、
「保保二大勢力体制」を狙っている !
その結果として、米官業による日本支配の構造そのものが破壊されてしまうリスクが拡大する。
これを回避するために、あえて、「米官業による日本支配構造」維持を望む勢力を、二つの勢力に分けて、この二大勢力による、政権交代が実現する状況を、生み出そうと考えるのだ。
米国の共和党、民主党の二大政党体制は、まさにこれである。
どちらに転んでも、巨大資本が米国を支配する基本構造は揺るがない。
日本でいま目論まれている野党勢力の再編のひとつの考え方がこれだ。
12)維新・希望・国民民主党は、日本の支配者が狙う、「隠れ自民党」である !
自民党宏池会的な勢力をひとつにまとめて、これを、政権交代を担う一翼に発展させる。
「維新」は無論のこと、「希望の党」や「国民民主党」も明らかにこの方向を狙っているのだと思われる。要するに、日本政治を「自公」と「第二自公」による二大政党体制に移行させようとしているのだ。これに対して、もう一つの考え方がある。
それは、現在の「米官業による日本支配」構造そのものを刷新することを目指す勢力が結集して、政権奪取を目指すというものだ。よりドラスティックな変革が実現する。
13)鳩山由紀夫政権のように、「米官業による日本支配」
構造を刷新する事を目指す勢力を結集すべきだ !
2009年に誕生した、鳩山由紀夫政権は、この方向を目指す政権であった。
だからこそ、既得権勢力が死に物狂いの抵抗、攻撃を行い、この意義深い政権を破壊したのである。
米国による日本支配、官僚による日本支配、そして大資本による日本支配の構造を打破し、主権者国民が自ら日本を支配する体制を構築する。これを目指したのが鳩山由紀夫政権であった。
14)隠れ自民党を除外して、反安倍政治の改革勢力を構築して
、政権交代すべきである !
この立場に立てば、これから推進するべき野党勢力の結集は、「安倍政治に抗する主権者と政治勢力」の結集でなければならない。自公政治を容認する勢力を除外して、「安倍政治に抗する」勢力の大同団結を求めるべきである。
それが、「愛・夢・希望の市民政権」樹立である。
夢物語のように思う人が、多いだろうが、現代世界の現実は、これが夢物語ではないことを示している。韓国でも民衆が立ち上がり政権を刷新した。
15)韓国・欧米のように、日本も、反既得権益勢力を構築して、
政治刷新するべきである !
16)隠れ自民党・政治家の正体を見破り、
政治刷新の政治家・国民が団結すべきだ !
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