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立憲民主党と国民民主党、主導権争いが過熱 ! =尾を引く民進党分裂のしこり !
日本の支配者の謀略への識者の主張は ?
(https://www.jiji.com:2018/06/30-16:40より抜粋・転載)
野党の国会対応をめぐる立憲民主、国民民主両党の主導権争いが過熱している。党の基本路線の違いに加え、旧民進党分裂の過程で生じた、感情的なしこりが、今も尾を引いているためだ。
来年夏の参院選に向けた、候補者調整作業も進んでおらず、両者の関係は、野党共闘全体に影を落としている。
「先だって枝野さんから電話をもらった。国会運営に異論があったのだと思うが、十分にこちらが話す前に切られた」。国民の大塚耕平共同代表は、6月28日の記者会見で、立憲の枝野幸男代表との22日の電話の様子を暴露し、不満をあらわにした。
22日は、参院で自民、国民民主両党が、会期延長後の国会正常化で合意した日である。
枝野氏は、参院野党第1党の国民民主党に苦情を伝えたとみられる。これに対し、枝野氏は、29日の会見で「非公式に話したことを相手の了解なく話すべきではない」と応酬した。
◆立憲民主党は、旧希望の党への合流を拒まれた、
民進党のリベラル系議員らで旗揚げされた !
立憲民主党は、昨年10月、小池百合子東京都知事が立ち上げた、旧希望の党への合流を拒まれた、民進党のリベラル系議員らで旗揚げされた。
立憲民主党内には、「排除の論理」で、つまはじきにされたことへの、遺恨が残る。
背水の陣で臨んだ、昨年の衆院選で、安倍政権との対決姿勢を打ち出し、勢力を拡大したことへの自負ものぞく。国会対応では、対決路線を維持している。
支持率が1%程度と低迷する国民民主党を「消えてなくなる運命だ」(立憲幹部)と突き放す。
◆国民民主党には、立憲民主党側が、
民進参院議員を引き抜いたことへの、不信感がある !
一方、民進に残った、参院議員らと旧希望で、5月に発足した国民民主党の方も、この過程で、立憲民主党側が、民進参院議員を引き抜いたことへの、不信感が消えていない。
国会では、立憲民主党との差別化を図ろうと、「対決より解決」を掲げ、「働き方改革」関連法採決を容認した。立憲民主党の解任決議案提出に、加わらなかった。
「偏った野党では、政権に近づけない。ずっと野党でいる気ならどうぞ」。国民民主党幹部は、立憲民主党をこう皮肉る。
こうした状況のため、来夏の参院選の結果を左右する、改選数1の「1人区」の候補者調整は、手つかずのままだ。改選数2以上の「複数区」には、どちらも候補を立てる方針で、他の野党からは「参院選で、両者の優劣がはっきりするまで争いは、続くのではないか」と、長期化を懸念する声も漏れている。
(参考資料)
隠れ自民党の野党に訣別し、市民運動で政治を刷新すべきだ !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/06/29より抜粋・転載)
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1)野党の中に隠れ自民党を潜ませる事が、
政権刷新を阻止するための中核戦術である !
安倍内閣が、働かせ方改悪関連法とTPP関連法を強行制定した。
この過程で、国民民主党は、働かせ方改悪法制定強行をアシストする行動を示した。
野党のなかに「隠れ与党」が潜んでいる。
これが敵陣営(既得権益勢力)の政権刷新を阻止するための中核戦術である。
2)隠れ自民党を見破って、反安倍政治の国民と
野党が団結する事が重要である !
日本政治刷新を目指す主権者と政治勢力は、「隠れ与党」勢力と決別するべきである。
働かせ方改悪法の核心は、「過労死容認」と「定額残業させ放題プラン」拡大である。
過労死水準の長時間残業が、法律によって容認される。
「過労死促進法案」と呼ばれる所以である。
3)自公維新が強行採決した、「定額残業させ放題プラン」
は、過労死を増大させる可能性大だ !
4)過労死を防ぐ、勤務間インタ―バル規制は、提案もされていない !
5)「高度プロフェッショナル制度」では、残業が実質的に無制限になる !
6)本質である、労働法制の改変は、大資本の
労働コストを圧縮する事が目的だ !
労働法制の改変は、大資本の労働コストを圧縮することを目的としている。
それをそのまま表現すれば国民が反発する。そこで、言い回しだけを耳に聞こえが良いように変えて提示しているのである。安倍内閣が得意とするペテン・詐欺的手法である。
「戦争法制」を「平和安全法制」と言い換えた。「共謀罪」を「テロ等準備罪」と言い換えた。「セクハラ」を「言葉遊び」と言い換えた。そして、「働かせ方改悪」を「働き方改革」と言い換えている。
7)TPPも大資本の利益を極大化するための
枠組みだが、ペテン師手法で国民を騙す !
TPPも大資本の利益を極大化するための枠組みである。
日本の農業、公的保険医療、食の安全が破壊される。
生協や労働組合、共済組合などの組合活動も破壊されることになるだろう。
そして、このTPPが労働者の所得と身分の安定を破壊する原動力になる。
8)悪法を制定する際に、国民民主党がその制定に力
を貸した事は、隠れ自民党の証明である !
こうした悪法を制定する際に、国民民主党がその制定に力を貸した事実を重く受け止めるべきである。
政権を刷新するためには、安倍政治に反対する勢力が大同団結することが必要だが、安倍政治に賛同する勢力を含めることは正しくない。既存の政党が、反安倍政治勢力の結集に本気で取り組まないなら、主権者が新しい政治運動を手掛けてゆくしかないだろう。イタリアでもメキシコでも、主権者の新しい「運動」が、政治刷新の起爆剤になっている。
9)国民が主導して、反安倍政治の改革勢力
を構築すべきである !
日本でも、市民による「政治運動」を本格化させるべき時機が到来している。
政権交代可能な野党の再編については二つの考え方がある。
自公と類似したもう一つの勢力を編成して、この二つの勢力によって政権交代を実現しようとするものだ。自民党には岸信介氏の流れを汲む「清和政策研究会」と池田隼人氏の流れを汲む「宏池会」という二つの流派が存在してきた。「清和会」がタカ派で、「宏池会」がリベラル、ハト派だとされてきた。しかし、どちらも本質は共通している。
10)自民党の派閥の共通点は、米国・官僚・大資本
による日本支配の基本構造を維持する事だ !
その本質とは、米国・官僚・大資本による日本支配の基本構造を維持することだ。
「米官業による日本支配の構造を維持する」という大枠のなかで、いわばニュアンスの違いによって流派を二つに分けてきたものである。米官業による支配の構造を維持しようとする勢力は、この体制確立を望んでいる。
「タカ派」的な勢力が強くなりすぎて、また、その支配が長期に及べば、その政権を根底から刷新しようとする民衆の要請が拡大し、エネルギーが蓄積される。
11)米官業による日本支配の構造を固定化するために、
「保保二大勢力体制」を狙っている !
その結果として、米官業による日本支配の構造そのものが破壊されてしまうリスクが拡大する。
これを回避するために、あえて、「米官業による日本支配構造」維持を望む勢力を、二つの勢力に分けて、この二大勢力による、政権交代が実現する状況を、生み出そうと考えるのだ。
米国の共和党、民主党の二大政党体制は、まさにこれである。
どちらに転んでも、巨大資本が米国を支配する基本構造は揺るがない。
日本でいま目論まれている野党勢力の再編のひとつの考え方がこれだ。
12)維新・希望・国民民主党は、日本の支配者が狙う、
「隠れ自民党」である !
自民党宏池会的な勢力をひとつにまとめて、これを、政権交代を担う一翼に発展させる。
「維新」は無論のこと、「希望の党」や「国民民主党」も明らかにこの方向を狙っているのだと思われる。要するに、日本政治を「自公」と「第二自公」による二大政党体制に移行させようとしているのだ。これに対して、もう一つの考え方がある。
それは、現在の「米官業による日本支配」構造そのものを刷新することを目指す勢力が結集して、政権奪取を目指すというものだ。よりドラスティックな変革が実現する。
13)鳩山由紀夫政権のように、「米官業による日本支配」
構造を刷新する事を目指す勢力を結集すべきだ !
14)隠れ自民党を除外して、反安倍政治の改革勢力
を構築して、政権交代すべきである !
15)韓国・欧米のように、日本も、反既得権益勢力
を構築して、政治刷新するべきである !
16)隠れ自民党・政治家の正体を見破り、政治刷新
の政治家・国民が団結すべきだ !
多くの主権者が、野党の中心に位置してきた民主党、旧民進党に期待を寄せてきたが、この勢力は「鵺(ぬえ)」であり、結局煮え切らない。
煮え切らないどころか、自公に接近する行動を強めている。
現状を踏まえれば「愛・夢・希望の市民政権樹立」を求める主権者が「市民運動」として国政選挙の候補者擁立に踏み出すべきであるのではないか。
この運動を大きく広げることにより、日本政治の図式を一変させることができるだろう。
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